すこんにちは!

 

重度知的障害を伴う娘を

大天才【サヴァン症候群】に育て上げた

鵜飼(うかい) 真紀です。

 

 

 

鵜飼真紀のプロフィールはこちら☞💖

 

幼い自閉症のお子さんを育てる

ママのサポートをします。

 

 

サヴァン症候群とは、

知的障害や自閉症などの

発達障害などのある人が、

驚異的な記憶力やカレンダー計算能力など

突出した才能を持っている人のことを言います。

 

私の次女あやかは重度知的障害を伴う自閉症で

サヴァン症候群です。

 

特にカレンダー計算能力に特化しています。

 

あやかのカレンダー計算能力☞

 

あやかが療育手帳の最後の更新の18歳の時、

IQが29と判定されました。

 

年齢で言えば、5歳児程度です。

 

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私は、予定が入ると、

カレンダーに書き込みます。

 

毎日、夜に翌日の予定の確認をしています。

 

認知症の母と同居していたころは、

カレンダーにはほとんど連日病院の名前が

書いてありました。

 

母には脳梗塞後遺症、

腰椎の変形などもあったため、

いくつもの科を受診していましたから。

 

 

 

私の娘あやかは

1年に1度児童精神科を受診しています。

 

2歳10か月の時に自閉症と診断をもらいました。

 

その後、少し病院を離れていましたが、

養護学校(今の特別支援学校)に就学する前から、

定期的に受診するようになりました。

 

5歳の頃は、

4か月に1度の受診でした。

 

まだこの頃は、目立った成長がなかった事や、

幼かったことから4か月ごとだったんですね。

 

 

あやかが養護学校に就学して4か月で

入学時には350個だった言える単語が

700個に増えていたんです。

 

これを伝えた時、

児童精神の担当医の先生が驚きで

少し声が裏返り「700?」と言葉を返したことが

記憶に残っています。

 

これをきっかけに、先生より、

「これからは1年に1度で結構です」言われました。

 

受診するのは、

7月の第4の月曜日でした。

 

受診の後に、翌年の受診の予約をするのです。

(当時は今のように電子カルテではありません)

 

ある年、

先生が「しまった!来年のカレンダーを忘れた!」と。

 

しかし、そこはカレンダー計算能力のあるあやか、

「次いつ来る?」と聞くと、

すぐさま翌年の7月の第4月曜日の日付を答えてくれました。

 

先生もそのあやかの言った日付で予約を入れてくれました。

 

 

時間は流れて、

月末に翌月の放課後等デイサービスの

予約の申し込み用紙に私が記入していると、

あやかが「〇日、お休み!」と言いに来ます。

 

「?」の私に

あやかは「N先生行く!」と児童精神科の受診を

教えてくれるんです。

 

あやかはたとえ1年先の日付であったとしても、

ちゃんと予定は覚えています。

 

逆に、過去の日付のこともね。

 

例えば、

病院の受診をすると、

予診票に女性の場合は「生理」について

書き込むところがありますよね。

 

女性の方は

いつあったか正確に覚えていらえますか?

 

それが先月ならまだしも、

先々月、それ以前の日付をすぐ答えられますか?

 

ほとんどの方は難しいと思います。

 

しかし、あやかは答えることが可能です。

 

あやかのお陰で、予診票に書き込む時には、

大変助かります。

 

 

 

あやかのカレンダー計算能力が確立するまでに

11年の時間がかかっています。

 

あやかには重度の知的障害があるために

幼少期には何事を覚えるにも数年単位が必要でした。

 

5年かかってひらがなの読み書きを身につけ、

数字の10まで覚えるにも2年はかかっていたと思います。

 

ちなみに、あやかには毎日教えていたんですよ。

 

また動物に興味を持たせたり、

毎日曜日を教えたことで

今のあやかのカレンダー計算能力が確立したんです。

 

養護学校で、あやかは毎日

日めくりカレンダーのひらがなの十干十二支を

繰り返し読んでいました。

 

動物に興味を持っていたことから、

ねずみ、うし、とら、うさぎ・・・と読むうちに

あやかは規則性に気づきました。

 

そこから十二支を学びました。

 

ちなみにあやかは自閉症の症状を見せてより、

物事に興味を持つことが無くなりました。

 

でも、自閉症の子どもに意図して接すれば、

親が興味を持たせたいことに、

興味を持たせることは可能です。

 

次に干支の上にかいてある十干ですね。

 

きのえ、きのと、ひのえ、ひのと・・・・など。

 

これにも規則性があることをあやかは気づき、

学習したわけです。

 

十干十二支は全部で60個あります。

 

カレンダーには

うるう年もあって、ここに十干十二支も

加わるとなると、

きっと途方もなく難しいと思うんです。

 

しかし、あやかは日めくりカレンダーだけで、

数字、曜日、十干十二支に興味を持ち、

後は自分で学習したわけです。

 

 

「学習の土台作り」を行ってきたからこその

あやかのカレンダー計算能力です。

 

 

 

 

今日も訪れてくれてありがとう💕