一昨日のこと、オンライン講義中、「あと二週間で北海道に行くんだよなぁ。何か地元でやり残したことないかな」
とボーっと考えていたところ、最近みていないある魚のことがよぎった。小さい頃から日淡の中でも群を抜いて大好きな魚だ。
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その魚は、オイカワ
 opsariichthys platypus
  

だ。最近分類が変わってハスの仲間になり属名
(学名は二名法というものが使われており、「属名 種名」と表記する。※属は種の一つ上の分類
オイカワはopsariichthが属名になる。)
がかわったがちょっと前までオイカワ属に分類されており、その頃の属名はzacco、つまり

「雑魚」である。

オイカワ属が雑魚ならオイカワも雑魚。オイカワってしょーもない魚なんだろうな、と思ったそこのあなた。考え方が逆です。
雑魚って言っときながら、素晴らしい魚だったらその分余計に感動するじゃないですか。
命名した人は、その反動でオイカワの素晴らしさを一般の人に知ってもらいたくて雑魚という属名にしたのかもしれない。きっとそう。




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今回はそんなオイカワを釣ります。



時間は午後三時。ちょうど後輩が帰宅する時間。オイカワのいる川は通学路で後輩に見られるリスク大。いや、そんなこと気にしてられない。家からすぐなのでパジャマにクロックスで川へ向かう。

竿をだす。すぐに釣れる。オイカワだ。流石は雑魚。
ただ、自分の見たいオイカワではない。どういうことか?
僕がみたいのはオイカワ、しかし婚姻色のオイカワだ。
成魚かつ、力のあるオスじゃないと綺麗なバリバリの婚姻色はでない。しかも婚姻色がでるのは暖かい時期だけ。

また釣れた。今度はカワムツ。用はない。

その後も釣れるがノーマルオイカワとカワムツだけ。

そして汗だくになって後輩が帰り始め恥ずかしさメーターがMAXに差し掛かった頃、鮮やかな魚がかかった。

慎重に取り込む。

オイカワだ。しかもバリバリの婚姻色。





綺麗だ。


みるだけだと決めていたのに気づいたら水槽に入っていた。




北海道に行くときには川に放す予定。
あと二週間、この素晴らしい色を目に焼き付けたい。


オイカワは、やっぱり綺麗だ。

雑魚って属名にしたやつはやっぱり許せません(前言撤回)

以上です。