おはようございます、ここんとこ朝が涼しくて過ごしやすいこちら福岡は小倉です。
いやね、天気は相変わらずパッとせずに曇り空なのですがね、蒸してないので涼しいのです♪
さて、今日７月６日ですが、
私の最愛の妹、実家ワンコのチェリーが天国に旅立って一ヶ月経ちました。
早いようでそうでもないようで・・・
もっとずっと昔の話のような気もするし、こないだのことのような気がするし、
まだ本当のこととも思えない気もします。
うふふ、五月のＧＷに愛媛に帰省したときの動画。。
私とＪちゃん（旦那さま、２８歳）が寝てる部屋に入りたくて、入り口でウロウロして、か細く鳴いてるチェリー。
か、かわええ～・・・(●´ω｀●)ゞ
それをなかなか開けてあげずに、そのかわいらしさをしばし堪能する、悪いお姉ちゃんでした（笑）
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２０１０年６月５日。
私とＪちゃんは、久しぶりに夫婦ふたり水入らずでドライブデートに出かけました。
行き先は、山口県下関市豊北町の角島。
南国のような素敵な景色を満喫、手作り行楽弁当をパクついて、大満足の一日。。
こんなキレイな景色を目の前にしたら、いろんなことがキレイさっぱりと浄化されるような気分でした。
そんな一日の翌日、待っていたのはチェリーの訃報でした。
おとんの携帯からきたメール。
これ、おかんが打ったんだそうです。
すぐ、電話をかけました。
おかんが出て、話を聞きました。
少し涙声でしたが、聞いてるうちに私のほうが先に涙が出てしまい、
おかんが泣くタイミングを奪ってしまいました。
おかんはそれから泣きませんでした。
おとんはもうダメで、涙で声もこもり、何を言っているのか分からないかんじでしたが、
娘だから分かりました。
すぐ、愛媛に帰りたい気持ちに駆られましたが、そう簡単に帰れる距離ではありません。
それでも翌日の火葬に間に合うように帰ろうと決めましたが、
「大丈夫やけん、帰ってこんでもええ」 と両親。
私も病院の都合があったりして、結局帰ることはできませんでした。
火葬には、ばあちゃんが付き添ってくれたとのことでした。
ちょうどこの日のお昼、実家に電話したんです、私。
地元のリア友に聞いた動物病院を教えようと電話したんです。
一人のお医者さんに「これ以上はどうにもしてあげられません」と言われても諦めず、
どこか違う病院のお医者さんにも診せてみて、同じ答えならまた考えたらいい、そう思ってのことでした。
でも、そのお昼の電話はつながりませんでした。
あとで聞くと、その時間だけ、両親は外の車庫のカバーを二人で直してたのだそうです。
まさか、こんなに悪いとは思わず、
この一週間前の電話で、おとんには「しっかりしなさい、違う先生にも診てもらえばいい」
そんなかんじできつく言ってしまったのでした。
うふふ、ＧＷ帰省して撫で撫で撫で・・・ただいま、チェリー♪
「姉ちゃん、お父さん、できるだけのことはしてやったよ、してやれたと思うよ」
そう泣きながら話すおとん。
「姉ちゃんに言われてから、いろいろと考えて、でも一生懸命にしてやったと思うよ」
うん、そうやね、分かっとる、ごめんね。
遠くてよく分からんのに、いろいろと言うてごめん。
寝そべって過ごすことが多かったチェリー。奥には愛媛らしくみかん箱が。。。
「姉ちゃん、お父さん辛いわやぁ、もう泣いてしもて、ごめんねぇ～」
うん、分かっとる、ええんよ。
「今朝もね、お父さんが仕事に行く前にね、抱っこして庭に出たんよ」
うん、そうやったんかね。
「チェリー、大丈夫かぁ？？しんどいのかぁ？？って話してね」
うん。
真上から見たらみのむしみたいなチェリー、かわいくて背中にほっぺたくっつけました。
「そしたらね、玄関入れたところで吐いてね」
そうなん。
「ごはんもそがい食べんかったのに、全部吐いてしもてねぇ」
そうか。。。
うふふ、チェリー、毛毛が長すぎてお目目見えとらんがな(´∀｀)
「お父さん、今から仕事行ってくるけど、頑張るんぞ、待っとくんぞって言うて仕事に行ったんよ」
