中国で話題の『貧乏人セット』 | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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最近、中国で人気?になっているものに『貧乏人セット』と言うものがあります。


「貧乏人セット」は中国大陸部でマクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどのファストフードが打ち出した「格安セット」に対する通称で、通所のメニューでは数十元(約1000円)する所を、内容を極めてシンプルにして15元(約320円)にした物です。


その写真がこれ↑。
ハンバーガーと飲み物だけの小腹を少しだけ満足させるものと言えばいいのかも知れません。

これが若者に人気なのかと言えば、お金がないから。
現在中国は、不動産バブルが弾け不動産のデベロッパーの多くが多額の負債を抱えて実質破綻しており、その影響で金融関連もかなりヤバい状態です。
また、EV、鉄鋼、太陽光バネル、バッテリー等が生産過剰で価格は暴落。
国外に売り捌きたいのでしょうが次々と関税をかけられ関連企業の多くが苦戦しています。

その影響をもろに食らっているのが中国の若者たち。
若者たちの失業率は20%を超えているといい、有名大学を出たエリートもやむ無く飲食店に就職するという状況です。

提供する側は薄利多売で集客を狙っているのだと思いますが、こんどは過当競争で今度は飲食業が閉店ラッシュするという事態になるのかもしれません。

こんな経済状況に対し、キンペーがやっているのは供給側への支援。
やっぱり経済無知だからそうなるんでしょうね。

中国経済はいよいよ大崩壊すると見られているので、日本への観光客も減るでしょう。
問題ばかり起こす中国人は制限するのは当然ですね。