9/6の北海道地震発生後、インフラとしての最大の課題である電力不足のニュースは毎日流れています。
しかし、北海道電力が、
・どれだけの供給能力があるのか
・どけだけの需要(実績)があったのか
の数値としての報道があまりにも無ありません。
仕方ありません。
ならば作るしかあるまい、ということでチャートを作ってみました。
ソースデータはこちらから。
北海道エリアの需給状況過去の電力使用状況データのダウンロード
データはCSVで日単位で作成されていますので、そこから必要なデータをピックアップして作成しました。
日々の最大需要実績は時間単位のデータの最大値を使用しています。
大体18:00~20:00がピークになっています。
地震発生の9/6は、最大需要実績は地震発生後の最大値、ピーク時供給能力は前日の予定データを使用しています。
9/15の実績は前日の予測データです。
チャートにしてみると、地震発生翌日まではその余波で需要はかなり少なくなっていますが、9/8以降は節電しつつ電気を使用しているだろうことがわかります。
その後、ピーク時供給能力は徐々に増やしていたところで一旦下がっています。
恐らく老朽化した火力発電所のトラブル分だと思われます。
3連休明けの9/17(火)からは節電のお願いを解除するそうですから、ピーク時供給能力が400万kW程度にできるということでしょうが、詳細データはまだ把握できていません。
今後の予定は、9月(中?)に、苫東厚真発電所1号機(35万kW)が復旧し、供給が安定するとしていますが、冬に向けては550万kW程度の供給能力が必要とされるところです。
苫東厚真発電所2号機(60万kW)、4号機(70万kW)まで復旧すればかなり安定するんでしょうけどね。
各発電所などの発電量などはこちらのブログにまとめていますのでご参考まで。
以降、データが増え次第、ブログも更新する予定(未定(笑))です。
最終更新 2018/9/15 7:40