菓子パン好きの新人
金曜日です。先週に引き続き、新人君の世話に手間が掛かって、今週も残業が続いた一週間となりました。
しかも、明日は土曜当番で出勤です。新人君にも土曜業務を覚えてもらわないと困るので、一緒に出勤します。
すごく真面目で人柄も悪くないのだけど、初出勤から早2週間、彼の持ってくるお昼は必ず“菓子パン”なんだよね。
市街地から遠く離れた海際で働く僕らは、僕のような弁当持参者以外は、仕出し弁当(350円×3種類)が基本ですが、
そこに新風を吹き込むが如く“菓子パン”で昼飯を済ますとは、恐るべし32歳。最初のうちは仕出し弁当を勧めたけど、
延々と“菓子パン”を持ってくるので、もしかしたら心底“菓子パン”を愛しているのかと思い、嫁さんに相談してみたら、
『その人、奥さんと子供もいるんでしょ?もしかしたら、お昼代:300円とか決まっているんじゃないの?』という返事が。
この答えには目から鱗でした。確かに、300円という縛りだったら仕出し弁当は注文できないし、菓子パンしかないか…。
とはいえ、知り会ってまだ日も浅い新人君に『昼飯代:300円とか決っているの?』とかズカズカと聞けるわけもなく、
やはり本日も“菓子パン”を食べる彼を目前に、もはや昼食の話題に触れるのはやめようと心に決めた次第です。
というわけで、意味もなく長くなりましたが、先週末~本日の記録を更新します。
それにしても暑いですね。昨日、無謀にも昼休みにテニスをしたら、予想以上に“汗だくだく”状態に陥りました。
真冬は男女合わせて6人でやっていた昼休みのテニスも、暑くなるにつれて段々と参加人数が減ってしまって、
今では運動部リーダーと僕の2人しかいません。つまり、休む間もなくマンツーマンで打ち続ける状況なのです。
さすがに昨日はしんどくて、今後の参加を見送ろうかと思いましたが、ちょうど都合よくリーダーが本日から夏休みで、
一週間ほど中断期間と決まったので、何とか安心しました。それだけ休めば、また運動をしたくなることでしょう。
でもね、脱落組がクーラーの効いた涼しい部屋で『UNO』を盛り上がっているのをみると、ちょっと心が揺れ動きます。
ワイワイ盛り上がっているのを横目に、灼熱の中へラケット片手に向かうのは、もはや修行僧に近い心境だよ。
昨日からは夏の甲子園も始まったけど、この暑さをものともしない球児の元気に、少しでもあやかりたいと思います。
①和心
先週末土曜日の夕食は隣駅にある和食屋さんにて嫁さんにご馳走してもらいました。家事を頑張ったご褒美です。
先々週はランチに伺ったばかりで、2週連続の訪問となりましたが、僕らはこのお店が市内で最も好きなだけに、
全然問題ないどころか、逆にもっと通いたいくらいの気持ちであります。来週の有休も、1人でランチに行く予定だしね。
今回も、お勧めメニューから気になる料理を片っ端から選んで、生ビール→日本酒(松盛:2合)と共に頂きました。
もちろん、どの料理も美味しかったのですが、その中でも今回は“海老はんぺん焼き”が感動的に美味しかったなぁ。
このお店は、自家製のポン酢が絶品なのですが、この料理には使わず、敢えて『酢醤油』を出してくるあたりがさすが。
僕だったら、きっと何も考えずに『自家製ポン酢』を出していたでしょう。そして、せっかくの料理を台無しにしていたはず。
やはり、そういったところまで気を配ることができるのが、プロの料理人なんだなぁと思いました。感服するしかない!
そして、〆はいつもの“おまかせ五貫握り”ではなく、お勧めメニューに載っていた“冷やし肉味噌坦々麺”を注文。
これがまた最高でした。“坦々麺”という言葉の響きから想像していたビジュアルとは対極の美しいシルエット、
濃淡のバランスが絶妙なスープと一緒に肉味噌と麺をかっこむと、思わず『美味いっ!!』と叫んでしまいましたよ。
来週のランチでメニューに載っていたら、また注文してしまいそうだ…。やはり、ここは最高のお店ですね。
●のどくろ姿塩焼き ●絶品!!冷やし肉味噌坦々麺
②映画
今回も4本の鑑賞!!2週続けて泊まり予定の月末に備えて、前半にスパートを賭けています。いいペースだ。
個人用の映画もHDD内に溜まってきているので、来週は有休日もあるし、このペースを維持して鑑賞していきますよ!
