小・中校生のときだったか

姉が友人より借りてきていた宝塚のビデオ

(女子校では必ず宝塚ファンがいるものだ)

月組公演の「華麗なるギャッツビー」

確か天海祐樹だったと思う

(涼風真世かな?久世星佳だったかな?)

(ワタシの好みから言うと、やっぱり天海祐希だった気もする)

特に宝塚の熱いファンっていうわけではないけど

姉が借りてくるビデオで

天海祐希の男役のかっこよさには当時ちょっとハマった

さてさて

「華麗なるギャッツビー」の内容はあんまり覚えてないいけど

とってもかっこよくて よく出来た舞台だった


映画の「華麗なるギャッツビー」はロバート・レッドフォードの1974年のが有名だが

最近2007年にリメイク版が出た

どうせならってんで

どっちも観てみた


「華麗なるギャッツビー」(1974年)★★☆☆☆

NY郊外のロングアイランドに住むニックは、近所の豪邸で夜毎パーティを開くなど派手な生活をしている謎の富豪、ギャツビーと知り合う

ニックはやはり近所に住む大金持ちであるトム・ブキャナンの妻デイジーをギャツビーに紹介するが

実はギャツビーとデイジーは第一次大戦中に愛を誓い合った仲だった

しかしギャツビーがフランスの戦場に行った間に、デイジーはブキャナンと結婚

それでもギャツビーは彼女を忘れられず・・・

(WOWOWオンラインより)


シェイ・ギャッツビー役のロバート・レッドフォードがとても上品

さすが昔のブラピ的なポジションでいた不動のイケメン

デイジー・キャラウェイ役のミア・ファロー

ワガママお嬢様って感じが出てるっ

ディジーが娘にいい聞かせる言葉

「女はキレイなおばかさんがいいのよ」

(そうなのかな~?)

(そうなのかも?)

(そりゃ、優雅な世界で生きていればそうななのかもしれないけどね・・・)

若い頃に2人の関係が濃密だったことが分かるシーンが少なくて

あまり伝わってこない

しかし

感情と気分で愛したり迷ったりするデイジー

お金持ちの身勝手さ

お嬢さん育ちのナチュラルなワガママ

そしてそのむごさがよく出ていて切なくさせられる

衣裳や建物が豪華

若かりしロバート・レッドフォードを観たい一本!



「華麗なるギャッツビー」(2007年)★☆☆☆☆

愛の世界がハイビジョンTV映画として甦る!

オリジナル版のミア・ファローのデイジー・ブキャナン役にはアカデミー助演女優賞受賞のミラ・ソルヴィノ(「誘惑のアフロディーテ」「ミミック」)

ロバート・レッドフォード/ジェイ・ギャツビー役には実力派俳優トビー・スティーブンス(「007ダイ アナザーデイ」)と、2人の大物俳優を主演に迎え

ハイビジョンで撮影されたハイクオリティーなTV映画版!2002年にNHK/BS/ハイビジョンにて放送され話題になった作品が、待望のDVD化!

旧作では描く事のなかったギャツビーとデイジーの初めての出会いのシーン、そして別れまでのシーン等多くの背景描写を加え、濃密かつ鮮烈な仕上がりに!

(WOWOWオンラインより)

映像はリメイクだけあってキレイだし新しい

こちらはギャッツビーのデイジーへの執着心が色濃く出ており

狂気に近い印象を受け

イケメンギャッツビーなのに

昔、愛し合った男性っていうより

“キモこわい・・・”

全体的に他の人たちとの人間関係のつながりもよく伝わらず

深みが足りないかも

手っ取り早く「華麗なるギャッツビー」の内容を知りたい時に観るにはいい一本!


う~ん

やっぱり映画の約2時間におさめるには圧倒的に時間が足りない

「今日は僕の30才の誕生日だ」

とか

「女はキレイなおばかさんがいいのよ」

とかが

あまりにも小説に忠実に大切なセリフを言いました~ってな感じで

とって付けたようなセリフが?(ハテナ)を生んで、変に気になってしまう

こうなっちゃうと

旧作でも新作でもなく

これは小説を読んだ方がいいんだろうな

(ちなみにワタシは読んだことはない)