半月まえから、腰痛が酷くなり、坐骨神経痛のように、腰から

  足までが重だくる、ゆっくりしか歩けない状態が続いていた。

 

  大枚をはたいて鍼灸治療に2回通ったが、改善はみられず

  マッサージにも。

  そのうえ、倦怠感があり、朝起きたとき、行動になかなか移れない。

  

  毎週火曜日は午前中、お隣のサ高住で行われるリハビリデイに行くのに

  「休みたいなぁ」と一人の私がささやく。

  「いやいや、それでなくても運動不足なんだから、がんば!」と

  𠮟咤激励するもう一人の私がいる。

 

  それに火曜日は午後から「ときめきポケット」というコーラスクラブもある。

  最近とんと声が出なくなって、歌う楽しみが減ってしまった。

  それでも、歌うことは好きなので重い腰をあげて参加している。

  

  デイでは、高齢のお友達と会うと、冗談好きな人の話に大笑いができる。

 

  今月は私の誕生月。偶然にも同じテーブルにいるOさんと名前が同じうえに

  誕生日も同じ。参加者皆さんのHappy Birthday ♪の歌声にのって

  記念撮影と、スタッフ手作りのプレゼントもいただいた。

  Oさんと2人並んで写真を撮ってもらうと、「私はあなたの引き立て役みたい。

  だから写真はいやじゃゆうたんよ」と冗談半分にごねてくる。

  写真に写っている2人は、似たり寄ったりのおばあさん顔なのに。

 

  ともしびに行くのは、色んな年代層の人と接することができるので

  私の生きがいになっているが、最近は2階にあるシェルターに

  入っている4人分のお食事を、もって上がることができなくなった。

  ともしびのお手伝い人の中で一番年長の私は

  最近、お手伝いどころか足を引っ張っているのではないか、

  そろそろ身を引くべきではないかという思いが度々頭をよぎる。

 

  先日、思い切って主宰者に相談してみた。

  「スタッフには、色んな人がいるからいいのよ。

  テキパキできる人もいれば、貴女のようにゆったりした人も

  必要なの。時に、天然なところがあるあなたの話に場が和むこともあるのよ」

 

  こんな風に周りの人々に助けられて、自分のやりたいことが

  できている現状。わがままかもしれないが、もう少し頑張りたいのだ。

 

  体力、気力が年々おちていくのは、仕方ない事。

  それを受け入れながら、リハビリ、合唱、ともしび、認知サポーターといった

  活動をできる限り続けていけたらと思うこの頃。

 

     台風騒ぎで、我が息子たちは、苦労を掛けた母親の誕生日をコロッと

  忘れていた。でも友人たちからは、お祝いのメッセージやプレゼントが

  届いた。