ラピダスの北海道工場の課題はやはり水? | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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直前のブログで熊本に設立されたTSMCの工場の話を書きました。

ポイントは水だということを強調しています。


そして、という北海道に設立することが決定しているラピダスの予定地はどうなのか少しだけ調べてみました。


工場を建設する場所は千歳市。

広い土地は問題ないとして交通手段も近くに空港と港もありそのあたりはおよそ問題はなさそうです。

そして課題の水ですが、この記事では『豊富』にあるとしています。

 


つまり量は問題ない、と。
ただその水資源自体に問題、課題がないわけではなさそうです。
その辺りにフォーカスしたのが以下の記事です。


1つは工業用水でもう一つは千歳川から引くケースのふたつです。
長所短所は記事内に書かれてますが、改めて書いてみます。
①工業用水道
 長所:安定的に供給可能。利権調整不要
 短所:工場建設予定地までの14kmの水道を引く必要
    あり。費用は約100億円
②千歳川から引水
 長所:近くから引水可能かつ費用も安い
 短所:数十の利権者がいるため調整が必要(大変)

案はともかく決定してないということのようです。
また、洗浄として使用するために超純水製造装置を使用しますが、少なくとも千歳川の水は事前の濾過は必須となります。
後、工場稼働のための人材確保には一抹の不安は感じますが、大丈夫?

個人的には少し危ない感じがするんですけどね。
製造する半導体の販売先やそもそものニーズ(製造するプロセスルールにも関係あり)が有るのかと言った辺りも不安は拭えません。
その辺りをもう少し固めないと失敗したときの反動は大きいですから、計画は綿密に。