2011年6月

開腹手術。
もし悪性なら両卵巣摘出、子宮摘出という事で挑む。

手術は2時間もかからず終わる。

良性と思ったから家族も呼ばず保育園からの親友が来てくれていた。

2時間の手術だから目覚めもスッキリ回復は早い。
お腹に手を当てる。
あ、良かった。お腹ぺちゃんこ…

友人が何とも言えない顔で入ってきた。
「嘘はつきたくないから…癌だったよ」

夕方、女医が来る。
「○○さん、良くなかったわ。卵巣摘出したけど子宮は癌が直腸とくっついてウチでは無理です。大学病院を紹介します。
抗がん剤が効かなかったら身辺整理をした方が良いわね」

「どう言う意味ですか?」

「だから家の大事な事や物事を旦那さんなどに託して…」

この女医に恨みはない。

その時から私の運命が一変した。
そして、絶対に生きると決めた。

術後は順調で10日で退院。