今日は私の誕生日。
実は昨日、大伯母が亡くなりました。
ちょうど一年前には大伯父が。
仲良し夫婦。
訃報を聞いたとき、古典の一説を思い出しました。
「あなたが亡くなってからあと、そんなに長く私が生きると思っていらっしゃるのですか。
(生かすつもりでいらっしゃるのですか)
そう思われることが情けない。」
何のお話だったでしょう。
今年一月に会ったときは、大伯父を亡くしたすぐあとだったけれど、
体はしゃんとしていて、いつもどおり、きちんと、優しく応対してくれました。
二月に母が体調悪くして帰省したとき、
同じく京都から帰省した弟と一緒にお線香をあげにいくと、
数年ぶりに会う弟に抱きついて、泣いて喜んでくれました。
一ヶ月前に帰省したときは入院していました。
何も知らず、大伯父へのお供え物を用意していた私、
急きょ、病院へ。
手を握ったけれど、
それがあたたかかったか、つめたかったか、
なぜだか思い出せません。
ただただ、柔らかく優しい手の感触だけが思い出されます。
事情があり、お葬式には出られません。
愛媛に帰れません。
大伯父のときもそうだったけれど、
そのときのお顔を見ていないからか、亡くなったという実感がわかない。
今日、ジュンジュン(相方32歳)が一輪の薔薇をプレゼントしてくれました。
今になって、なんだか泣けてきます。
夫婦であること、夫婦でいられること、一緒に時間を過ごすことができること。
もっと、じんわりと、大切にしないといけないんだなと、
大伯父、大伯母から受け取りました。
空で、二人は会えたでしょうか。
おっちゃん、おばちゃん、
ありがとう。
私、36歳になったよ。