「脳をだます」
言葉はわるいですが
脳は現実と頭で思っていることを区別できない性質を持っていると言われています。
実験:
1.リンゴを想像してみてください。
2.そのリンゴを、ナイフで半分に切ってみてください。
3.切り口を鼻に近づけてみてください。
。。。もしかしたら、リンゴの甘酸っぱい香りがしてくるかもしれませんね。
4.さらにまた半分に切って、皮をむいて、種をとって、そのまま
ひと口かじってみてください。
。。。甘い香りとともに、リンゴの果汁が口いっぱいに広がるかも
しれませんね。
案外、簡単に想像できたのではないでしょうか。
このように、あたかも現実で起こっているかのように、感じることができるのです。
「NLPプラクティショナーコース/参考」
大学時代のレッスンでこんなことがありました。
わたしのピアノの先生は、丸はくださっても心からのOKはなかなか頂けない、音楽に対して厳しい先生でしたが、仕上がりの良い曲は「これはいいわ♪」と言って笑顔でOKをくれました。
笑顔OKをもらう曲は、明らかに初めの練習から違う。ほかの曲と違って、楽々と仕上がったのです。弾いてても楽しいし、弾き方もいつもと違う。
なぜ、同じ練習時間でもAの曲とBの曲は仕上がりが全くちがうのか?
「Aの曲は、好きな曲で、何回もCDを聴いていた曲。
Bの曲は、やらなければいけない課題。とにかく何回も弾く。」
さて、どちらが早く、楽に、楽しく仕上がると思いますか?
良いものを脳に与えて、いい意味で脳を「だます」ことができたら、もっと効率よく、ピアノが上達するのではないか。
子どもたちに、もっと分かりやすく、無駄に苦しむことなくピアノの楽しさを伝えることができるのではないだろうか。
脳のしくみや働きが知りたくて、興味をもったきっかけです。
つづく。。。
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