後追い鹿児島旅行記 市内中心部編
後追い旅行記第二弾は、鹿児島市内中心部を紹介します。天文館、名山掘、駅前と、呑み処ばかりですけどね。
写真枚数も多くなるので、ちょいとボリュームがあるとは思いますが、最後までお付き合い下さい。
鹿児島市の中心部、いわゆる繁華街は『天文館』と呼ばれる一帯になります。鹿児島中央駅からは市電で10分程。
お隣の熊本もそうですが、城下町から発展した町というのは、今でも賑わっているのは駅前よりも城下町跡で、
九州新幹線の開通で鹿児島中央駅周辺もだいぶ賑わってはいますが、天文館と比べるとまだまだ差がありますね。
そしてこの『天文館』の夜の賑わいといったら想像以上でした。中州にはかないませんが、熊本より遥かに大きいです。
通りを埋める店々の数はもちろん、業態もバラエティ豊かで、酒呑みならば1人でも団体でも存分に楽しめるでしょう。
そのかわり、キャッチの黒服お兄さんの数も半端ではないので、酔っぱらった勢いで下手に捕まると危ないかも。
僕は事前によ~~~~く調べて見つけた焼酎スナックに連日通っていたので、天文館の相場はよくわかりませんが、
焼酎スナックが休みの日曜にキャッチのお兄さんと交渉して入ったキャバクラのようなスナックが1時間:5000円、
最終日の夜中に、居酒屋の常連さんから紹介されて入店したスナックが1時間:3000円と、だいぶ幅がありましたね。
ちなみに焼酎スナックは、いつも2時間くらい滞在しましたが、毎回3000円でした。この店は本当に最高だったな。
さすがにこの規模だと、飲食店も玉石混合といったところですが、下調べをしっかりとすれば問題ないと思います。
というわけで“昼間の天文館”と、陽が落ちてエンジンが掛り出した“夜の天文館”の写真でもどうぞ。
●両サイドのビルにびっしりと詰まった飲食店の数々。昼間は逆に静かです
●午前0時を過ぎても呑み客で活気溢れます
地元客や観光客で賑わう都会的な天文館のほかにも、市内には酒好きの心を掻き立てる飲み屋街が存在します。
周辺の大学生で賑わう“どんぐり横町”がある騎射場や、新幹線開通で盛り上がる中央駅前、そして屋台村など、
好みや気分に合わせて天文館以外でも十分に楽しめます。1泊の出張で中央駅付近宿泊なら、天文館は面倒だしね。
僕は選り好みが激しいので、どんぐり横町や中央駅前も一通り散策しましたが、結局は一軒も入らず終いでしたが、
特に中央駅前はそれなりに賑わっているし、飲み屋さんの数/種類もけっこう多いので、悪くはないと思いますよ。
やはり、基本は“飲んだあと歩いて宿泊先まで帰れる”ところがいいですよね。時間を気にせず飲めるしね。
そんな僕がお勧めする飲み屋街は、天文館から市電ですぐのところにある『名山堀』というエリアです。
戦後のドサクサを象徴する闇市として発展した名残を今なお濃厚に残す一画は、昼間でも独特の雰囲気があります。
飲み屋ばかりではなく、生活雑貨店や薬局、散髪屋など、現在も多くのお店が昔のままの姿で営業を続けているし、
細く伸びる長屋に挟まれた路地に入ると、まるでタイプスリップでもしたような錯覚に陥ること間違いなしですよ。
もちろん、飲み屋の明かりが点々と灯る夜の雰囲気もまた格別で、小さなお店が寄りそうように集まる一帯は、
市内のどのエリアよりもディープな酒好きが集まっていそうな、まさしく“正統派”の飲み屋街といった感じでした。
名山掘では、下の写真奥にみえる『きんすい』という小さな居酒屋に飛び込んでみましたが、最高に面白かったです。
地元の常連さんしか来ない小さなお店だけに、僕が入ったときも常連のお爺さんとママさんの2人だけしかいなくて、
それだけに、突然飛び込んできた僕のような若手なんて格好の“肴”なのでしょう、すぐに打ち解けて楽しく飲めました。
お礼と挨拶を兼ねて翌日最終夜にも顔を出したら、前夜のお爺さんはもちろん、他の常連さんたちが集まっていて、
飲めや食えやの大合唱の中、焼酎にお料理に散々ご馳走してもらって、最後には拍手で送り出してもらいました。
こういった昔ながら飲み屋街にある、常連さんばかりが集う小さなお店に飛び込むのは、なかなか勇気が必要ですが、
皆さん毎晩同じ面子で飲んでいるだけに、新規の飛び込み客は歓迎されることが多いです。『角打ち』もそうだしね。
こんな素晴らしい出会いがあるからこそ、一人旅は面白いんだよな。鹿児島に行ったら、名山堀へぜひ!!!
