今日は…
新暦「10月4日」 旧暦(陰暦)「8月18日」
季節は
02月・03月・04月「春」 05月・06月・07月「夏」
08月・09月・10月「秋」 11月・12月・01月「冬」
そして…
明日10月5日は「臥待月」です
\(^-^)/
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令和2年10月4日
「居待月」(いまちづき)

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*** ご案内【1】 ***
『和歌のお箸』の販売を近日中に開始いたします。
『ハレ』の柳箸と『ケ』の割り箸の
お箸袋に和歌を墨書したものです。
四季を愛で、日本の伝統文化に親しむ日常生活への
一助となれましたら幸いに存じます。(^-^ゞ
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和菓子『菊最中』
(和歌では、中秋の名月を「最中」とも言う)
千葉・御菓子司 麻布「菊園」製
*屋号「菊園」は、昭和天皇の侍従長 故入江相政氏が命名

永坂の 麓に生(お)ふる 菊一本(もと)
御苑(みその)の秋を 忘れずて咲け
侍従 相政

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今年の十五夜は、10月1日(朔日)だった。

旧暦(陰暦)8月15日が、
今年の新暦では10月1日にあたるからだが、
五節句など他の年中行事は、
一般的に、新暦で行われている。

どうして「十五夜」だけ旧暦なのだろう。
本当に不思議だ。

月の形が理由だとも思えない。
なぜなら「十五夜」に、必ずしも
望月(満月)になるとは限らないからだ。

新暦3月3日の上巳(じょうし)の頃には
桃の花は寒くてまだ咲いていないし、

新暦7月7日の七夕(しちせき)の頃は
梅雨の真っ只中で
天の川など、星を愛でられるような
晴天は望めない。

にもかかわらず、
「十五夜」以外、今では殆ど
新暦で年中行事を行っている。

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私事で恐縮だが、拙宅では、
年中行事は原則
旧暦で行っている。

例外として、
6月晦日の「夏越の大祓」と、
12月大晦日の「年越の大祓」は
新暦を採用している。

理由は、行事内容の都合上、
神社様のご予定にお併せする他ないからだ。

またお正月は、世間様との関係上
新暦でお祝いし、
旧暦のお元日にもう一度、
家内で細やかなお正月を迎えている。

旧暦での年中行事には、
季節感が感じられ、私は
そのしみじみとした趣が好きだ。

それらの中には、
美しい大和言葉が
今もたくさん残っている。

観月、お月見ひとつをとってみても、

十五夜を待つから
「待宵」(まつよい)、
月が出るのをためらい、いざようから
「十六夜」(いざよい)、
月の出を立って待つから
「立待月」(たちまちづき)、
月の出が少し遅れ、座って待つから
「居待月」(いまちづき)、
月の出が遅く、寝て待つから
「寝待月」(ねまちづき)、
月が寝待月よりも遅く、更けて出るから
「更待月」(ふけまちづき)、

もう限(き)りがない程、
雅な美しい日本語がたくさんある。

「非日常」である年中行事や人生儀礼は
『ハレ(晴れ)』
「日常」は
『ケ(褻)』である。

そして、
このような『細やかな心の幸せ』を
『贅沢』と呼びたい。
ごきげんよう✨

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日本伝統芸道・文化のプラットフォーム
『有心亭』(うしんてい) 主宰
歌人 都月 拾翠 (みやつき しゅうすい)
Email: miyatsuki.shusui@gmail.com
Instagram: miyatsuki_shusui
都月拾翠のBlog『有心亭(Ushin-Tei)』(自作和歌を発信)
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《PROFILE》
■大和和歌(やまとうた) 歌人
■日本伝統芸道・宮中公家文化研究家
■『有心亭』(うしんてい) 主宰
■私淑する歌人:
 藤原定家 (平安時代末期~鎌倉時代初期)
■修業・修行・研究 FIELDS:
 歌道、茶道、華道、香道、書道、神道、有職故実、年中行事、礼儀、宮中公家文化、英国式ティー、ドレスコード(日本および西欧の元首クラス臨席を含む)、マナー、エチケットほか
■東京都在住

《ACTIVITIES》
【1】オーダーメイドの
『大和和歌(やまとうた)』の受注販売
Eメールにて(miyatsuki.shusui@gmail.com)お問い合わせの上、「和歌に詠み込みたい気持ち(内容)」お送り下さいませ。個々のリクエストに応じ、オリジナル『大和和歌(やまとうた)』を作歌いたします。その和歌を料紙、半紙、グリーティングカード等に墨書(毛筆)、額装等、各種ご相談承ります。

【2】『都月拾翠 宮中公家文化研究会』の
講話会:
●講話内容: 日本の伝統芸道、宮中公家文化、英国西欧の社交マナー等、ご要望に応じテーマを決めます
●場所: 東京都内各所 ●時間: 約1~2時間/回
●人数: 少人数(予約制)  ●次回予定: 未定
●開講記録
 ◇2020年(令和2年)度
 02月~10月 新型コロナウイルス禍に鑑み休講
 第13回「宮中公家のしきたりを踏襲した作法」
 第12回「王朝貴族の和歌」
 ◇2019年(平成31年・令和元年)度
 第11回「封筒と懐紙の使い方」
 第10回「和歌と王朝文化」
 第09回「美しい日本語」
 第08回「宮中席次」

 ◇2018年(平成30年)度
 第07回「日本の格~着物」
 第06回「西欧の格~宝石と衣装」
 第05回「御茶会 (茶道) 」
 第04回「英国式ティー」

 ◇2017年(平成29年)度
 第03回「神道」
 第02回「年中行事」
 第01回「日本伝統芸道」

【3】「自作和歌を書にした作品」の出品:
■2020年01月 「ギャラリー企画展」出品 於  鎌倉市
■2019年12月 「ギャラリー企画展」出品 於  鎌倉市
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日日是好日 (にちにちこれこうにち)
ごきげんよう
©️2020都月拾翠(Miyatsuki, Shusui)
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