ぷーちゃんのこと。いつか死産を受け入れるまで

ぷーちゃんのこと。いつか死産を受け入れるまで

私が20週で人工死産をしたことの記録と、今の気持ちを綴っていけたらと思います。

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ゴールデンウィーク最後の日曜日。この日は20週の妊婦検診だった。

連休中は家の中を片付けて赤ちゃんを迎える準備をしたり、娘を連れて近くのテーマパークにプリキュアショーを見に行ったりして結構充実した休みだったような気がする。連日の外食で体重が1kg以上増えたけど、妊娠前+3kgくらいだから怒られないといいなあなんて考えてた。

前回の検診では体勢が悪くて見えなかった性別も次の検診でわかるでしょうと言われていたから、わくわくしながら家族3人で病院に行った。

 

連休最終日の産婦人科は激混みで、まわりは妊婦さんだらけ。二人目三人目なのか子ども連れの人もたくさんいた。

大きなお腹を抱えて大変そうだったけどみんな幸せそうで、もうすぐうちもこうなるのかななんてほっこりしていた。

待ちくたびれた娘は不機嫌だったけど「もうすぐお腹の中のぷーちゃんがみえるんだよ」と言うとなんとか我慢してくれた。

 

一時間以上待って検査技師さんのいる診察室に呼ばれた。

今日20週の診察なのでエコーでしっかり赤ちゃんのチェックをします。あとで先生の診察もあるからね、とのこと。

ぼんやりとモニターを見ながら、今日先生に聞くことを考えていた。

・妊娠後急上昇した血圧のこと(上が130下が85くらい)。

・大きすぎる(ような気がする)お腹のこと。

 二人目だからか?とも思っていたけどまだ6ヶ月に入ったばかりなのに、一人目の時の8ヶ月くらいの大きさになっていた。

・最近少し動くとすぐに心拍数があがって苦しくなること。

 

結構長い間色々考えていても、まだエコーは終わらない。心なしか検査技師さんも首をかしげているような気がする。

エコーの画面は何度も何度も心臓のあたりを映している。

「何かありましたか?」と聞くと「うーん、ちょっとこれ先生にも一度見てもらいましょう」との返事。

ぷーちゃんに何かあったのだろうか。

少なくとも画面の中では元気に手を振り回している。一人目の時はなかなかわからなかった胎動も14週くらいからわかるくらい元気いっぱいのはずだ。

「心臓ですか?」

旦那の兄弟には生まれつき心臓に病気を持っている人がいる。

「うーん、心臓が悪いというわけじゃないんだけど、詳しくは先生に見てもらってから説明しますね」

もう一度中待合でお待ち下さいと診察室を追い出された。

どうしようもなく不安になる中、娘だけが「ぷーちゃん元気だったね」!」とご機嫌だった。

 

 

2012年結婚。

2014年、長女妊娠→出産。

今思えば色々奇跡の子。

結婚して2年くらいは夫婦二人で過ごそうと決めていて、じゃあそろそろと思った一周期目で来てくれた。

つわりも若干の胸やけ程度でほとんどなく安定期には旦那実家に旅行(東海→沖縄)にも行った。

最後の最後で血圧が急上昇して入院か?と危なくなるもその直前に破水。7時間くらいで最後は吸引になったけど無事生まれてくれた。

(頭は少し伸びてたけど)

 

一人目がそんな状態だったから、きっと私妊娠出産のことをなめていたんだ。

 

長女が一歳の時に仕事復帰してまた派遣の事務員を始めた。

一年くらいしてそろそろ第二子をって思った。

正直出産後行った会社の仕事が合わなくて、精神的にいっぱいいっぱいで早く妊娠して仕事をやめたかった。

そんな不純な動機だったからか、ストレスのせいか、妊活を初めて約一年間なかなか結果が出なかった。

長女を産んだときお世話になった病院は、院長先生が高齢のため分娩をやめていて、代わりに不妊治療と婦人科に力を入れていた。

浮いたり沈んだり、友達(娘と同級生のママ)の出産報告に落ち込んだり、隣の診察室から聞こえてくる「おめでとう」の声に泣いたり、転職したてで激務の旦那と何度も喧嘩しながらも妊娠がわかってすごくすごく嬉しかった。

 

そういえば今年の初詣で引いたおみくじは大吉だった。

待ち人→すぐに来る。

出産→安産。

 

それなのに、なんでこんなことになっちゃったんだろう。

5月9日に、妊娠20週で人工死産で第二子(次女)を出産しました。

日本語的にはすごく変だけど、今はこう言わせて欲しい。

なんだか未だに覚めない悪い夢をみているような気がします。でもどれだけ悲しくても今わたしのおなかはからっぽで、ちょっと前まで頻繁に感じていた胎動をもう感じることはできません。

乗り越えるとか、忘れるとかは絶対無理なのでいつかこの気持ちをまるごと受け入れて前が向けるように思ったことをぼちぼちと綴っていけたらと思います。

 

わたしのこと:32歳。派遣事務員。長女3歳。二人目妊活で病院でタイミングを見てもらいながら妊娠。だいぶ太め。

 

ぷーちゃんのこと:妊娠20週のスクリーニングで足の奇形(腫瘍)と水頭症がみつかる。腫瘍のせいで心臓に負担がかかっているため、産まれることができるかわからないとのこと。生まれても恐らくそんなに長くは生きられないと言われる。

 

しばらくは振り返りながらの記事になるため、ブログの登校日を過去の日付にさせていただきます。