R30 | m-yazawaのブログ

R30

昨夜は大雨で雷もひどくて騒がしかったですね。
引っ越してきて思うのが、横浜(特に田舎の自宅近辺)は雨と風が強い。
おかげで去年の夏はほとんど冷房を使わずに済んでしまいました。
酷暑が予想される今年はそうもいかないだろうなぁ。春と秋の2季だけでいいのに。
昔は冬よりも夏のほうが好きだったのに、このごろは冬のほうがちょいとばかし好きです。
これって、大人になってナスの本当の美味しさが分かったとかと同じ文脈なのでしょうか。


①最近の音楽

今さらですが、『ROOKIES』の人気ってすごいですね。
青春・スポ根・友情・イケメン・ちょい悪と要素は完璧とはいえ、これほどまでヒットするとは。。
番宣だらけで、ドラマも映画も見ないうちに食傷気味ですが、機会があれば見てみようかと思います。


で、主題歌が「キセキ」by GReeeeN。
明日は今日よりも好きになって溢れる気持ちが止まらないなんて、歌い出しから赤面しそうです。
ほんと青春を謳歌してる感じが出てますよね。よく晴れた空の下で河川敷デートとかしたくなります。
でも、「若いっていいよなぁ」などと大人振りたい訳じゃありませんが、やっぱ歌詞がストレート過ぎて無理だ。


今の時代の曲と対比すると、僕らの(R30)思い出の曲って重くて湿っぽくて演出過多な感じがありますね。
10年ちょい前にに異常なほど売れたGLAYの「HOWEVER」(今となってはタイトルの意味さえ不明)とかさ。
Aメロの出だしが『幾千の出会い別れ全て この地球で生まれて』って、どんだけ話を広げんだって感じだもんなぁ。
そこへいくとGReeeeNの「キセキ」の場合は、登場人物が『君と僕』の2人だけで単純明快、明瞭簡潔。
VOグループとビジュアルバンドの違いこそあれ、時代を席巻したヒット曲として比べるとすごい差ですよね。


先日のカラオケで先輩が「JAM」を気持ちよさそうに熱唱していましたが、新卒の子とか引いてたかもなぁ。
僕らの世代なら100%の感情移入が出来る名曲も、引きこもり思い詰め少年の歌として聞こえたかもしれない。
もう5~6年位経てば、振り返るのにちょうどよい熟成具合になると思うので、その辺でイエモン再結成とか期待したいです。



②映画の話題

今月見たなかで印象深かった映画です。


『4ヶ月、3週と2日』 ルーマニア 2007年


共産主義の時代のルーマニアで行われていた違法中絶を描いたストーリー。
妊娠したルームメイトのために奔走する大学生の長い1日を、高揚感を省いた描写で見せます。
予算の問題なのかカメラは1台のみ。余計なカットやアングルが無いせいか、淡々と進むなかにも緊迫感があります。
全体的なテンションと尻切れ感のあるラストが、個人的に好きなタイプの映画ですね。
2007年度カンヌ国際映画祭でバルム・ドールを受賞など、国際的に高い評価を集めた作品です。


当時の法律では、中絶した女性は6カ月~2年の懲役、手術を行った医者は1年~3年の懲役が科せられたそうです。
さらに妊娠4ヶ月を超えた胎児を中絶した医者は、適用が殺人罪に繰り上がり懲役期間も倍以上に。
リスクを伴う闇中絶だけに費用は相当な額で、+諸々の代償(その辺りは映画で)と若者には大きな負担だったでしょう。
中絶の合法化は1989年のチャウシェスク政権崩壊後で、自由化の恩恵は色々なところへ及ぶのだなぁと改めて思います。


そういえば、名目上カトリックの国であるアイルランドは現在でも人工中絶を禁止しています。
中絶を希望する女性は、手術をするために隣のイギリスまでわざわざ出向いていくわけです。
ま、ダブリンからロンドンまでは飛行機で約1時間と、東京から大阪に行くみたいなもんなんですけどね。
宗教上の理由はあるにせよ、「中絶は隣国でね!」なんて何の意味がある法律なんだろうかと思いますが。


実際にダブリンで暮らしてみると、「あ~、カトリックの国だなぁ」なんて思うことはまずありません。
石造りの壮麗な教会を眺めたときくらいは思いますが、平日の昼間からビールは当たり前の日常ですから。
その辺りの線引きについてどう考えているか詳しく聞いたことはありませんが、いちおう納得する理論があるのでしょう。
なにしろ「昼間から飲みすぎじゃない?」と聞いたら、「ギネスはミネラル豊富で体にいいの!」って言われたことあるし。


梅雨時のジメジメした時期に、さらに陰鬱な気分に浸りたいという方にお勧めです。いればだけど。
TSUTAYAとかの半額デーとかで、アホっぽい映画と一緒に借りたらバランスが取れていいと思います。



昨夜の夕食は煮込み豆腐ハンバーグでした。
豆腐が混ざったさっぱりハンバーグと、デミグラスのこくがグー。(そういや、エドはるみ消えた?!)
今夜は魚料理です。ちゃんと交互に出してくれるところがありがたい。
毎日毎食、出された料理には120%のリアクションで美味しさを伝えています。
ま、ほんとに美味しい料理が出てくるので何の苦もありませんが。
それでは。