皆さま、大変ご無沙汰をいたしておりました。
自分自身、まさかここまでブログアップが
ピタッと止まるとは思ってもいませんでした。
といいますのも、昨年の演奏会イベント以降、
怒涛のごとく押し寄せた、人との“ご縁”…
これが自身の想像をはるかに超える密度だったもので…
とにかくその時々において、氣の赴くままに
その“ご縁”を広げ、その広がりとともに感じられる
“幸せ”を噛みしめながら駆け抜けていった結果…
また一つ何か“吹っ切れた”ような感覚…
ゆるやかな『自己肯定感』とでも言うんですかね？
只々自らの振る舞いを眺め、認める…
“ありのまま”でいることへの許し…
うまい表現が見つかりませんが、何となくそんな感覚…
今までの自分には、あまり持ち合わせていなかった
新鮮な感覚に、ゆったりと身を委ね、浸っていた…
そんな時間が過ぎていたように思います。
状況を一変させた“出来事”
それでも、２０２３年を大きく振り返る意味でも、
年明けにはまとめて記事にしようと思っていた矢先…
それまでの状況を大きく一変させる“出来事”が…
…
……
………
2024年1月1日 16:10
『令和6年能登半島地震』発生
気象庁「令和６年能登半島地震」について（第４報）より
この地震でお亡くなりになられた方は、災害関連死を含め260人。
住宅の被害は12万棟を超え、うち「全壊」が8500棟超。
未だ3400人あまりの方々が、避難生活を余儀なくされています。
この場をお借りしまして、被災された皆さま、
心を痛めておいでの皆さまに謹んでお見舞いを
申し上げると共に、一日も早い復興、
そして日々健やかに過ごすことのできる日常が
一日も早く訪れますよう、心よりお祈りを申し上げます。
新たなる“思い”
年明け早々に起きたこの出来事…
これは個人的にもかなり“効き”ました…
分かっていたことです…
この大いなる大地の、深淵なる営みに対し、
人間がどうこうしようなどと思うこと自体がそもそも
“不遜”であるということ。
でもそれでも、居ても立ってもいられずに、2021年に始めた
【大地の鎮め奉納演奏の旅】
自分なりにですが、この旅の“手ごたえ”を感じながら、
日々過ごすことのできていた中での、この大きな出来事は、
相当な衝撃をもって自身を苛みました。
しかしながら、時が経つに連れ、この出来事が
自身にまた別の新たな“思い”を抱かせることとなったのです。
『まだやれることがある』
前回の旅は、中央構造線へのアプローチを主眼とした試みでした。
しかしながら、今回の地震は、中央構造線とは大きく離れた、
能登半島北岸の断層、「F43」と呼ばれる海底活断層付近で
発生したとされています。
産総研地質調査総合センター
令和6年（2024年）能登半島地震の関連情報「第三報」より
クリスタルボウルの音が、
その演奏場所から距離が離れるに従って
徐々に減衰していくのと同じように、
音が持つパワーも次第に弱まってしまうのは明白。
であれば、これまで訪れることの無かった様々な場所で…
より多くの場所で奏でることができれば…
その土地だけでなく、その周辺にある断層へも、
よりダイレクトにアプローチできるのではと考えました。
【大地の鎮め奉納演奏の旅】
～第二章～
陰ながら始動をしておりました。
と言いましても、日々の勤めもある身…
５か月ほどの間に、少しずつ各地へ足を延ばしながらの奉納…
始まりの地はと言いますと…
私にとって、やはり諏訪の地は外せません…
鼈澤荘厳山 大虚空蔵院
「仏法紹隆寺」様
この度も、奉納演奏へのご理解を賜りました、
第３９世住職 岩崎 宥全 様 に、心より厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
『諏訪大明神御本地普賢菩薩』
辰年に執り行われた貴重な「新年大祈祷」後の堂内にて、
旅の始まりのご挨拶と、守護祈願、成就祈願のご奉納。
東は、アラハバキの聖地
岩手県花巻市「丹内山神社」様
西は、田心姫命の聖域へ…
福岡県宗像市「宗像大社沖津宮遙拝所」様
そして、今回の旅の要、これまで能登を永くお護りくださっている
能登國一宮「氣多大社」様
能登の大神
「氣多本宮（能登生國玉比古神社）」様
更に今回は、震源にできる限り近く、一般車両での立ち入りが
許されるギリギリのラインで捧げさせていただければと…
石川県輪島市「櫛比神社」様
このように…
おかげさまをもちまして無事、
一連のお勤めを終えることができまして、こうして
ブログアップさせていただくことのできる状況に
ようやく相成ったという次第でございました。
旅の詳細については、また個別に記事にできればと思っておりますが、
この【第二章】の旅については、まだ明確な“終わり”を定めず、
今後も継続して執り行っていければと考えております。
とにかく自然に…
委ね…
氣の赴くままに…
引き続き、この大いなる“流れ”に身を委ねてみたいと思います。
「氣多大社」様
令和6年能登半島地震を後世に伝えるクラウドファンディング
最後にご紹介をさせてください。
「氣多大社」様では、震災以降、毎朝
“復興祈願”を執り行われていらっしゃいます。
ちょうど私も当日、ご祈願をされている朝方に
お伺いさせていただきまして、ご奉納させていただく旨、
お許しをいただいてのご奉納でした。
この場をお借りしまして、奉納演奏にご理解を賜りました
三井 孝秀 宮司様に、心より厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
なお、「氣多大社」様では現在、
震災復興祈願、そして社殿修復のための
『千人祈願』クラウドファンディング
を実施されていらっしゃいます。
能登の復旧、復興に携わられている
工事関係者の皆さまが、安全に作業できますよう…
そして…
地域の皆さまの、無事平穏で、
健やかな暮らしが一日も早く戻りますよう…
私も微力ながら、引き続きお祈りをさせていただきます。
本日もお付き合いをいただきまして、誠にありがとうございます。
三八名重