そうかね。
「そしたら、昼にお母さんから電話がかかってきてね」
うん。
「お父さん、チェリーが変な、はよ帰ってきてって」
うん。
このチェリーのなんとも言えない毛毛の優しい色味が大好きです。
「急いで帰ったら、まだ腹が動きよって、しんどそうやったけど息しよってね」
うん。。
「チェリー！！って名前呼んだら、ピクゥって反応したんよ」
そうなんか。
Ｊちゃんに撫でてもらうのが好きやったねぇ～チェリー(●´ω｀●)
「でもそれからだんだんと動かんなって、舌が巻き出してねぇ」
うん。。
「人間も犬も、一緒なんやねぇ、舌が巻き出したんよ」
うん。
「こりゃもういけんと思って、チェリー！！って呼んだんよ」
うん。
なんか恋人同士みたいで、妬けたわぁ～(￣▽+￣*)
「三回呼んでね、チェリー！！頑張れー！！って。二回目まではピクゥッて動いたんやけどね」
うん。
「三回目にはもう動かんなってねぇ」
うん。
やっぱりどこか堪えとりそうなチェリー、私たちの布団に突っ伏しとりました。
「そのまま静かに逝ったわぁ」
そうかね。
「痛いとか苦しいとか、あまりなかったように思うよ」
うん、そうやね。
痛い痛いはかわいそうなし、長く苦しまんでよかったんかもしれんね。
人に触られるのあまり好きやなかったけど、Ｊちゃんの大きい手は気持ちが良かったんかな。。
「やっぱり、かわいかったけん、辛いわやぁ」
うん、そりゃそうよ、アンタの娘じゃもん。
私よりもなんぼも親孝行な娘なよ、ちゃんとアンタが帰ってくるのを待って、それから逝ったんじゃけん。
「うん、お父さんもそう思うわやぁ、こな子はホンマにいいときに逝ってくれた」
（注： こな子→この子、の意）
日曜日のその時間を選んで逝ったんやね、孝行娘なよ。
「うん、うん、そがい思う、こな子なりに考えて逝ったんやねぇ」
ふふふ、そうは言っても食事時はチョロチョロチョロチョロ・・・( ´艸｀)
今はどがいしよんの？？
「毛布にくるんで、ここにおるよ。お父さんもそばを離れられんでねぇ」
そうか。
「お母さんもおる。二人でチェリーについとる」
そげかね。
毎回、ベストポジションをキープ、そう、おとんの目の前です、一番手元が甘いから。。。
「明日、火葬やけん。お母さんが行ってくれるけん」
そうかね、してくれるところがあるん？？
「うん、ちゃんとね、火葬してくれてね、骨壺言うんかね、あれももらえるのよ」
そうなんや、ちゃんとしてくれるんやね。
「うん、ちゃんとしてくれるの」
コーヒーひっくり返されてやむを得ずお風呂に入れられ、ふてくされチェリー(;´ω｀)
１２歳やったんよね？？
「うん、こな子がうちに来てからこの春でちょうど１１年やったけん、もろてきたときは１歳くらいやったけん」
そうか。
ふふふ、オムツになっても、歩けんなっても、面倒みるつもりやったのにねぇ～。
「そうそう、”もう～こんなになってしもてから！！”って言いながらも面倒みるんやったのにねぇ」
ふふふ、やっぱり親孝行なよ、
そうなる前に逝ってしもたんやけんねぇ。
「ホントよね、姉ちゃんの言うとおりやわ。こな子は賢いんかもしれんねぇ」
ふふふ。。。
お風呂上がりのチェリーはフワフワ。。。
チェリーは本当にいい子。
私たち家族をいつも笑わせてくれました。
同じ両親に育てられたからでしょうか、
みんながみんな、私とチェリーはそっくりだと言ってました(´∀｀)
気が強いところから、ワガママなところも、我慢なところも、女王さまなところも・・・
って、こんなところばっかりかい！！(￣Д￣；；
プププッ。。。
かわいいお手手、つないでみました、あったかくてフワフワで気持ちいい。。。
思えば結婚前、Ｊちゃんが初めて私の実家に一緒に帰省したときも。。。
ソファにふんぞり返って、新聞紙を逆さまに読んでたおとん。
（漫画かい）
おそるおそる手土産を渡すＪちゃん。
それを偉そうに片手で受け取るおとん。
会話続かず。。。
私は私でトイレに行きたくて部屋をあとにしたので、
重い空気の中でおとんとＪちゃんふたりっきり・・・ブフフッ！！！
