◆節電・節水

東京電力では地域ごとに3時間ずつ電力供給を止める「輪番停電」が実施されることになり、経済産業省により経団連にも電力使用の抑制が要請されています。

個人でも「被災地の人々が寒さに耐えているなか暖房を使うことはできない」「電気や水道を使うと罪悪感を感じる」など精神衛生上の理由で地震発生以来節電・節水をしている人は多いかと思われますが、それは無駄でも焼け石に水でもなく今すぐに個人レベルでできることで実際に被災地の人々の助けとなる方法かもしれません。1人1kwh(洗濯機を2~3回運転する程度)でも1000万人なら1000万kwh。福島第一原子力発電所の1号機(電気出力46 万kw)約22時間分の電気量となります。

◆募金

1人100円でも1億人が寄付すれば100億円、1万円を1000万人が寄付すれば1000億円。募金を装った詐欺に注意し、義援金が確実に被災地へ届くよう、信頼できる団体を通じて送りたいものです。募金手段の吟味にはGoogleサイトに作られている以下のまとめサイトが便利です。

募金情報まとめ - 平成23年東北地方太平洋沖地震
http://sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin

現在はまだ、日本赤十字社で直接の義援金の受付は開始していません。なお、日本赤十字社(http://www.jrc.or.jp/ )のサイトはアクセスが集中し12日にはサーバが落ちていたようなので、具体的な目的がない人はアクセスを控えた方がよいかもしれません。

※注:日本赤十字社の義援金の受付は開始されました

〈義援金について〉
 このたびの義援金につきましては、関係機関と調整中ですので、ご案内できる段階になりましたら、日本赤十字社のホームページ等でご案内させていただきます。
 なお、原則として個人の方からの物品の寄贈は受け付けておりませんので、ご了承ください。
〈ボランティアについて〉
 ボランティア活動へのご協力のお申し出につきましては、現在、被害状況の把握に努めているところですので、現時点ではご案内できる情報はありません。
 ご案内ができる段階になりましたら、日本赤十字社のホームページ等でお知らせする予定です。

日本国外にいるという人は、アメリカなら携帯で90999へ、カナダなら30333へ「REDCROSS」とSMSを送ることで10ドルを赤十字へ寄付でき、80888へ「JAPAN」または「QUAKE」と送ることでSalvation Army(救世軍)へ10ドルを寄付することができます。ニューヨーク・ヤンキースも10万ドルの寄付を赤十字と救世軍へ半分ずつに分けているように、やはり赤十字と救世軍は信頼があるようです。

また、Amazon.comのアカウントを持っているという人は金額を指定してアメリカ赤十字への寄付が非常に簡単にできるようになっています。
iTunesでもアメリカ赤十字へ寄付できるようになったようです。


◆献血

たとえ実際に自分の血液が誰かに輸血されることがなくても、常に新鮮な血液が豊富に用意されていることが重要。ただし、これまで献血をしたことがない人がいきなり行っても体調や体重、旅行歴などにより献血できないということもあります。混雑が予想される献血ルームで職員の手をわずらわせないよう、献血について何も知らない状態でいきなり行くのは避けるべき。来週献血してもその血は助けとなるはずです。

すでに献血手帳を持っていてほぼ確実に献血できるという人も、不足状況や献血ルームの混雑状況を事前に調べ、献血ルームを混雑させないようにしましょう。

以上。