宝塚歌劇団のダメを整理してみた | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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ここのブログでも何度か宝塚歌劇団にダメをだしているのですが、未だ一縷の希望を抱いていたり、中には宝塚歌劇団を正当化したいあまり、メディアを全て悪、虚偽報道しているだとか喚いたり(苦笑)していて、最近出てくるこの手のブログなどを見るとひどい有り様です。

もう少し現実を見たらどうかなと思います。



ということで改めて宝塚歌劇団のダメな部分を整理して列挙したいと思います。

ご意見があればコメント欄でどうぞ(笑)

承認制にはしてないのでご自由にどうぞ。



1.親会社がくクソすぎる(阪急電鉄)

 宝塚歌劇団はご存知の通り阪急電鉄が創設しその株式を100%有している親会社です。

親会社の方針は絶対だし、現在では子会社が起こした問題の責任を問われるのは当然となっています。

にも関わらず、会見の直前に真っ先に逃げたのが阪急阪神HD会長の角和夫です。

↓この人物です。

会見の直前まで半ば趣味を兼ねて宝塚音楽学校の理事長に就いていて、入学の面接の際、親の職業(つまり収入)や人脈などについて質問していて、コンプライアンスなども無視していたようです。
つまり、入団後に親のツテでチケットを捌けない生徒は(極力)取らないようにしていたものと思われます。
そしてその妻は、組のトップスターの人事にも口出しをし、自分の好みの娘を選ぶよう圧力をかけていたようです。
劇団を私物化しているとは言語道断。
コイツラがメディアの前で謝罪しない限りこの問題は終わりにならないでしょう。
そしてこんな奴らが支配する以上、改革なんて望むべくもありません。

そして今度の理事長も阪急電鉄から送られた人物で、今回は学校の方の理事長も兼ねています。
この人物、被害者遺族に証拠を出せと言った当人で、
ホント論外。
こんなのが理事長とか最悪ですね。



2.長年、労務管理の問題を放置

 宝塚歌劇団は現在、過重労働問題で労基の立入検査を受けています。

これは21年にも受けており、短期間で2度も立入りされた珍しい企業です。


また上の記事にありますが00年以降、労基から4度もの

是正勧告を受けており、労務管理の杜撰さでは指折りの企業だと言えます。

世間的に言えば超ブラック企業です。

存続している事自体が不思議なくらい。



3.伝統を勘違いしている

 もうすぐ創立110年を迎える宝塚歌劇団ですが、今回の問題に対し少しも対応が進まないとの世論に配慮してか記念行事を中止しました。

次は200周年の時に行ってください(笑)

劇団には110年の歴史があるわけですが、他の伝統、伝統芸能や伝統工芸として現在に残っているものはただ年月を重ねてきたわけではありません。

時代に合わせて変えるべきところは変えたり改善したりし、残すべきことをしっかり守ってきたものだけが現存しているわけです。

進化論における「適者生存」はこの社会にもあるのですが、悪しきルールや風習等を全て「伝統」だと勘違いして受け継がれているのご宝塚歌劇団。

その勘違いで受け継がれているものは上級生に対する絶対服従であったり娘役に対する異常な差別であったり、それらに基づいたいじめ・パワハラ等であると思います。

それを「伝統」だとして何も変えようとしないところが思考停止、いや何も考えてなかったのかなとしか思いません。

舞台の上は浮世離れした世界でしょうが、団員として活動する人、中で働く人達は現世に生きているんです。

時代に合わせて変われない組織は滅び行くのみです。

それはファンにも言えることですが…。



4.チケットを捌けないポンコツ営業

 宝塚歌劇団では団員に対してチケットノルマがあります。

親に資産、収入が十分にあり人脈を使ってチケットを売り捌ければノルマが課されていても団員に影響はないでしょう。

それが出来ない団員は稽古所ではなくなるわけで、精神的な負担も含めて大変だろうと思います。

しかし、売上が年250億円もある企業なのに一部(大半?)は劇団員が言わば手売りしてるってどこぞの極小劇団なのかなと思います。

ちなみに劇団四季では原則、会社の営業がチケットを全て捌くそうです。

大きな劇団ならこれが普通でしょ。

なぜできない?ポンコツだから?



5.勘違いしたファンが過度に擁護

 旧ジャニーズでもありましたが、熱狂的なファンが過度に会社などを擁護し、あまつさえ被害者を叩くという暴挙に出たりしています。

ヅカファンのごく一部でしょうが、過度に劇団を擁護しておかしな発言をする人もいます。

それから、特定の団員を過度に持ち上げたりしてその人が何とかしてくれるなんて勘違いしている人も多いようです。

問題の本質を理解せずに擁護ばかりしていては真の改革などあり得るわけがありません。



6.(当然)自浄能力など無い

 跡多いコメントが何とかしてくれる、何とかなるとまだ自浄作用が働くと思い込んでいる人たちがいるのには驚きます。

親会社がアレですから、完全子会社の劇団が変わるはずもありません。

腐った親会社がいるのですから自浄なんて期待してはいけません。



7.少女歌劇団自体が時代遅れ

 宝塚歌劇団は、その前段として宝塚音楽学校への入学(合格)を前提とし、その試験は15から18までの中卒以上の女性のみが受けることができます。

学校で2年間を過ごし、晴れて団員となります。

トップスターになるには早くても5〜6年、通常はもっと掛かるわけで、トップになった頃には立派なオトナてす。

今の時代、入学を卒業したての子供(少女)に拘っているのか良くわかりません。

レッスン後、優秀であればすぐにでも舞台に立てるのならともかく、自前の学校に在学させるのか。

コレも伝統とかいうやつですか?(笑)

どうにも時代とずれてる感は否めないし、この入団条件にしているのかも論理的には説明不可でしょう。

ただの趣味としか思えないし…。

これからもこのスタイルを貫くんでしょうか?



問題を挙げれば大きくはこれぐらいかと思いますが、本日は最初の腐った親会社に尽きると思います。

阪急電鉄な配下にある限りは本質的には変われません。

資産を持ち興味のある真っ当な方(もしくは企業)が買い取るのがベストですが、デューデリをすれば…1000億円から1500億円ぐらい?

売上、利益、純資産のうちはっきり分かるのは売上だけですからね。

まず年間に250億円くらいの売上を立てていますが、利益がどの程度なのかが問題。

支払ってない人件費分も加味しないと正確な利益は弾けませんし。

それを踏まえ、人材とおよその額が弾けそうな不動産(土地・建物)一式と著作権類を入れればこんな辺りかなと。

何方かこの地獄のような歌劇団を買い上げて頂ける方はいませんかね?(苦笑)