そんな中、私がトイレから戻ってくる間、Ｊちゃんを助けてくれたのはチェリーでした。
男子大好き、人見知りナッシングな当時５歳のチェリー、すぐにＪちゃんに慣れてイチャイチャ。。。
Ｊちゃん、今でも言いますもんね、
「あのときはどうしようかと思ったけど、チェリーのおかげでなんとかね～！！！」
チェリー、やっぱりアンタ、美人なわ・・・何そのかわいらしさ！！！
おとんもおとんで、超緊張してたらしく、どう話していいのやら、何をどうしていいのやらだったそうで。。。
（やけ、新聞紙逆さまかい）
今じゃ考えられません、おとんとＪちゃん、超仲いいからね（笑）
（どうかしたら、二人だけで電話で話して、私に代わらず切ったりするくらいですからね）
この写真、チェリーの遺影として実家に送りました。
でもね、チェリーは子どもが大っ嫌いでした（笑）
たぶんね、前のおうちでトラウマができたんだと思います。
子どもさんがいた家族だったそうですが、散歩のときも子どもさんがしてたそうで。
小さい子どもさんだったから、うんちこのときも待ってくれなくてそのまま歩き続けたり、
思いっきり引っ張られて首がギューンってなってたりして。。。
うちに来たとき、うんちこの仕方が変だったんですよ。
道の真ん中でしたり、歩きながらかがんでしたり・・
きっとそうしなければうんちこできなかったんでしょうけどね。
一度なんて、私の従弟がまだ小さいときに散歩させたがったので、リードを渡したら、
チェリーがめっちゃ目で訴えてきたんですから！！
もう～前足をガリガリして、断固として散歩に行かんかったんですから！！
あれは笑えたなぁ～よっぽど嫌いなんじゃなぁ～って（笑）
むふふ、こうして見ると、ちゃんと１２歳のそれですね、おばあちゃん風だわ(´∀｀)
あと、ものすごい食欲の持ち主でしたね～。。。
ホンマはあかんのですが、おとんがね、ついつい食事中におかずをあげてたんですよ。
だから、いつも食事のときは「ちょーだい、ちょーだいっ」ってせがむ子になってもて・・・
やっちゃいかんって言っても、おとんはどうしてもあげちゃうんですよね。
「だって、くれくれ言うし・・・」
そりゃアンタがやってもたけんじゃーいっ！！！
おとんは小さいときあまり裕福ではなかったので、食べ物のことではひもじい思いをさせたくないんだそうです。
ま、おとんの世代の田舎なんて裕福な家庭ってのは珍しくって、いろいろと大変だったんだと思いますが。
だもんで、ちょうだいってせがまれると断れないらしく。。。
私たちに叱られながらもこっそりとあげてましたねぇ。
お外が大好きなチェリー、玄関開けるとすぐに出て日向ぼっこが始まります。
でもチェリーもエライもんで、手元が甘いおとんにばかりせがむんですよね（笑）
私なんていっちょんやらんもんじゃけ、全然愛想してきませんでしたから(￣ー￣；
「落ちた」
この言葉が大好きでしたね、チェリーは（笑）
落ちたものなら仕方なくあげたりしてましたから(￣ー￣；
アハハ、チェリー、日がまぶしくてお目目開けとれんじゃんか( ´艸｀)
以前、私がケンタッキーフライドチキンを食べてて、ちょいとよそ見した瞬間に横からガブゥッ！！って！！
あああーっ！！私のフライドチキーン！！！( ﾟ-ﾟ)( ﾟﾛﾟ)(( ﾛﾟ)ﾟ((( ﾛ)~ﾟ ﾟ
ワンコが一度ガブリしたものを、横から取り上げることはできません。
無理やり剥がそうもんなら、血を見ます。
案の定、そのときもおとんが餌食に・・・
「こらーっ！！ダメ、チェリー！！骨もあるんやけん、食べられーんっ！！
「嫌にゃーっ！！私のじゃもーんっ！！！」
完璧にガブついてて完璧なディフェンスなチェリーの口横に指を突っ込んで取り上げようとしたおとん、
「ヴヴヴヴヴ～ッッッ！！！ヴワウ！！！ガブッ！！！」
血、タラ～ン。。。
ぽやや～んとしてきました、これはもしや、いや、絶対に、ネンネの合図。
あとはね～、こげなこともありましたよ。
家族みんなが出かけてたときのこと。
夕方、家に帰って・・・「ただいまぁ～」
と、ひとりゲフゲフ言ってるワンコ女子。。。
ま、まさか・・・？？！！！
(￣□￣;)!!
