私、早乙女夏琳(さおとめ かりん)
高校3年でもうすぐ卒業。
そんな私・・・
今、恋してます。
「おっはよ~ん♪卒業式まであと10日!」
「おはよ。相変わらずお元気で。」
「なんだよ元気ないなっ!!明日試合でしょ!気合入れて!!」
「気合はじゅーぶん入ってるっつ~の!ファイト~!!燃えてきたっ!!」
この子は私の大親友で
私と一緒のバスケ部。
風月 玲亜(ふうづき れいあ)ちゃん。
「おー、その勢いだっ!いっけ~♪練習がんばるよ~!!」
「目が燃えてんぞ。」
「いーじゃん!燃えてるんだからっ!!」
「そーだそーだっ!!」
こいつが私の好きな人。
日向 流葉。(ひなた りゅうは)
「うん。いっか。」
こいつ、イケメンなんだけど
性格は悪すぎっ!!
どんだけSなんだっつ~・・・ね。
同じくSの私にはムカついてしょ~がなし。
ま、こんな奴を好きなわけですが。
「練習はじめっぞ!!」
こいつ、佐々木飛河(ささきひゅうが)。
「おっけー。いこーぜ。」
「うん・・・。」
-練習中-
「パス!パスッ!!」
「おっけ~!」
ダンダン・・・!
「そうはさせるかっ!!」
「あんた邪魔よ!」
「え。」
「うしっ!」
「夏琳、シュートッ!!」
「分かってる!」
ダンダン・・・
スパッ!!
「せいっ!!」
ピー!!
「今日は終了!」
「うぉ~、終わった~!つかれた・・・!」
「なぁ、今日遊びにいかねぇ??」
「えー、明日試合なのにっ??」
「うん。気晴らしに。」
「いいね。いこっ!」
「俺もいきた~い!!」
「えー、そんなら私も!!」
この子、新倉蘭華(にいくら らんか)ちゃん。
可愛くてモテモテで、バスケ部のマネージャー!!
「んじゃぁ、カラオケにレッツゴ~!」
-続く-