明治神宮外苑クリテリウム。それは僕にとって全国大会の次に出たいレースだった。雑誌のも特集され、世界一の大都会のど真ん中をイベントのような雰囲気の中爆走できる。ここで結果を出せたらどんな気持ちなんだろう… と気合は充分。今年はクラス3が大人の事情で開催されなかった為、部としてもある種代表として走る事になる。(人数の都合もあってグループ2ではあるが)

例年通りクラス3も有れば全員出るはずだったので、そのやるせない気持ちをもぶっ壊し、徳大自体が飛躍していく為にもこのレースに向けて全力を尽くすと決めていた。


前日は堺浜に出る他の部の仲間に付き添って自分も金太郎(エリート)だけ走って移動(結果は8位、コレは微妙)。連戦の練習も兼ねて出走してみたが短距離クリテの連戦なのでほぼほぼ影響は無かった。しかし堺浜走った感じ明らかに調子は悪い。パワーの割に心拍が上がりやすいし、余裕が無くうまく立ち回れない。少し不安ではあるが、明治神宮で結果が良ければ全て良し!と切り替えた。


↑チーム徳大



↑満面の笑みの部の同期達


当日の7時半に駐車場着、少し休憩していると見たことある大学の人が色々来てた。



肌寒いが天気は快晴、しかも沢山のブースが出ていて本当に面白い。iRCのブースでは僕が個人的に大ファンのスパークル大分の方が来ていて、沢田さんにコーヒーを入れてもらった。嬉しすぎてテンションMAX!

そしてウォームアップライド(試走)が終わり、チャリクラフレンズと喋りながらアップしてたらすぐに整列の時間が来た。




↑チャリクラのノリでふざけてる


緊張しがちな自分ではあるが、関東や学連の友達も話しかけてくれたし、徳大からも山本と柊さんがサポートに付いてきてくれたお陰でかなりリラックス出来ていた。目標は昇格、つまり実質優勝であった。ロングライドや流れるレースが得意な自分にとって、短距離、ヘヤピン、インターバルと自分にとって正直不利な要素が非常に多いが、同じように超苦手コースの川島クリテクラス2でもラストまで絡めて7位と惜しいところまで行けた為、実力を発揮できたら全然無理な目標では無かったと思う。機材はヨネックスにデュラC36tuであり、7.1kgと軽量な分、加速が非常に良い為今回のような加減速の多いコースにはピッタリであったと思う。



そしてレーススタート。最初は上手いこと集団に乗れていたが、最初のコーナー曲がってからの追い風区間は50キロ超えで非常にスピードが出るし、ヘヤピン抜けたらかなりの向かい風で上手く風避けに入れない。ジワジワと心拍が上がっていく中、2人逃げが発生。ここで私は安全策を取ってしまい、引き終わってから回そうと先頭交代。しかしみんな疲労が溜まっているのかスピードが出ずうまく回らない。それでもローテ回せる人が前に上がってきてからは段々と縮んできて10秒差が8秒になった。



しかしそのあと2個目のヘヤピンで命運を分けることになる。










↑ここでアウト側で落車発生

↑かなり離される


インにいた自分のせいでもあるがここで大きく間が空き、かなり心拍を使ってしまった。この後ホームストレートにて逃げに対するブリッジが発生。ここで、ここで、こ↑こ↓で!逃げに乗らない選択をした時点で負けだった。乗れても千切れていたかも知れないがそれでも死んでも追うべきだった。このまま集団では捕まえる事が出来ずあとは消化試合に。ペースアップを図るも、コーナー速度的に集団のが遅いので捕まる事なく終了。人生初の神宮は終わってしまった。


結論だけ、書く。

失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した

あたしは失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗したあたしは失敗

まぁ冷静に考えると、コンディションも悪く、苦手なヘヤピンインターバルコースでの短距離決戦、初レース、初コースと負ける理由は一杯あったし、今日勝てても西チャレや九チャレ、西クラで負けて全日本逃すのは論外であるし、自分が1番大切にしているのが全日本選手権である以上、酷過ぎる結果でも無いし、極論負けても何も失うものは無い。同じコースでもレース距離が倍だったらもっと結果も変わっているかもしれない。クラス1昇格も4月のけいはんなや7月白馬などもっと狙える試合があるしその時でも良い。しかし、こんなに盛り上がるレースで不完全燃焼で終わってしまったというのがとても辛い。

次はコンディションをバッチリ合わせて、積極的に動き、勝っても負けても完全燃焼してやると心に誓った。柄にも無く熱くなったがそれぐらい良い大会だった。この大会のために動いてくれた全ての方々に感謝申し上げます。

余談ではあるが、インカレ後からRCSが余り開催されていない分、クラス2,3のレベルが若干上がっている気がする。私は昨年7月の白馬クラス2でDNFと7位入賞だったのだが、2月の川島クリテでは機材もパワーも比べ物にならないくらい良くなったのに結果は7位入賞。流石に2008年製アルミアンカー×中華コンポ×シャマルから、ヨネックス×デュラホ×電動アルテになったら同じ実力でも結果は上がると思うし、フィジカルも白馬の時に比べたらかなり上げれていると思う。それなのに体感のキツさは上昇してる。何かがおかしい気がする。関東のレースだからだろうか?クラス3も後輩の岡君はパワー的にも機材的にも実力的にも、6月に草津で昇格した僕自身を上回ると思うし、スプリントという明確な武器も持っているから余裕で昇格出来るのではと思っていたが、本人的には聞いていたレベル感や6月の草津から比較しても集団全体がかなり速くなっていると感じたとの事。レベルが上がる中でも8位入賞に食い込むあたり流石ではあると思うが、例年よりレベルが上がっているというのは間違いないのかもしれない。中止になったRCSは約10戦あり、そこで平均5〜6人がクラス2に昇格すると考えると少なく見積もっても50人ほどがクラス3に留まっている。入賞争いに絡む人の数がこんなにも変わってくると自然とレベル感は変わるはず。来年度からの学連は要警戒である。

また1つ思ったのは、学連はJBCFと比べてもフィジカル型の選手が多く積極的に動くため短いコースでも逃げが決まりやすいし、基礎脚力をより求められると思った。殺伐とした学連ならではの事案である。コレもコレからの運営によって変わるかも知れない。現状学連レースは治安が良いとは絶対言えないので、講習会の浸透などによってより安全にレースが出来る事を心から願っているし、自分自身も結果以上に安全を重視してレースしていきたい。