週末は第85回日本皮膚科学会東京支部学術大会(会長:日本医大皮膚科佐伯秀久教授)に参加しました。
教育講演とシンポジウム講演をさせて頂きました。
私は形成外科医で、皮膚科医ではありませんが、最近は皮膚科関連の学会からお声が掛かるようになりました。美容皮膚科の隆盛によって、医師の美容領域への関心も高く、美容皮膚科学会が皮膚科の中でも大きな規模となっているという現状ですが、少し前まで美容領域はあまり盛んではなく、形成外科開業医がメインとなっていたという背景があります。ノンサージカル美容を黎明期から行なっていた私の立ち位置もあり、色々と講演依頼が舞い込んでいます。業界の発展に寄与できる事は何事にも代え難い幸せな仕事です。私の医師人生も後半戦になって久しく、持てる知識をしっかりと業界にフィードバックして、美容医療全体が正しい方向に発展していくようにお役に立てればという気持ちが強くなってきました。いえ、ならざるを得ない(笑)。
美容皮膚科関連の医学書の刊行にも関わるようになり、最近も2つほど、今度業界のバイブルとなるような書籍の編集役を仰せつかりました。既に何冊か単独での執筆や編集などさせて頂いていますが、今度の仕事は比較にならない大役ですので、気合入れてます。
さて、今回の学会での講演内容です。まず土曜の教育講演では自費診療におけるレーザー等の機器治療。私の主たる仕事内容なので、お気楽でした。2人での講演でしたが、保険診療に関しては順天堂大浦安病院皮膚科の木村有太子先生がご講演。
講演終わり、木村先生と。マスクしてると鼻の下が伸びてもバレません(笑)
翌日の日曜は、美容皮膚科シンポジウムで機器による痩身治療の講演。これは近年世界的に施術数が伸びている分野です。脂肪吸引することなく、皮下脂肪を減少させる様々な機器について概説しました。
週末は仕事で潰れてしまい、また今日から1週間、ぎゅうぎゅうに詰まった予約診療ですが、体調を整えて、ベストな治療を提供させて頂きます。