TwilightExpress 瑞風 / 西広島駅 -①

１月23日は、西広島駅が橋上駅舎へリニューアルして、トワイライトエクスプレス瑞風が初めて停車する日でした。

12月５日、仮駅舎への最後の停車を撮影したので、当日の写真は既にUP済みですが、今回はその延長上の記事だったりします。

ある意味、西広島駅のシンボル的存在だった跨線橋も、利用停止となって通行禁止となっています。

この日はあいにくの雨で、ホームも列車もしっとりとしていました。

縦に湾曲したガラスは雫を湛えて美しく、雨の日にホームに彳む瑞風も良い雰囲気だなぁと感じます。

壁から屋根に向けて広がるワイドビューな窓ですが、これを示す詞が見当たらず、勝手に吹き上げ窓と呼んでいます（笑）

吹き上げとは、ブローアップのことで低い場所から高い場所へ、風が吹き上がってくる現象ですすが。

下から上までガラスなデザインは、87系 トワイライトエクスプレス瑞風のみではなく、過去には251系 スーパービュー踊り子や、80系 フラノエクスプレスなど多くの特別な列車に採用されてきました。

もちろん、初代のトワイライトエクスプレスのラウンジカー"サロンデュノール"も採用していました。

しかし瑞風の吹き上げ窓は特別で、ガラスが屋根の一部を浸食しているのではなく、大きく屋根中央まで回り込んでいるところ。

1960（昭和35）年６月に誕生した151系 特急つばめのパーラーカーは、１ｍ × ２ｍのワイドガラスで世間を驚かせました。

戦後の技術立国日本が躍進し始めた時代で、当時のガラス技術の粋を集めて製造された、耐震強化ガラスでした。

ガラスはそれ以降も進化を続け、2017（平成29）年６月に登場した瑞風の時代には、金属粒子と化合した耐震強化ガラスの誕生で、屋根中央まで広がるワイドガラスが実用できるようになりました。

このガラスは熱線吸収ガラスではなく、熱線断熱ガラスでもあるということで、車内での太陽の熱に熱さを感じることなく、また逆に冬季の失熱放熱の元凶であるガラス窓の弱点も克服しています。

これにより春夏秋冬いずれの季節も、その運転ルートにとらわれずに、快適な旅を提供できるようになっています。

昨年は新型コロナウイルスによるCOVIDｰ19蔓延対策で緊急事態宣言が発出された折り、JR西日本は長期の運休を行いました。

運転再開に当たり希望する乗客には、事前にPCR検査が受けられるように体制が整えられているそうですが、今度は変異株のオミクロン流行で、再び運休の懸念もあったりします。

どんなに科学が発達しても、今回のようなウイルスパンデミックは何度も人類史上では繰り返されてきています。

また、克服できないたくさんの問題の中で、火山噴火や地震も同様で、前のトンガの噴火は1000年に１度とも言われる大災害ですが、日本ではそれを上回る威力の破局噴火と地震が起きる可能性があります。

トンガも日本も太平洋プレートの西側の境界線上に位置していて、日本の海底火山は陸上火山よりも大きく、伊豆・小笠原からサイパンにかけて破局噴火が起きる可能性がある危険エリア。

特に日本は小さな島国にもかかわらず111の活火山があり、これは世界第４位の多さでもあるけれど、それらを刺激する活断層が厄介者で南海トラフ地震の根拠となっています。

去日の日向灘地震は直接には南海トラフ地震の始りとはならないようですが、トンガの噴火は太平洋プレートの動きに起因しており、フィリピン海プレートが跳ねあがるような巨大地震が起きる可能性は決して低くありません。

東京の首都直下地震と南海トラフ大地震が同時に発生するスーパー南海地震が近づいており、日本を崩壊へと導く大災害のカウントダウンはすでに始まっていると言われていますが。

当然そうなると、新幹線も主要幹線も廃止協議中のローカル線も無く、みんな無くなってしまうのだろうと思います。

南海トラフ地震のカウントダウンが始まっているとして、その０タイムがいつなのか解らない以上、どうすることもできませんが、これからはトワイライトエクスプレス瑞風を見送る度に、これが見納めとの気持ちで付き合って行きたいと思います。

なんて、途中から話しが脱線するのはいつものことですが、ちょっとトワイライトエクスプレス瑞風に似つかわしくない、重く暗い話題になってしまいました（笑）

写真枚数が多いので２回に分けてUPする予定にしているのですが、西広島駅について何も語っていないので、次回はちゃんと鉄道ブログ的な内容になるカモ知れません（笑）

・

・

x