日本で1番本を読まない(当社比)古書店員読書日記

日本で1番本を読まない(当社比)古書店員読書日記

本に拒絶反応が出る方に向けて(主に自分の方に向かっている矢印を横目に)こんな本読んだよと報告していくブログ。

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背中がかゆくてかゆくてかこうと腕を背中に回したら、今までお世話になった記憶がとんとない筋肉がつって己の脆さにのたうち回りました(職場での悲しき出来事)宮野です。

夏目漱石・・・1000円札にもなったかの有名な文豪ですよ。
この読書歴5日目の丸腰の若造が、急にラスボスに挑む心持ですよ・・・・しかしお薦めされたからには読んでみたい!という事で、今回もお薦めしていただいた本からチョイスしました。

昨日までご紹介した本達は「読みやすかったです」という言葉で紹介させていただいておりましたが、はっきり言って読書初心者には非常に読みにくかったです。
有名な出だし、「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」だけでお腹がいっぱいになりましたすみません。
しかしだね。ここ最近本を読んでいて気が付いたんですけど、最初が苦痛でも3ページ読み進めるとだんだん楽しくなってくるという持論の元、読み進めたら、案の定すげぇ面白いの。
最初は怖かったラスボスが、だんだん打ち解けてきてお茶とか出してきてくれるイメージ。

あまりにも有名な作品なので、内容とかは言わずもがなだと思うんですが、私は坊っちゃんと清さんの関係がすごく好き。
疎ましく思っていた清さんを、坊っちゃんは離れる事で大切な存在だと気付いていく姿に感動しました。
あと、すごく不思議な読了感だったのですが、なんか淡々と・・・というと語弊が生じるかもしれませんが、坊っちゃんが見たこと、体験したことを非常に細かく描かれている事で、スムースレスとでも言うんでしょうか。話に段差がないの。
話のテンションに急な高低差がないんですよね。
だからなのか、私が未熟だからなのかはわからないんですが、「あのシーンはすごいよかった!」っていうのはなくて、「坊っちゃんの食べた天ぷら美味しそうだな」とか「宿屋の主人が骨董好きだと大変だろうなっつかいちいち話しかけにくるのは面倒だしなんで茶を飲んでいくんだ」みたいな地味なところばっかり覚えているのが印象的でした。

児童書でも出ているみたいですので、まだ読んだことのない方は、3ページほど頑張って読み進めてみて下さい。
気が付いたらページを重ねていると思いますよ。
坊っちゃん (岩波文庫)/岩波書店

¥378
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バスの運転席の後ろの席って、1段高くなっていて、バスの種類によっては手すりが前についてるじゃないですか。
私ね、あの手すりがあると身幅の関係で(私の体系は球体に近いので)座れないんですけど、今日何を思ったのかその席にチャレンジしてしまい、ところてんのように席にむんにゅっと入り込み、降りる時もぶるんっと出るはめになりました。
もう2度とあそこには座らない。
・・・・・宮野です。

今回ご紹介するのは、「レズビアン的結婚生活」です。
この本は、私が唯一、発売日を心待ちにしていた本です。
2冊同時発売で、「2人のママからきみたちへ」という本も発売されたのですが、残念ながらこちらは店舗になかったので、ひとまずこちらの感想を。

東小雪さんと増原裕子さんと言えば、東京ディズニーシーで同性婚を挙げ話題になったお2人です。
ディズニーも最初は同性婚に難色を示したようなのですが(意外でした)お2人の熱意で実現した次第であります。

なんで、私がこの本を楽しみにしていたかというと、私自身がバイセクシャルだからです。
現在、同性のパートナーと暮らしている訳で、となると他の同性カップルってどんな暮らしをしているんだろうな~、とずっと興味はありましたが、市場に出ている本の中でここまで読みやすい同性カップルの本(もしくは同性愛者の方の本)はそうありませんでした。
だから、とってもとっても楽しみにしていたんです。

可愛らしい漫画で、苦悩や壁は描かれていましたが、決して悲観的ではなく前向きな話になっていました。今まで2人で乗り越えてきた壁や、お互いの悩み、結婚式に至るまで・・・・。
気持ちよく、爽やかな読了感です。
また、お2人がすっごい美人なので、写真もぜひご注目あれ。めっちゃ美人やよ。

