皆さんはハンドボールを屋外競技と思っていますか?
それとも屋内競技だと思っていますか?


以前に他のブログにて、このような話題が持ち上がっていたので、今回取り上げてみました。



ハンドボール協会の機関誌には『屋内競技』という明確な位置付けが有りました。


僕も単純な考えではありますがプレーを楽しむためには、シュートを思いっきって打つために倒れ込んでも影響が少ない屋内であるべきだと思います。
また、ボールのハンドリング機能を向上させる『松ヤニ』の効果が、最大限発揮されるのも屋内だと思います。


世界のプレーを見ても、サイドハンドシュートやボールに回転を加えたシュートなど、松ヤニの効果を利用したプレーが随所に見られ、普段からというよりも教育段階から屋内でプレーを学んでいる感じがします。


もう少し詰めた話をしますと、最近開発されているボールのコンセプトとして、松ヤニを使用しなくてもグリップ性能を高める事を目的としたボールが発売されているそうです。
しかし、実際に世界で使用されているボールは、固くて使いにくいものだそうです。
すなわち最初から松ヤニを使用する条件のもと作成し用いられているのです。
国際大会にて世界では当たり前で日本では対応が求められる現状では、日本と世界では差が縮まってこないと僕は思います。


また教育段階でも、グリップが効かないボールではハンドボールの醍醐味である「相手の隙を見て思い切って打つ」という精神がなかなか養われないのではないでしょうか?


体育館の管理は大変だと思いますが、是非とも指導者の皆さんには『ハンドボールは屋内競技』という基本概念で各方面へのアプローチをして頂きたいと願います。