飲食店のキャッシュレス倒産が増えている? | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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昨日見た、統計で世の中を分析してある動画で、飲食店やるなら焼き鳥屋と言うサムネールの動画を見ました。

ここのチャンネルはいつも3部に分けて解説をしているのですが、見た動画の最初は飲食店のキャッシュレス倒産の話。


個人営業の飲食店は、年商1000万円から2000万円程度で、月商は83万円から167万円程度(AIに聞きました)。

売上のうち、

・原価率(主に材料費)30〜40%程度

・人件費率20%〜

で、この2つを合わせたFL率が60%を超えないようにするのが基本です。

そこから光熱費、店の賃料、広告費などを除いた残りが利益です。

10%程度残ればまずまずですが、月商150万でも手元は15万なんですから結構厳しいものがあります。


そして最近はキャッシュレス決済も導入してますので、その手数料も払わないといけません。

クレジットカード、交通系ICカードは3%台、QRコード系でも2%かかります。

キャッシュレス決済ばかりだとこの利益から3〜4万円更に少なくなるわけです。


元々利益率が低い飲食店は即、死活問題に繋がりますから元金のみ決済のお店があっても仕方ない事です。

ですので、その辺の事情を理解せず店にクレームを付けるのだけは止めましょう。

少し前までは100均ショップも現金決済だけでしたが、同じ事情です。


本来であればキャッシュレス化を進めようとしていた政府が何らかしらの支援をすべきなんですけどね。