LGBTの方も、そうでない方も、気軽に・・・と言ったらご本人達にとっては語弊があるのかもしれませんが、今までにない読みやすさの同性愛についての本ですので、ぜひぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか~。


レズビアン的結婚生活/イースト・プレス

¥1,050
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仕事がOFFだったので、ひっさびさに実家に帰ったらトイレの入り口と身幅が完全に一致して尿意を忘れて佇みましたおはこんばんちは、宮野です。
一致つーか、若干はみ出てたよね。

そんな悲しき事例は放っておいて、今回は「執事のダンドリ手帳」です。
なんでこれを読んだかというと、ただただ執事という文字にトキメイタからです。
「この手帳があなたの執事替わりとなる」的な文句に惹かれたからです。
それだけ・・・・それだけ。本の選び方に若干の難があるような気がしてきましたが、気にしない。

著者の新井さんは、あの「謎解きはディナーの後で」の、桜井さんに執事の所作などを指導した方だそうで、執事のサービスを提供する会社をお作りになられています。
体験談を織り交ぜつつ、旦那様(私)の悩みの解決を手伝ってくれるというコンセプト。
多分そういうコンセプト。
要は「すぐにやらなきゃいけない仕事がなかなか手につかない」だとか「思考がとっちらかっちゃっててどうしていいか分からない」とか「めんどくせ~」とか、そういった私の悩みの解決を手伝ってくれます。
語り口調は終始丁寧な執事口調(語弊)で、読みやすいです。
これは、帯にも書いてあるんですけど「カルピスを500本用意して。2時間以内に」という主人の無茶ブリにどう対応したか、とかそういうのも書いてあって、仕事のハウツーとしても読めますが、執事!執事!って楽しくも読めました。
文字が大きくあっという間に読めますので、ぜひ鞄に1冊、執事を忍ばせてみてはいかがでしょうか。

執事のダンドリ手帳 ~やるべきことがみるみる片づく/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

¥1,344
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雪が降ると言われていたのですげぇ重装備で職場に行ったら想像以上に自分の身の幅が増えていていろんな所にぶつかりまして候。どうでもいいけど。宮野です。

Tellmeという機能?アプリ?を利用しまして、昨夜、色々な方にお勧めの本を教えて下さいとお願いしたところ、たくさんの回答をいただきました。
ありがとうございました。あんな深夜だったのに。
読むのがあまり速くないのですが、ちょっとずつ読破していきたいと思います~。
これを読んで下さっている方で、これは!お薦め!って本がありましたらぜひ教えて下さい。
ジャンル問わず、コミックでもなんでもござれ。

でもって、そこでお薦めされた作家さん、「星新一」さんの本を今日購入して帰ってきまして、今しがた読み終わりました。
お名前は流石に古書店員なので幾度となく見てきた訳ですが、この方がどんなジャンルの話を書いていてどんな人なのかの情報はまったくの皆無。
どれを選んでいいものかも分からなかったのですが、タイトルに「いそっぷ」というなんか聞き覚えのある単語があったので、今回は「未来いそっぷ」を読みました。

短編で読みやすいですよ!とご紹介いただいたのですが、なるほどすげぇ短編。
1ページくらいで終わっているものもあり、確かに読みやすいというか、読み進めていくのに励みになるというか、いちいち読み終わった感があるので、集中力が切れませんでした。
2時間くらいで読み終わりましたよ!すげぇ!!昔中学生だか高校生だかの時にハリーポッター賢者の石に挑んだんですが、2時間でまだハリー家の階段下の小部屋(だっけ?)に閉じこもったままでしたからね。・・・・どうしようもねぇ。
内容は、なんというか、おもちゃ箱をひっくり返したみたいな、金平糖の瓶詰みたいな・・・。
「アリとキリギリス」とか「ウサギとカメ」とか、子供の頃聞いたことがある話を現代風に書き換えちゃってたり、ほのぼの心温まる話もあれば、驚くほど(私にとっては)冷たい話もあったり。
で、驚いたんですけど、風刺がすごく作品の中に多いんですね。現代的・・・コンピュータに支配される人だったり、人間よりコンピュータに心許す人がいたり、未来を大切に!と一見素晴らし事を言いながら過去約束していたものをどんどん忘れていってしまう人がいたり・・・といった具合なんですが、今2014年じゃないですか。
2014年のさっき読了した私が「すげぇ今の時代の風刺だなぁ」と感想を抱いた訳ですけど、この本が発行されたのって1971年なんですよね。
読んでもらえれば分かると思うんですが、全然、古さを感じない、むしろ今まさに起こりつつある事なんじゃね?っていう話がいくつもいくつも出てきます。
調べた所、SF作家さんとの事ですが、これSFじゃねぇよ、預言書だよ怖いよ。

