チェッカー・なし・ゴー! GO! | 宮崎 文明のRetail Business BUZZのブログ

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SuperMarketMan, Store Tours GO!

 

チェッカー・なし・ゴーAmazon GO

Super “Market”Man, Store Tours GO!。Amazon GOは、cashierless でGOするテクノロジーだけではない。独自のマーケティング/マーチャンダイジング、つまり“商売”も優れている。写真は9月17日(撮影は10月17日)にオープンしたシカゴの店だが、シアトルの店を調査したBrickMeetsCrickの報告によると、1平方フィート当たり2,700ドル売上と推定。1ドル110円として、坪当たり年間1,060万7,143円と高生産性。年間在庫回転50回と推定。商品投下資本も高回転。ビジネス街の人通りの多い立地としても、大変効率の良い店。客のピークは12時からと、朝の8時台。やはり、昼食と朝食、買ってすぐ食べる、のむ、使う、コンビニエンス。
これだけの高効率は、商品が良いから、と思う。今トレンディな、健康や味、テイスト、そして話題の素材、今までのコンビニ品揃え、テイクアウトのファストフードに満足していないAmazonプライム会員が潜在的に求めている“コンビニ”をマーチャンダイジングしている。店内製造のサラダ、サンドイッチ、ベジホール(野菜と雑穀の丼)やTofu Banh Mi(ベトナム風トーフと野菜、魚醤ドレッシング・サンドイッチ)。野菜を食べよう、自然穀類をとれ、植物由来の蛋白を・・・・そしてフレッシュ・美味しい、今トレンドな品々。商品のパッケージもカメラで捉え、その品は何か、買ったか買わないのかを識別しやすくしてある、見栄えのする容器、商品識別用のドットを印字した読み取りタグ(バーコードではない)。だから生産性が高い。客はこういうコトを求めているというマーケティングと、それにピッタリの商品を創り売るマーチャンダイジングの力だ。テクノロジーだけではない。しかし、補充頻度が大変。品切れもある。
効率は良いが、しかし、投資額も大きい。ハイ・テクノロジーへの莫大な投資。顔認証、商品認証、センサー、カメラ、機械学習、AI、この仕組みが、インストア・アルゴリズムを精緻にした。

駅の自動改札のような機会にスマホをかざして入店。AmazonGoアプリをダウンロードした客のみ入店できる。
個々の買い物客の行動を追跡する視覚的に捉えて機械学習して買った買わないをつかみ、買った商品を精算してチェックアウトなしで店から出る。仕組みは客の目に見えないところにある。店内各所に数百の超小型カメラが取り付けてある、棚にはセンサー取りつけてある。商品には識別する特別のICチップなどはつけていない、その品のみをカメラで捉えて識別する、映像認識と機械学習・AIで動く。自分の袋に入れるか店内に置いてある袋に入れて店を出る。
商品を棚から手に取ったのを映像認識して“仮想買い物カゴ”を計算、棚に戻した時点で仮想買い物カゴから戻す。ポケットの中に入れても、コートの下に隠しても、カメラとセンサーがそれを追っている。
店内各所に数百の超小型カメラが取り付けてある、棚にはセンサー取りつけてある。商品には識別する特別のICチップなどはつけていない、その品のみをカメラで捉えて識別する、映像認識と機械学習・AIで動くから。
しかし、各個人の顔から何から何まで、個人が捉えられている。一つの巨大企業がこの仕組み確立し、基盤を築き、いろんな所に適応したら、それそそれは、とても恐ろしいことだ。
 
アマゾン・ブックス
Super “Market”Man, Store Tours。続いてGO!。Amazon Books。本が好きな人の、本を楽しむスタイルの店。オンラインで購入した人の評価☆や感想が出ている。各種Amazonのデバイスも試してみることができる。読者の評価と販売実績、そして従業員の“目利き”で品揃えを選んでいる。
 
女の子が“座り読み”、男の子が“Kindle e-book”を見て、お母さんは料理の本を・・・・。客は店内をゆっくり見ながら、探検、探索、座り読み。買ってもオンラインで注文してもよい。ネットだリアル店舗だ、ではなく、本を楽しむマーチャンダイジング。7200平方フィート(202坪)と小さい店だが、楽しめる。