私の好きなものと言えば
「セックス×ドラッグ×ロッケンロール」
ですが、実はもう一つありまして、それが
「金魚×怪談×酒」
実は、この世にただ一ヶ所だけ、このコラボレーションを可能にする場所が!!
と、言うわけで行って参りました。
数年前から注目を集めている木村英智氏による「アートアクアリウム」ですが
昼の「アートアクアリウム」と夜の「ナイトアクアリウム」に加えて、たった一日のみ
真夜中の開催です。(注:8/9~8/10 コレド室町5F 日本橋三井ホールにて)
まさかの開場が深夜0時。
おまけにビルのセキュリティ上、午前3時までは退館出来ないという
大人の大人による大人のためのスペシャルな催しです。
ホール内には、あらゆる趣向を凝らした金魚アートが展示されています。
(すっかりお疲れのようです)
アートアクアリウムとナイトアクアリウムの一番の違いは、お酒が飲めることです。
日本酒の獺祭や、江戸や金魚にモチーフにしたカクテルなどを堪能出来ます。
私も獺祭の二割三分や、カクテルの江戸錦などを飲みました。
値段は、大体\1,000~1,500くらいでしょうか。
こちらは、水槽に取り付いた三角窓から覗き込むと、万華鏡の様に見える「カレイドリウム」
美しい金魚が水槽内を泳ぎまわる「エレガンスダンス」
金魚と映像のコラボレーション「水中四季絵巻」
多面体の水槽と光が織り成す美「新江戸金魚錦」
まさに豪華絢爛の極致「大奥」
それぞれの金魚を入れた小型の水槽の他、名前の付いた特殊な水槽が、様々な
ライティングで魅せてくれます。
午前1時から3時までは、人間国宝の講釈師「六代目 一龍斎貞水」一門による講談。
一龍斎貞友の一席後に満を持しての師匠登場です。
演目は、大岡政談から「村井長庵・おとせ殺し」の一席。
(村井長庵とは、大岡越前守が認めた、それはそれは極悪な偽医者です)
てっきり怪談と聞いて「真景累ヶ淵」や「四谷怪談」などの有名どころかと
思っていましたが、とても面白かったです。
(ちなみに国宝の一席は照明や音響などを駆使した「立体怪談」というものです)
その後、プロデューサーの木村英智氏が涼しげな浴衣姿で登場し
コレド室町のセキュリティについて恨み節を述べたところで、舞台は終了。
(深夜の開催ということで、随分と双方の意見が衝突したようです)
その後、朝の5時まで、再度展示物を鑑賞。
(もう、地べたに座り込む人や、寝転がる人が続出。耐久戦の様相です)
朝、すっかり明るくなった頃、普段では絶対に通ることの無い
バックヤードを誘導されながら、コレド室町を後にした舞人でした。
9/23(月)までの開催なので、皆さんも足を運んでみては如何ですか?
※しかし、金魚に無理を強いているのも事実。
そのような部分を割り切れる方で無いと、純粋には楽しめないかも…。
※弟子の一龍斎貞友氏は、声優としても大ベテラン。
彼女が「忍たま乱太郎のしんべえ」や「ちびまる子ちゃんのお母さん」の声色を
使った時が一番盛り上がっていたのは内緒です。