長くて細いスラリとした手足が欲しかったとか
もっと顔が小さかったらとか
陶器みたいに真っ白な肌になりたかったとか
シワもシミもいらないーとか
なりたい像はいくらだって出てくる。
性格だって、もっと優しくなりたいし、いつだってニコニコ大きな受け皿なひとでありたいし、すぐに怒らない穏やかさが欲しい…とか
まぁ、それを組み合わせたら、最強にステキな人かと想像したら、どうなんだろう…とも思うんだけど。
コンプレックスはある。
言うとそこばっかり、人の目に付きそうな気がするので、敢えて言わないようにはしています。
まぁ、しょうがないよね。
こればっかりは持って生まれたもの。
骨格も肌も髪も、そんな風な遺伝子でこの世に出たのだから、個性として付き合っていく。
その割り切りというか、そこをスカッと受け入れて付き合っている人は、たいがい魅力的な方が多い気がしています。
そういう人は、似合うものを厳選するし、ちゃんと自分がステキに見えるまとい方を知ってる。
まぁ、これは見た目の話だけど中身だってそう。
なんで彼女ばっかり…とか、あの人よりワタシのほうが…とか、そんな考えをしていても、気持ちよく前には進めないし、そもそもそんな考えをしている時は、たいがいブスだ。
たまに、自分で鏡を見てハッとする時があります。
嫉妬とか、焦りとか、ちょっとした負のフツフツに取り憑かれてる時は、自分の顔がどんよりしている。
それを去年の今頃とかに、実は感じたことがあって。
今年の目標は、「邪念を持たない」でした。
色々あって、ホントにゼロからスタートするような2017年だったけど、この目標を掲げてよかったと思っています。
そうしたことで、ワタシは真っ直ぐ立てたし、迷いがなくなった。
自分の理想像とする、しなやかに生きるって在り方を、体感出来た気がしています。
美しい佇まいは、特別なスタイルとかお洋服とか、そういうものだけではない。
人の生き方にも、佇まいは出る。
欠陥や失敗だらけだし、現に今年だって、ボロボロの状態から始まった。
でも、好きなことに対しては誠実に、真っ直ぐに向き合っていれば、なんとかなるもんですね。
カッコいいとか美しいとかと、程遠いようなワタシですが、ステキなインタビューをしていただきました。
PELLICO のwebページ内の連載 Moment di 360° Special Interviewに出させてもらっています。
憧れだったPELLICOとお仕事出来るなんて、夢のようだった。
佇まい…って、まさにコンプレックスのひとつでもあったから、最初は自分でいいのかドキドキしたのだけど、堂々と自分らしく、いまのワタシを表現してみようと、撮影に臨みました。
ピンクのフラットには等身大の自分のスタイルで。
ACNESTUDIOSのニットに、ヴィンテージのリーバイス、シルバーのアクセで引き締めて。
立ってバランス悪いなら(背が高くないしフラットだとなおさら)、姿勢ピンと凛として座ってしまえばいい。
よく全身写真でワタシが背伸びしているのも、それが理由。
バランス悪いなりの、自分の見せ方です。
ごまかしかた、自分の方法いくつか持ってると、ちょっとは自信になりますよ。
困った時に使えばいい。
メイクも少し強めに。
そして履いていてストレスがない。
こんなにストイックなフォルムなのに、楽チンだった。
以下はオフショット。
今回の撮影は偶然にもディレクターもカメラマンも友人で。
みのりちゃん、鳥居くん、ありがとう!!
はじめましてだったヘアメイクのまきこちゃんも、とても素敵に仕上げてくれて、ありがとう。
そして、ライターさんの高橋さんは、ワタシの著書を持参してくださり、こんなに付箋をつけてインタビューに臨んでくださって、ほんとうに嬉しかったなー。
PELLICO でのインタビュー、読んでいただけたら嬉しいです。
素敵な靴を履いて臨んだ撮影で、ワタシはまた新しい景色を見られた気がしています。
チームのみんな、ありがとう!!
みやれ