『フィッシュ・タンク』 2009年 イギリス/オランダ
学校や友人だけでなく、自堕落な母親や妹からも疎まれ、心惹かれた年上の男性は母親の新しい彼氏という、
やり場のない感情をもてあました貧民街に暮らす少女の葛藤を描いたドラマです。カンヌ映画祭審査員賞獲得作品。
ずば抜けて面白かったです。WOWOWの番組表では「年上男性との恋愛を描いた青春映画~」といった説明だったので、
さして期待もせず、暇つぶし程度の気持ちで観賞したのですが、開始3分で心を鷲掴みにされるほど惹き込まれました。
『トレイン・スポッティング』、『リトル・ダンサー』、『フルモンティ』、『ブラス』など、労働者階級を描いた数々の秀作に劣らず、
貧民街特有の鬱屈感をストレートすぎるほど明け透けに描いています。リアリティに満ちた力強さに、ただ圧倒されました。
もちろん、少女の恋愛に関しても大きく時間を割いてはいるのですが、あくまでもそれは副次的なものに過ぎなくて、
ぶつけようもなく押さえきれない少女の葛藤と怒りを、最初から最後まで延々と描き切っているところが素晴らしいですね。
これが甘ったるい青春映画ならば、悩みを共有できる親友がいたり、愛情のない母親も最終的には歩みよったり、
何かしらの“希望”を後半あたりに挿入することで、少女の抱えていた鬱屈感を肯定的に清算するところでしょうが、
そういった小手先の帳尻合わせが一切ありません。その代り、少女が新たな土地へ向かう旅立ちの朝を迎えた、
ラスト5分間があまりにも秀逸で、全ての“想い”を最小限の台詞で集約する描き方に、完全に打ちのめされました。
これだけ四方八方に飛ばした愛憎ドロドロの感情を、一体どうやってまとめるのだろうと途中から心配になりましたが、
まさか、ああいった描き方があるとは思いもしなかった。全てはこのシーンのために、前フリみたいなものかもな。
これが湿っぽい感傷的すぎるラストだったら台無しでしたが、自堕落な母親と生意気な妹の使い分けが満点でしたね。
字幕なしだと何を言っているのかさっぱり分からない訛りっぷりもよかったです。やっぱ、それじゃなきゃ雰囲気でない。
薄っぺらいヒューマン・ドラマが溢れる中、至極まっとうな作品だと思います。今年のベスト5は間違いし!!
総合点:96点
『ひまわり』 1970年 イタリア
第二次世界大戦によって、ソ連とイタリアにそれぞれ引き裂かれてしまった夫婦の哀しき運命を描いたドラマです。
『自転車泥棒』のヴィットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン主演など、イタリア映画界の才能が結集した作品です。
画面いっぱい地平線まで“ひまわり”で埋め尽くされた冒頭のシーンで、完全に心を掴まれてしまいました。
正直なところ、この1シーンだけでも観る価値が十分にあるのではないかと思います。それほどまでに見事です。
しかも、これだけ雄大な向日葵畑を目の当たりにすれば、普通ならば『肯定的』なイメージが沸いてくるはずなのに、
美しいながら、どこかしら陰鬱な旋律(音楽監督は『ティファニーで昼食を』のヘンリー・マンシーニ)と共に観ると、
咲き誇る向日葵と晴れ渡る青空が鮮やかなほど、胸の奥にグッと詰まるような哀しさを感じるところが何よりも秀逸です。
なぜ、これほどの向日葵畑を哀しく映す必要があるのか、、それはストーリーが進むにつれて明らかになるのですが、
まず初っ端に挨拶がてら、作品の全体像を紹介するかのような、この冒頭の向日葵畑のシーンには感銘を受けました。
ストーリーそのものは、確かに哀しみ溢れる物語ではありますが、それなりに想定内というか、唸るほどではありません。
それでも、向日葵畑に秘められた逸話を重ねることで、全体に奥行きを持たせることに成功していると思います。
とにかく、この作品はタイトル通り“ひまわり”に始まって“ひまわり”に終わる、これはぜひ鑑賞してもらいたいですね。
制作当時は冷戦真っ只中で、東側中枢であるソ連でロケを敢行する許可を得るのに大変な苦労をしたようです。
それでも、説得に説得を重ねて撮影にこぎつけたその執念、まさに脱帽としかいいようがないでしょう。お勧め。
総合点:90点
『イージー・ライダー』 1969年 アメリカ