前の晩、たくさん揚げてた唐揚げ、大皿一杯の三分の二、平らげとりました。。。
ダイニングテーブルの隙間をうまいこと椅子にねじ上がって、テーブルに上がったんでしょう。
唐揚げ、急いで食べたんでしょう。
そして、坂を上ってくる車の音を聞いて、慌ててテーブルから下りたのでしょう。
当然のことながら おかんにこっぴどく叱られ、夜ごはんは抜き！！
（と言うより、あんだけ食べたら入りませんよ）
ひとしきり叱られたあと、家族みんなで大笑い！！
チェリーはしばらくゲフゲフ言ってましたが、その後ケロリとして、
「なになに？？何がそんなにおもしろいの？？私も混ぜて～！！」
みんなが笑ってるのが楽しくて、キャッキャ言ってクルクル愛想して回るチェリー。
お前だよ!!! ヾ(｡｀Д´｡)ﾉ
ふふふ、やっぱりネンネ。。。
ホンマに、楽しくておもしろくて、賑やかな輪の中心だったチェリー。
散歩してたら、溝に落ちるしね。。。
どうしてアンタ、ワンコのくせにそげにとろいのよ！！(￣Д￣；；
田植えシーズン、増えた水草で溝が埋まり、狭いあぜ道とその溝の差が分からず ズボッ！！
ぎゃーっ！！！チェリー、何しよーんっ！！
びっくりして、先に気付いた私はリードをビョーン！！
チェリー、それにびっくりして オエーッ！！！
アンタの鼻やら顔やら、溝から数十センチしか離れてないのに、なんで分からんのよ・・・
日向ぼっこが気持ちいいのか、はたまたこれが一番楽なのか。。。
今、たくさんの思い出がよみがえりますが、どれもこれも楽しいものばかり。。。
チェリーが逝って数日は、写真を見るのも辛いし、名前を呼ぶのも辛いし、悲しくて切なかった。
何がどうなっても、チェリーにはもう会えないのです。
何かの拍子にすぐ涙が出て、
家を通りすぎる風が頬に当たっただけで、心のアンテナが敏感に触れて泣けたり。。
チェリー、Ｊちゃんと一緒に寝てもらってよかったね、優しくしてもらってよかったね。。。
時間が優しくつつんでくれるって言うのは本当ですね。
いいこともそうでないことも、たくさんのことを柔らかくつつんでくれました。
自然とチェリーを身近に感じることができて、今までのように想えるようになりました。
チェリーの名前を呼んでも、もう涙は出なくなりました。
「おかえり。」
チェリーにようやっと、言えなかった言葉を言えるようになりました。
「チェリー、ありがとう。」
ずっと、言えないままでした。
ありがとうなんて言ったら、すごく他人行儀な気がして、チェリーが本当に遠く感じてしまって。
受け入れられない気持ちと、まだ整理ができない、したくない気持ちがごちゃ混ぜになりました。
ありがとうは、別れの言葉です。
そして、再出発、これから新たにの言葉です。
ありがとうね、チェリー。
皆さんから、
「チェリーちゃんは虹の橋を渡って、たくさんの仲間や優しい人たちに囲まれて幸せにしてるよ」
そう励ましていただきました。
痛い、痒い、重い体から解放されて、
今ごろ、たくさん走り回って、たくさん食べて、たくさん撫でてもらっているでしょうか。
この道の果てに、
幸せなチェリーの笑顔が見れるでしょうか。
チェリー、また会おうね。
↑↑↑ 今日はこれから出かけてきます。
ＪちゃんのＹシャツをクリーニングに出したり、ホームセンターに寄ったりと、
家のことをゴソゴソと整理しようと思っています。
そして夕方、おとんとおかんに電話しよう。