●名山堀 小さなお店が密集しています。一番奥にあるのがお世話になった『きんすい』
●同じ構図で夜にも1枚。やっぱり暗くなると雰囲気がでますね。
●名山堀 長屋の表側 昔ながらの散髪屋さんが並びます
●名山掘 上の写真の裏側はこうなっています。まさに昭和の雰囲気!

●長屋の奥にあるスナック地帯もディープすぎる雰囲気です
このまま中心部編を終わると、「飲み屋街しかないわけじゃねーぞ!」とブロクを見た市民から苦情が来そうなので、
天文館のアーケード内の様子や、市内散策中に見つけた“鹿児島っぽい”お店の写真など数点載せておきます。
まずはやはり、天文館アーケード街の中心、バスターミナルにもなっている鹿児島市の“顔”ともいえる『山形屋』から。
鹿児島にゆかりのない僕のような旅行者は『山形屋』を当然『やまがたや』と呼んでしまいますが、これは要注意!
正しくは『やま“か”たや』と呼びます。これはスナックでも居酒屋でも話のネタとなるので、ぜひ覚えておきましょう。
1750年代創業という老舗中の老舗。百貨店展開も明治中頃からと、まさに鹿児島のシンボルといえる百貨店です。
創業者が庄内出身といことが名前の由来なのですが、なぜ『やま“か”たや』と呼ばれるようになったかは諸説あり、
“読み方が訛ったため”とか“濁点がある名前は商売繁盛しないため”とか、様々に推測されているようです。
実際に僕が山形屋の“外商部三人衆”から、焼酎スナックにて色々と教えてもらったストーリーで面白かったのは、
品物を買い付ける際の自分たちだけに通じる“符牒”で『カタ』が使われていて(使い方も教えてもらったけど忘れた)、
それが自然と屋号にも呑み込まれていったのではないかというストーリーです。手の使い方とか、格好良かったなぁ。
山形屋も含め、天文館一帯のアーケードはかなり広いです。道も曲がりくねったりしていて、慣れないうちは迷うね。
それこそ様々なお店が集まっているので、暇つぶしにブラブラと歩くには最適だと思います。立ち飲み屋もあるよ。
アーケード内にはお土産屋さんも数多くありますが、定番の『さつま揚げ』には県民の皆さん一家言あるようで、
スナックや居酒屋で出会った誰もが口を揃えて、『アーケード内で適当に選んで買うのはダメ!』と言っていました。
実はこの旅行中、さつま揚げを口にすることはほとんどなかったのですけどね。でも、最終日1軒目の居酒屋で、
常連の中辻さん(スナックを紹介してくれた)からお裾分けしてもらった『飛魚の自家製さつま揚げ』は絶品でした。
こればかりは、いくら技術が進んでも現地でなければ味わうことができない代物でしょう。あー、懐かしいなぁ鹿児島。
●山形屋外観 重厚な建物からして存在感が違います
●アーケードは迷子になるくらい広いです。活気あるし、歩いていて飽きませんよ
●夕暮れの天文館 写真右手側のアーケード裏に、最初に紹介した繁華街があります。
●市電の線路には芝生が敷き詰められています。なかなか良いアイデアです。
というわけで、このあたりで『市内中心部編』を終わらせたいと思います。今回はわずか5泊6日の日程だったので、
天文館と名山掘しか楽しめず、『中心部編』と謳いながら、鹿児島中央駅前を紹介できないのが残念ではありますが、
その辺りは地元の呑兵衛ブロガーさんたちにお任せして、あくまでも僕自身が実体験したところでまとめておきます。
こうして振り返ると、料理もお酒も本当に美味しくて、楽しい飲み歩きができる町だなぁと思います鹿児島は。
1人旅をするなら博多よりも向いていると思いますよ。絶対にお勧めですね。
次回は枕崎編を予定しています。
それではまた。










