ユニクロの製品別製造国について(2022年年末) | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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以前、同様のブログを書いたのですが、2018年末から2019年初なので4年ほどたちました。

現在、ファーストリテイリング(ユニクロ+GU)が製造を委託している国とその拠点数については以下のブログにまとめてあります。

ユニクロの製造拠点(2022)

 

上のブログを見ればどの国で製造されたものが店頭に並んでいる可能性があるかはわかります。

ただ、ユニクロの店頭にどの国で製造されたものが並んでいるかはわかりません。

ですので、改めて店頭で確認してみようと思いました。

確認は前回と同じ店舗ですので商品点数はそれほど豊富ではありませんが、今回は製品別に整理してみようと思います。

 

■ファーリーフリース(もこもこフリース(笑))

店頭で確認できたのは、カンボジア製とベトナム製です。

他国の製品もあると思いますが、他の商品も確認したいので。

 

■ウルトラライトダウン(ベスト)

こちらの商品は、インドネシア製とバングラデシュ製です。

こちらも全てを確認いるわけでもないので他国製もあると思います。

 

■スウェット(パンツ)

こちらはベトナム製と中国製

共に主力の製造国製ですが、全ては確認できてないので他国製もあると思います。

縫製そのものが難しいわけではないでしょうから。

 

■シームレスダウンパーカー(3Dカット)

ベトナム製でした。

縫製技術がそれなりに必要なのでしょう。

 

■フランネルチェックシャツ

バングラディシュ製

商品を見てなんとなく納得(笑)

 

■ヒートテックリブビーニー(ニット帽)

中国製でした。

他国産のもありそうです。

 

■ワイドフィットジーンズ

カンボジア、バングラディシュ、中国製でした。

途上国に工場を設ける際に、最初に委託する製品になると思われます。

 

■ヒートテック(超極暖)

値札だけを見ても商品がわかりにくいので表の写真を追加しています。

製造国は、中国、ベトナム、インドネシア製でした。

インドネシアでも製造しているんですね。

 

■トランクス

最初の2つがバングラディシュ、タイ、ベトナム、中国製です。

ただし、最初の2つと次の2つでは素材が違うので縫製技術にあわせて委託先を分けているのかもしれません。

最後の一つはヒートテックでバングラディシュ製となっています(トランクスかは怪しいですが…)

 

■ベルト(牛革)

インドと中国製です。

でも、牛革なのにインド製って…大丈夫?(苦笑)

 

■UT(リサ・ラーソン)

「平和のために…」と謳っているUTでベトナム製でした。

まさか中国製じゃないよな?と思いましたがベトナム製。

全てを確認してますが、中国製がないことを祈ります。

 

■エアリズムマスク

最後はエアリズムマスク。

商品ラベルを見ても製造国が書いてありませんでした。

パッケージを良くチェックしたらしれっと製造国「中国」とありました。

あまり表立って書きたくないんですかね?

 

4年前と比べると多くの商品を多くの国に委託製造していることが分かります。

とは言っても製造拠点数でし中国が57%と相変わらず圧倒的多数を占めています。

日本以外の国への販売で活用しているのかもしれませんが。

ただ、地政学的リスクの高い中国への依存度が高いのがファーストリテイリングの問題です。

今後はゼロコロナの反動でまた製造拠点が停止に追い込まれるかもしれませんし、台湾侵攻の問題もあります。

ウクライナの件でロシア店舗の撤退が遅かったことがこのあたりの課題に柳井氏があまあまそうなのが気にはなります。