TwilightExpress 瑞風 / 山陽鉄道と山陽本線 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

TwilightExpress 瑞風 / 山陽鉄道と山陽本線

ー鉄道から見る郷土史ー

呉線が不通で山陽上下コースが運休中だったトワイライトエクスプレス瑞風です。

今回の写真は運休前に撮影したものですが、10月の運転予定は今のところ走るようです。

豪雨災害で運行中止となる前に撮ったトワイライトエクスプレス瑞風の写真は、これで出し切りました。



今回のタイトルは山陽鉄道と山陽本線ですが、西区の高須町と庚午町の境界となっている区間に特化した郷土史です。

話しのとっかかりは神宮橋梁からですが、それは大層な鉄橋ではなく、住宅地に隠れる2m程度の小橋で、名前の由来は撮影ポイントの背にある山と、そこにある新宮神社によります。

新宮神社は南北朝時代の延文年間(1356~1361)に紀伊国熊野三所権現の本宮・新宮・那智社のうち、新宮社を勧請して現在の位置に鎮座されたのが起源となっています。



明治初期に伊邪那美命を加えて祭神を二座とされましたが、その後、古江八幡宮と古江大日社が新宮神社へ統合されて現在に至ります。

御祭神は正殿に伊邪那美命(いざなみのみこと)・泉津事解男命(よもつことさかのをのみこと)で、相殿へ大日霊女命(おおひるめのみこと)・品陀和気命(ほむだわけのみこと)・須佐之男命(すさのをのみこと)です。

品陀和気命は応神天皇の諡で、大日霊女命は天照大神(あまてらすおおみかみ)の別命です。



さて、山陽本線が広島以西へ延伸したのは1897(明治30)年9月25日の徳山開業で、その頃には新宮神社はまだ伊邪那美命と泉津事解男命だったので、那智大社から神宮の名を冠させて橋の名前となりました。

神宮橋梁は下り線がコンクリート製で、上り線がガーター橋となっています。

実は山陽本線が敷設されるまで、線路沿いの直線の道は砂浜で、線路は海を埋め立てて建設され、その際に線路際が堤防化されました。



今は住宅が並んでいる線路の向う = 庚午側は海だった訳ですが、建設当初から複線化される予定だったため、海側(現 下り線)が山陽鉄道時代に開業しています。

1925(大正14)年2月10日に鉄道省によってこの区間が複線化された折に、下り線が敷設されたので、橋の架け方が違います。

1922(大正11)年8月22日 己斐町(現 広電西広島)~草津間が先行開業し、海岸線は広電電車沿いへと変り、この辺りの線路間は埋め立てられましたが、長い間、塩分を多く含んだ沼地として放置されました。



昭和初期になり、沼地は一般に払い下げされることとなり、時おり撮影している古江哲学堂付近の踏切名は、新開地踏切と名付けられています。

草津踏切や仙洞第1踏切と違って、山陽本線開業当初は無かった踏切ですが、沼地払い下げにおいて宅地化されて作られた踏切です。

なお、滅多に撮影地として使いませんが、1つ手前の古江踏切は、宮島線開業の時に古江駅が作られたので、その時に設置された踏切です。



そしてもう1つ手前が、メイン撮影場所の1つ高須踏切ですが、1869(明治2)年に広島では凶作により多数の困窮者が発生していました。

 1870(明治3)年、その救済のため広島藩は大規模な干潟干拓工事が行われて庚午という町が誕生していたため、山陽本線開業当初からある踏切です。

と、この付近の郷土史のブログになってしまった今回のトワイライトエクスプレス瑞風。



写真枚数が少ないので、連写から選り抜いた写真を前半で並べて、後半は選抜から漏れた写真をトリミングして並べてみました。

一応、まだ紫陽花の季節だったので、橋梁の手摺と合わせて撮ってもみています。

祖父の時代から住んでいるこの地元の町の、郷土史も時々UPするのも楽しいかな?と感じた今日のブログでした。


さて、トワイライトエクスプレスついでですが、京都鉄道博物館では試運転と称して、休館日にこんなSLスチーム号が走ったらしいです。

C56-160号機が牽引するのは初代トワイライトエクスプレスのカニ24-12 + オハ25-551。

特急トワイライトエクスプレスは大阪~札幌間を走破していた豪華寝台特急。


今回の試運転は、10月に運転されるSL北びわこ号を模したSLスチーム号のため。

イベント中は引退する12系客車で、最後のお別れ展示運転となる模様です。

そう言えば、先々週のポタリングの記事でUPした、マセラッティ ギブリってトワイライトエクスプレス瑞風に、どことなく似てるような気がするんですが。


この翌週、ディーラーの前を通ったら、既に姿がありませんでした。

こちらも特別展示だったので、次のマセラッティ展示場へ移動したのかも知れません。

似ているように感じたのはフロントグリルやヘッドライトの感じが、カラーリングとマッチしたからカモ知れませんが、この色は特別限定色だそうです。

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Tell me how to refresh after housework!

JAPAN,Today is a housewife's holiday,今天是家庭主婦的節日


"Housewife Holiday" is a day for housewives who work hard to do housework and childcare 24 hours a day, 7 days a week to take a break and polish themselves and refresh themselves.

January 25th, May 25th, and September 25th are the anniversaries.

The application was made mainly by Sankei Living Shimbun, which publishes life information papers for women, and was set by the Japan Anniversary Association.

Let's take a rest once in a while and polish the woman

The date is set to 3 days after the busy period of housewives such as New Year holidays, Golden Week, and summer vacation.

It also advocates a day to reaffirm the value of housewives.

By the way, "housewife" refers to a person who is usually in charge of housework, including both women and men.

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