前回のブログが4月9日でしたので、


随分開いてしまいました。


今日は21日ですから13日も経ってしまいました。


その間、私は肉体的にも精神的にも苦しんでおりました。


絶食絶飲からの解放という事で喜んだのも

束の間、重湯から三分粥に変更になった

途端にイレウスの再発となってしまいました。


イレウスチューブで腹圧を下げながら原因を探りました。


消化器内科で造影剤透視をして貰うと小腸の途中で完全に閉塞していました。


こうなると外科的手術しか無いと思っていましたが、外科からまさかのお断りの判断。


これは昨年のイレウスの時に、

小腸に転移した腫瘍に放射線治療をした事で、例え小腸の腫瘍部分を切除しても繋がる可能性が無いという事。


また、放射線を当てた所は小腸の壁が脆くなっており孔が開きリスクがかなり高いという事でした。



外科的手術が無理となれば、


残された道は内科的治療か、


食べるのを諦め、点滴で栄養補給をしながら生きるかという事でした。


そうなると内科的治療に賭けるしかありません。


幸いにも内科の先生は、リスクがかなりあるんですよ言いながら、とにかくやって見ようと言ってくれました。


「バルーン小腸内視鏡検査によりステント存置」という、


胃カメラを小腸まで入れて閉塞したところでバルーンを膨らませそこにステントを設置するという術です。


もちろん、小腸に孔が開いたりするリスクは変わりません。


私と家内は先生からの説明の中で、そんなにリスクがあるんだと思いながら同意書にサインをしました。


そして4月19日の17時半過ぎから始まりました。


19時には終わりましたと起こされ病室へ戻りました。


もちろん私は麻酔で眠ってましたので覚えていません。


22時の消灯前に内科の先生が来てくれて説明がありました。


但し、麻酔で少しもうろうとしていたのでしょう。


ただ、無事にバルーンで広げてステントを設置出来ましたという言葉はしっかりと聞きました。


また、小腸を手繰り寄せながら閉塞部分を探すと言ってましたので、なんか違和感が下腹部には感じました。


終わって、金曜日の夜中から水下痢が出始めました。


どうやら閉塞が解けた様です。


ありがとうございました。


今は水だけは飲んで良いと許可が出ました。


また、この間に主治医から改めて余命宣告をされました。


内科の先生に依頼するには真実を伝えることが必要なのでという話しの中で、


胸膜中皮腫からいくつかの転移を経て

腹膜中皮腫になっている事等を含めて


3ヶ月から6ヶ月でしょうとの事でした。


今まで何度も聞かされて来ましたが、その度に何とかなってるじゃ無いか。


と自分を励ましました。