ようやく溶けるかと思ったらまた降って
晴れてきたと思ったらまた吹雪く
そんなことの繰り返しだった今日の鳥取
わずかに残る雪で遊ぶワンず
仲良しゴールデンパピーコンビは今日もよく遊んでます
まるで姉妹のよう
うっすら笑顔
さて、今日はシリーズ「犬を飼う」。
今日のテーマは「犬は寒がり?」です
よく、「エアコンは何度にしたらいいか」と質問を頂きます。
しかしこれには模範解答がありません。
部屋のつくりやそこにいる犬(人)の数、エアコンの大きさやパワー、もっといえば1階なのか2階なのかでも変わってきます。
また、活動している時間(昼)なのか、寝ているだけなのか(夜)によっても変わります。
クレートに入っているのかフリーになっているのか、でも変わります。
例えば訓練所では日中はもちろん、夕方、夜ごはんの後、夜寝る前など、何度も犬舎の温度を調節しています。
もちろん犬種や大きさによっても違いますので、寒さに弱い子などはプラスで毛布を入れたりかけたりしています。
クレートは上から毛布で覆うだけで暖かさがグンとUPします
寒くなると体調を崩す子が増えたり、下痢をする子が増えたりしがち。
が、これは多くの場合「寒くて体調を崩している」というより「寒暖差にやられて体調を崩している」事が多いように思います。
例えば、室内で飼っている小型犬の場合、暖房をつけてホットカーペットをつけて洋服も着せて・・・という方もいるかもしれませんが、これはやりすぎ
これだと外に出た時、室温との寒暖差でやられてしまいます
また、外に出なくても夜、誰もいないリビングでワンだけをぽつんと置いているなら、日中人がいる時より寒くなりますので暖かくしてあげる必要があります。
犬種によって差はあれど、基本的に犬は暑さにはとても弱いですが、寒さには比較的強い生き物。(ヘアレスドッグ等はまた別です)
日本国内で人のいる室内で飼っていれば通常寒すぎることはそんなにありません。
「でもうちの子、寒くて震えてるんです」
という場合は寒さに「弱くなってしまった」可能性が高いです。
思い出してください、30年前は日本でも外飼いが主流でした。
一年を通して庭先にいるのが当たり前でした。
もこもこの下毛(アンダーコート)を蓄え、寒い日には丸くなって寝ていました。
何年も前ですが、大山で半外飼いのパピヨンに出会いました。
驚くことにその子は違う犬種じゃないかと思うくらい、もこもこの毛を蓄えて、冬でも元気に過ごしていました
ずっとその環境にいるので、体も毛もちゃんと対応しているのです。
(小学生の時クラスに一人は冬でも半袖短パンの子、いましたよね)
最近の小型犬は逆に、寒かろうとぬくぬくさせ過ぎて毛量が減っている子が多くなりました。
ずっと洋服を着せっぱなしにしていたり、部屋を暖かくしすぎていると毛が必要なくなり、毛量が減ったり毛が薄くなったり、ダブルコート犬種の場合冬に本来必要なアンダーコートが冬に抜けて無くなってしまうことも。
人間も、外で着てたダウンコートは室内では脱ぎますよね。
外から帰ってすぐは寒くても、少ししたら暖かくなりますよね。
それはワンも同じ。
その温度調整は飼い主である私たちがしてあげなくてはいけません。
本来犬は洋服は必要のない動物。
いつも室内で暖かく過ごしている子が寒いお外に出る時や、伸びた毛をトリミングして急に短くなった時、シニアで寒さに弱くなった時。
また、出先で抜け毛で迷惑をかけないようにや雪遊びの時に雪玉が出来ないように、雨の日に泥跳ねしないように・・・等。
洋服は目的に合わせてその都度脱ぎ着をさせるのがベストです
犬たちが寒そうにしているか否かの目安は「寝方」がわかりやすいです。
普通に丸くなって寝ていたり、横向きに寝ていたり、仰向けに寝ていたりすれば適温。これらはその子の寝相にもよります。
逆に、クレート(ハウス)のすみっこでギュッと普段より小さく丸くなっている時は寒すぎるかも
みなさんもワンちゃんの様子をよく観察して、お部屋を適温に保ってあげてくださいね