麻薬取引で掴んだ大金を手に、バイクに乗ってアメリカを横断する逸脱者たちの旅路を描いたロード・ムービーです。
デニス・ホッパーが監督/脚本/主演を務めた、いわゆる“アメリカン・ニューシネマ”を代表する作品ですね。
映画好きでなくとも、一度くらいはどこかしらで耳にしたことのある有名な作品ですが、僕は今回が初鑑賞でした。
2~3回鑑賞している嫁さんが、せっかく放送するのだから観よう!ということで日曜日の午後に一緒に鑑賞しましたが、
正直、どうにもこうにもハマりませんでしたね。アメリカの雄大な自然を楽しむだけで、何とか踏ん張った感じです。
これはもちろん、この作品に問題があるのではなく、既存の体制に抗う個人の情感を描いたニューシネマの作品を、
観るべき年齢で観賞せず、ごくごく普通のサラリーマン生活にずっぷり浸かった30代半ばで観賞した、僕の責任です。
やはり、この類の作品は時代性が色濃く反映されるので、同時代的に鑑賞するか、もしくは同世代的に鑑賞するか、
この2パターン以外は捉えにくいですね。今回の僕は、公開から40年後に、中年で観賞したわけだから、そりゃダメだ。
それと同時に、こういった作風や登場人物に全く感情移入ができない自分に、少なからずガッカリするというか、
何だか四角ばった人間になったなぁと改めて自省しました。分からずとも、もっと柔軟に受け止める努力が必要ですね。
何にしろ、アメリカ国立フィルム簿に永久保存登録されるほど、アメリカの映画史には欠かせない作品です。
もうちょっと若いころ、せめて20代前半のころに鑑賞したかったです。なので、25歳以下の方にお勧めです。
総合点:70点
『天空の城 ラピュタ』 1986年 日本
放送と同時にツイートされた“パルス”の数が13万件を超えて世界新記録を樹立!なんて話題にもなりましたが、
このブログでも何回か紹介しているので、内容等々は割愛します。しかし、何度観ても面白いですね。まさに名作。
思えば、この作品に描かれている炭鉱街や人々の暮らしこそ、僕が人生で初めて外国を意識した瞬間かもしれません。
この作品を初めて鑑賞したのは、小学校2年生の夏休みに、学校の体育館で開かれた上映会だったんだよなぁ。
当時の記憶がハッキリと残っているくらい鮮烈な印象だったとことを振り返ると、本当にすごい作品だと改めて思います。
年代もあるとは思いますが、僕と嫁さんの中では『天空の城 ラピュタ』こそ、ジブリ作品の最高峰ですね。
総合点:95点
③記録としてのメモ
●番組
『ロンドンハーツ』 (先週放送分)
『マツコ&有吉の怒り新党』 (先週放送分)
『アメトーク』 (先週放送分)
『ゴットタン』
『ロンドンハーツ』
『吉田類の酒場放浪記 春日部・丸金』
『NHK連続テレビ小説 あまちゃん』 (先週放送分)
『アスリートの魂 一投にかける ヤンキース・黒田博樹』
『YUKI Live at RIJ 2012』
『くるり Live at RIJ 2012』
『奥田民生 Live at RIJ 2012』
●本
『萬翠荘物語 四国松山 ~フランス・ルネッサンス様式の美しい洋館に秘められた数々の歴史ドラマ~』 (完)
『死都ゴモラ 世界の裏側を支配する暗黒帝国』 (完)
『河東碧梧桐 子規を語る』 (途)
●惣菜
『海老チリ』
『鯖トマト煮』
『豚フィレと野菜の合わせ炒め』
『茄子、ししとう、ささみのオイスター炒め』
『切干大根』
『じゃがチーズ』
●献立
土昼: マグロ丼
土夜: 外食(和心)
日昼: 豚つけ汁そば スイカ
日夜: トマトとオクラのそうめん 枝豆
あー、疲れたな今日も。明日も出勤だから、適当に切り上げて19時には帰ろう。1杯飲んで帰るか悩むところです。
嫁さんも仕事帰りにSPA IASに寄って帰宅が遅くなるようだから、自宅でのんびり晩酌ってのも悪くはないなぁ。
今月は土曜出勤が2回あるため、来週と再来週に平日休みが1回ずつ取れるだけに、酒量が増えそうです。
今週の『ロンドンハーツ』で、深酒のために失敗を重ねた我が家:杉山が“断酒宣言”をさせられていましたが、
正直、僕も似たような系統なので、自戒しないといけませんね。今月は飲み会がけっこうあるから、気をつけなきゃ。
それではまた。



