こんにちは。

 

中学生が英単語を学ぶ時は「読めて意味がわかる」→「書ける」の順に学びますが、たまに「書けて意味もわかるのに読めない」ということがあります。

 

一般的に、読めないものは印象に残りにくいので、読めるに越したことはないのですが、「読めない」こと自体は無理もないことなのです。

 

英語にもスペルと発音の間にはルールがあるのですが、そのルールが細かく、しかも例外が多いのです。それだけではなく、その例外の多くが中学校で集中的に出てくる(つまりよく使う語であるということ)ため、学習者が混乱してしまうのは当然のことなのです。

 

また、ルールが細かく例外が多いことは、すなわち教えにくいということを意味します。

 

一方、ひとつひとつの単語の読み方を教えるのはそんなに時間も手間もかかりませんし、教科書のQRコードから音声を聞くこともできます。

 

そんなわけで「この単語は(なんでかわからんけど)こう読むんだ」と受け入れるのがいちばん手っ取り早いということになるわけです。

 

 

ただし、受け入れた後にそれを定着させるのは学習者にかかっています。手軽にできてしかも効果も期待できるのは、やはり音読でしょう。音声を流しながら一緒に読んでもいいでしょう。毎日3分音読すれば教科書の中に読めない単語はなくなります。

 

 

さて、この記事のタイトル「なぜ came はケイムと読むのか」は授業中の生徒の疑問です。せっかくの疑問ですから「なんでかわからんけどそう読むんだから覚えればいいの」と言うのももったいないので、さらりと「この a はアルファベット読みするんだよ」と教えました。(笑)