互いに1点を取り合う攻防で後半戦が幕を開けた。
後半7分、湧永は新のサイドからの2連取で抜け出し、車体の退場を誘いつつ点差を広げる。
しばらく湧永が2~3点リードのまま試合が進む。
途中に車体坪根、湧永松村両GK活躍を見せ、意地の見せ合いも見られた。
23分、湧永古家が速攻でカットインを決めると、車体に焦りが見られたが、25分から銘刈・小沢・崎前・門山の4連取、終盤ここぞでの坪根の連続好セーブで湧永21-22車体と逆転。
残り6秒からのセット、湧永松村が好セーブからの速攻を仕掛けるが、速攻の途中でブザーが鳴り湧永21-22車体でトヨタ車体が初の決勝戦へとコマを進めた。

実力伯仲のなかで最後まで点差が離れず、終了間際で1点差を争うハンドボール観戦の醍醐味を味わった好ゲームであった。