文体は難しい表現は一切なくすんなり読めますので、毎日寝る前に1話ずつとか2話ずつとか読むのもいいかもしれません。

とても面白かったので、他の作品も読んでみようと思います。

未来いそっぷ (新潮文庫)/新潮社

¥546
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別段、読む本のジャンルに制限を設けておりませんので、自由気ままに読んでいきたいと思いますつってる中でいきなりハードルが高そうなこの本から読み始めるとはなかなかなものなのではないかち自画自賛しております。宮野です。
句読点ってどこで打っていいか迷うよね。

さて、7つの習慣という本をご存じですか?早速って感じですけど、グイグイ攻めますよ。
スティーブン・R・コヴィーさんが執筆されたこの本。
最早、ビジネス書とか自己啓発とか成功法則とかそこらへんのジャンルでは定番というか、ロングテールというか、まず読んどけ!的な重鎮です。

最初、社長から手渡された時「マジかよ~。すげぇ分厚いしハードカバーだし重いし海外の人が書いてるし難しそうだしなんだよ~なんなんだよ~。」って社長相手にぐだりましたよ。延々40分くらい受け取り拒否してたんですけど、気が付いたらそっと鞄に忍ばされていました。
帰ってお前かよなんでいんだよみたいな感じでしたからね。じゃぁ読もうか、読んでやろうかと大層上から目線で読みました。

調べてみるとこの本、色々なバージョンが出ているようです。
ファミリーとか。なんか色々。
どちらかというと、内容がビジネス書色が強いこの本を、色々な場合に当てはめるとこうなるよ~と分かりやすく分けているみたいです。

で、読んでみての感想ですが、すごい読みやすい。
492ページを、本をすこぶる読まないこの私が2晩で読破出来る程度に読みやすい。
言葉がわかりやすい、というか具体例がすごく身近で自分に当てはめやすい。
書いてある事が全然特別じゃない感じって言ったらいいのかしら?
感覚的に知っている事が多い。でもそれをコヴィーさんの具体例を交えて文章として整理してもらえる事で、自分の中で起こっている事が客観的に理解出来る気がしました。

私、よく人生遭難するんですよ。
友達がいないので、私の人生の9割の事件は職場で起こっている訳です。
すごい時は渦潮に巻き込まれたみたいな、もうクジラとかに飲み込まれててもおかしくないみたいな状況に陥る事があります。
お客様からのクレーム対応をしている中、17時に来るはずとあてにしていたスタッフさんがまさかの電車遅延で来ないという大寒波が押し寄せているいっぱいいっぱいな最中、提出しなければならない書類の期限が30分後に迫っている事に気が付くとか、日常茶飯事です。
挙句、「宮野さん、来週のシフトまだ出てませんけど。」って言われるっていうね。
メテオか。
ここに残りの1割の自宅で起こる事件としてトイレットペーパーが切れてるという、1日で10割の事件のフラグを回収するっていう奇跡のイベントとか大量発生ですよ。
感覚的に「あー、今自分すごい色々なものに追われてるな~。これ詰んだな~。詰みゲーだな~。リセットボタンねぇかな~。」みたいな状況も、コヴィーさんの手にかかると4つの事柄に分類される訳です。
宮野的人生の終焉(誇大表記)すら、このコヴィーさんはすっきり整理してくれました。
ちらっとだけご紹介すると、人生で起こる事は
①重要で緊急な事
②重要じゃなくて緊急な事
③重要で緊急じゃない事
④重要じゃなくて緊急でもない事
の4つに分類出来ると。なるほどと。思うわけですよ。
クレーム対応は①、スタッフが来ないのも①、書類も①、シフト掲示も①、トイレットペーパーも個人的には①に振り分けられます。私の人生って重要で緊急な事ばっかり起こってますね。
でもさ、これさ、元々はほとんど③に分類されてたものだと、気が付くんです。今書きながら改めて思うので間違いないはずで気のせいでないはずです。
クレームに関しては予期せぬ事もありますが、もっとしっかりクレームが発生しない環境を作れば起こらなかった事で、火急ではないけどすごい重要な事っておろそかにすると一気に①とか②とかになって自分の身に降りかかるんだなと・・・・反省。
こんな感じの事が、すごく分かり易く書いてあります。
7つの習慣というタイトル通り、私たちの身の回りで起こっている事を7つの段階に分けて1つずつ習慣化すればいい方向に向かいますよって導いてくれる訳です。

