なぜ自動車用半導体だけ不足しているのか | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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2020に新型コロナが撒き散らされたおかげで、色んなサプライチェーンが混乱しました。

そしてその製造現場も感染者拡大で閉鎖などの措置を取って更に供給は不足。

半導体などはその代表の一つでした。

しかし、2021秋辺りからは徐々に解消され以前のような半導体不足という話は聞かなくなりました。

しかし、相変わらず不足しているのが自動車業界。

その理由について以下の記事で解説してくれています。 


なぜ、自動車メーカーだけ不足しているのか。
その理由は3つです。
①発注される数量があまりにも少ない(通常の1/1000)
②求めている品質が異常でかつ少量多品種
③発注者としての傲慢な態度
自動車メーカーが必要としている半導体は、制御用のマイコンとパワー半導体。
特にパワー半導体はEVなどでは重要な部品となります。
にもかかわらず発注量は極小で品質要求も厳しい。
これだけでも半導体メーカーは受けたくないですよね。
加えて完成メーカーの驕りからかつての日本の半導体メーカーにはギリギリの価格でゴリ押ししてました。
トヨタとかトヨタとかトヨタとかが。
それを、日本電産の永守社長が傘下に入れようとしたら、確かトヨタが猛反対したんですよね。
そして日本の半導体メーカーは利益を出せずに以下御存知のとおりです。
そして同じような交渉を世界最大の半導体メーカー、TMSC にやったらしいというのが上の記事です。
しかも、部長レベルが話をしたかも(筆者推測)なのでとんでもない話です。

こういう事情もあって、自動車用半導体の納期は半年を超える状況。
要求からすれば通常の1000倍、良くても100倍ぐらいの対価を支払うならともかくそれもやらずに要求ばかりしてるんでしょう。

現段階ではバックログが解消されることはなく慢性的な半導体不足が続くでしょう。
これも自業自得(苦笑)