ベイビードライバー☆ | ILLUSTRATOR★MIYANO NO BLOG

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イラストレーター☆ミヤノのブログ





ハリウッド映画を見ていて

いつも思うのは



アメリカ人は

どうしてあんなに

カーチェイスが好きなのだろう?

ということ。






だけど

小さい頃に一緒に乗ってた車の事故で

両親を失ったことがキッカケで

常にしている耳鳴りを消すために

常にノリノリな音楽を聴いていて



裏社会の組織の

逃がし屋をしている

天才ドライバーのベイビーの



逃れられない運命を

ブッチギろうとする物語



「 ベイビードライバー 」を見て



その疑問が

なんとなく解けたぜ♪♪








いつも思うのは

たとえ映画の中の話でも

アメリカ人は飛ばしすぎ!!





いくら車社会で

少しくらい飛ばしても大丈夫な

道幅も土地も広いお国柄だとしても



安心安全を愛する

日本人のオレが見ると



どいつもコイツも

もうちょっと落ち着けよ!!

と、ひとツッコミしたくなるくらい



みんないつでも大味で



みんないつでも

クルマを飛ばしまくっている。

( 映画だからね )







そしていつでも

ドッカンドッカン

車をぶつけるは

ピョコターンとひっくりかえって

無駄に車を飛ばすわで



みんないつでも事故っている。

( 映画だからだよ )







多分、男子だけでなく女の人でも



そしてそして

主婦の人から

おばちゃんとかおじいちゃんまで


いろんな世代の

ドライバーさんたちが



めちゃめちゃ道幅の狭い

住宅街の中でも

バランスよく譲り合ったりしながら





日常的に細かくハンドルを

きゅるきゅる切り返して

どんな繊細な場所でも

ひとつもコスったりせずに

普通に車を大切にして

安全運転もこなしている



日本人の方が

実は車の運転は

よっぽどうまいと思う。






だけど

この作品の主人公の

ベイビーちゃんは

( ちゃんいうな )




どハデなカーチェイスの中にも

繊細な運転も大切にしたい想いが

とても伝わるくらい運転がうまくて

美学も感じるドライビングで



無駄なカーチェイスは

正直、あまり好きではない

日本人のオレから見ても



珍しく

彼のカーチェイスは

とても心地がよくて



さり気なく

オシャレでエレガントな

ハートが伝わるカーチェイス♪♪

( どんなカーチェイスだよ )








音楽の使い方や

ポスターのデザインも

すごくうまいし



美男美女の哀しい逃避行な

ストーリーの王道の恋愛設定から



すごくいい感じで

古き良き時代の

映画のレトロな可愛さを取り入れた

オシャレさがあるし



出ている俳優陣も



ストレートに

めちゃめちゃワルそうな

BATS役のジェイミー・フォックスから








ベイビーを

裏社会に無理やり引き込んで

ずっと離そうとしない

謎の存在なボス役の



プライベートで

男子俳優さんへの

過去のセクハラ騒動が暴露されたり

最近、いろいろあったので



今度の役は

見ていると違う意味で?

とてもリアルなコワさを感じる



DOC役の

ケヴィン・スペイシーから








見ていると

ちょっと胃がもたれそうなくらい

ねっちょりとしたカップルぶりが

ひたすら濃すぎる



元・株トレイダーと元・ストリッパーの

こってり濃厚カップル役の二人まで





キャスティングが

とにかくハマリまくってて


出てくる人たち全員

演技がうまいし








すごくいい映画だなぁって思うと



なぜか不思議と

大ハズレすることが多い?

ヒロイン役の子も



この作品のデボラちゃんは

明るくてさわやかで

ストレートにかわいいし






ここからは

ネタバレも入りますが





これでラストシーンの

まとめ方が



もっと夢のある

終わり方をしてくれてたら



この作品はもしかしたら

プチ伝説を作れたかもしれないのが

とてもとても惜しいところ。

( プチかよ )





この作品の監督さんは

きっと、映画が大好きで



サービス精神とセンスもあって

みんなをびっくりさせたい

すごくいい人なんだと思うけど




いちばんのワルだと思ったら

そうでもなくて

実はあっちの人の方が

ほんとはワルかったり





ラストも

もっとブッチギった感じの

HAPPYな展開にいくと思ったら



中途半端に現実的な

ラストを選択したりして








もう最初の設定が

常に音楽を聴いてないといけない

天才ドライバーな

ありえない設定なんだから




これはもう

完全に個人的な好みだけど




オレ的には

もうラストシーンは

クルマで空飛んじゃうくらいの??



ちょっぴり

ファンタジー入っててもいいから

二人で逃げまくるラストで

思いっきりロマンチックに



ブッチギって

終わって欲しかったなぁって。





あとせっかく

正義感で自分たちを捕まえようとする

勇気ある一般人のおぢさんとかを



BATSとかが

速攻で殺そうとしたときに

わざと偶然を装って

撃たせないように邪魔したりして

なるべくいい人たちが死なないように

ずっとがんばってたんだから



ベイビーちゃんには

( ちゃんいうなよ )



その義理と人情を

たとえ逃れられない運命の中でも

ラストのラストまで

貫かせてあげてほしかったなぁって。








そんな

ビックリさせたい

サプライズ演出が

ラストに向かって

だんだん大味になっていく

アメリカン脚本なところだけは

残念だったけれど

( どんな脚本や )





繊細さがある

カーチェイス作品の

楽しさやドキドキ感は



カーチェイスは

普段はあまり好きではないオレにも

珍しいくらいよくわかって



見終わってから

すごく絵にしたくなるような

とてもオシャレな作品だったぜ☆





だけどやっぱり

それですべてがキマるというくらい



ラストシーンって

ほんとに大切なんだなぁって。

( しみじみいうなや )








楽しみつつ

いろいろ勉強になったぜ。