何度でも読み返したくなります。
読み返す度に、おっといけねぇ、と気持ち新たにさせてくれます。
ただ、読んだだけじゃダメですね。
今目の前に私がサボりにサボってたまった仕事が山積みになっています。
なんでもそうですけど、本って読んだだけで出来るようになった気になりがちで、ダイエット本とかに至っては買っただけで痩せられる気になる人も多いと思うんですがうるさい泣いてねぇよ、ダイエットは③に割り振られるっつか最早①に食い込んできてるけど明日から本気出す。
違う、そうじゃなくて。
読んで、実行しなくては意味がありません。せっかく得た知識、今後私もしっかり習慣化させていこう、と思える1冊でした。

ちなみに、最近漫画で読める7つの習慣という本も発売されました。
活字でも全然読みやすいので活字をお薦めしますが、まずそろっと読んでみようかなって人は漫画から入るのもいいと思います。

7つの習慣―成功には原則があった!/キングベアー出版

¥2,039
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まんがでわかる7つの習慣/宝島社

¥1,050
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まんがと図解でわかる7つの習慣 (別冊宝島) (別冊宝島 1805 スタディー)/宝島社

¥980
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齢29歳のギリギリ20代にして古書店勤務10年目に差し掛かろうとしている今、差し当たって直面している問題と言えば、私が一切本を読まない事がジワジワ社長にばれてきている事ですおはこんばんちは、宮野と申します。
宮野って名乗りたいだけです。
PCの中でくらい好きな人と同じ姓で発言をしたいという悲しき願望の賜物です。
いや、そんな事はこの際どうでもいいんです、問題は私の悲しさではない。

書籍離れが叫ばれて久しいこの世の中には、本を売る事でご飯を食べている人間が本を読まないような状況も生まれてきている訳で、もしかしたら私がその最たる人間なんじゃないかって事で、社長が最近「宮野、だんだん本の話題を振るとBL本の話しかしなくなってきた」と感づいてきたんじゃねぇかって事で、急きょブログを立ち上げてみました。
やってるよアピール。本読む努力始めたよアピールで。

本を読む人って努力して読んでないんですけどね。まずスタートっていうか土俵が違うっていうかですけど、まずは意識して読んでいこうよって気持ちが大事だよね。
何事も気持ちが大事だよね。気は心ってやつで。

いかがでしょうか。
みなさん、本、読んでますか?
この際漫画とかでもいいんです。要は書籍というものに触れてますかって事。
私は、本当に読まないです。びっくりするくらい読まないです。
最近やっと読んだのはコミックの「進撃の巨人」くらいなもので、しかもキャラクターの名前と顔が一致しなくて主人公のエレンさんを常に新鮮な気持ちで眺めているという体たらく。
さてどうすればこの体質を改善出来るのかと考えていた時に、「人にこの本面白いよってお薦めする仕事なんだから、そういう視点で本を読んでみたらどうだろう」と提案を受けました。
で、ブログ開設。浅はか。
今後、読んだ本をこのブログを通して世界にお薦めしてみようと思います。
グローバルにね。目標はミシュランみたいにミヤラン的な★とかつけちゃうぞみたいな。
もう何を言っているか分かりません。
本を読まないので文章も大変読みづらく、支離滅裂でご不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、というか不快感を世界に発信しそうな気がしているんですが、めげない。
私の文章能力はフリー型という新ジャンルです。あんの?もうあんの?
諦めてお付き合いいただけるとありがたいです。

実はもうこのブログ立ち上げに合わせて本を紹介出来るように1冊読破して参りましたが、案の定自己紹介というか汚点曝しだけですごい文字数になってしまった為、記事を分けたいと思います。
ノープラン、ノーライフ。いつでも当たって砕ける精神です。

なにはともあれ、本を読まない、読む気がしないと思っている方々と共に少しずつ本の世界に入って行けたらいいなぁ、というのが私の目標ですので、ぬるぬるっと生暖かく見守って下さい。
よろしくお願いいたします。

宮野 愛