こんばんは🖐️
先日は、名古屋でのパンマルシェライブ。
ありがとうございました!
↑の写真は、名古屋でパシャリと撮ったもの。
地面が濡れている・・・。
続きは、またのブログで。笑
今回は。
自分の曲の少しばかりの解説がしたいな、
なんて初めて思ってみたのです。
『古都』
っていう曲があるんですが
歌詞を読んでくれた人から
「これってどういう気持ちなの?」
って聴かれたことがありました。
故郷を思い出すような懐かしい曲だけど
なにか違う。
と
鋭い人はいるもんですね。
はい。
たしかに少し違う心境です。
まず歌詞はこちら。
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古都
子どもみたいに笑っていた
遠い夏の日の陽射しの中で
心の故郷は 今も残ってる
無邪気な雲流れてた うたうように
空へ祈るように 両手広げた
風に想い乗せて どこまでもゆける
いつか大人になったときに
あの日のことを想い出すのでしょう
心の故郷は 今も輝いてる
孤独な雲 果てしなく風に舞った
今も祈っているよ あの幸せが
優しい音をたてて訪れると
人は儚くても 願い求めて
人は儚くても 夢を見続ける
夢を見続ける
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なんか大物歌手の曲の解説しようとしてる
雰囲気出てますけど
自分の曲です。
どこからどう見ても
自分の曲です。笑
承知の上、お付き合いくださいませ。
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子どもの頃、毎年夏休みには
家族5人そろって
北海道に旅行に行ってたんです。
父親の運転するワゴン車に揺られながら
車内で大音量で音楽流して
子ども3人大ハシャギしながら
高速道路ビュンビュン飛ばして。
サービスエリアに立ち寄って
みんなで腹ごしらえしたり
車のドア全開でみんなで仮眠とるのも
すごく楽しかった。
朝5時くらいに神奈川を出発して
夜10時前に八戸港に到着するんだから
相当の大移動ですよね。笑
でも誰も疲れてなかった。
純粋に旅を楽しんでて
「帰ろうよ」なんて言う人もいなくて
本当に1年に一度の旅行を
心から楽しんでました。
今となれば
親は毎回大変だったんだろうなと思うけど
あの頃はただただ楽しいだけでした。
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三姉妹の末っ子な私は
何をするでもどこかズッコケてて
いつも家族4人から
「もう〜、だからみやは〜笑!」
って何かと一斉にツッコまれていて。笑
思春期の頃は
ツッコまれるとバカにされたような気がして
ものすごくムカついてたけど
本当は嬉しかったんです。
自分の事をツッコんで
みんな面白くなっちゃって
最高の笑顔を向けてくれる。
みんながみんな一斉に笑ってる光景。
家族がひとつになってる瞬間な気がして
幼心に、何より嬉しいことだった。
それは何歳になっても変わらなくて
今でも人の笑顔が1番好きだし
険悪な空気の時ほど
笑いの突破口をいつも探しちゃうし
とりあえず笑ってみりゃ
嫌なことなんて吹き飛ぶんだ!
ってことを学んでました。
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もちろんみんな大きくなれば
そろって旅行に行ける機会だって減るわけで
そのうち毎年の恒例行事は
なくなりました。
行ける人は行く、みたいな。
そして
ずっと『ひとつ』だと思ってた家族は
そのうちバラバラになりました。
五角形のキレイなお星さまの真ん中に
おーきなおーきな隕石が落ちてきて
ドカーーーン!!!って
大きな音をたてて壊れちゃった、みたいな。
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辛いときでも笑えばどうにかなると
絶対大丈夫だと信じていたけど
この時ばかりはダメでした。
笑顔になれないときも
人にはあるのですね。
五角形だったお星さまは
いったんバラバラに壊れて
なんとかなんとかまた集結して
四角形までは戻りました。
でもただひとつだけ
「父親」の角は戻ってきませんでした。
四角形に集まった私たちが
どんなに叫んでも
どんなに泣いても
どんなにしがみついても
あなただけはどこかにいなくなりました。
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なんだかすごく重くなっちゃったけど
『古都』は
いなくなっちゃった父親のことを
憎みながらも恨みながらも
どこかで探し続けてる自分を歌った曲です。
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もし叶うことなら、5人家族で
あの楽しかったワゴン車での旅行を
もう一度大笑いしながらやりたいな。
と想いながら作りました。
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もう絶対に叶うことのない夢を、
儚すぎる夢を見続けてしまう
叶わないとわかっていても
夢見てしまう
人は所詮そんなものなんだと思います。
それに、想い出ってどんどん美化されて
嫌だったことなんて大抵は忘れちゃう。
もちろん消えない傷もある。
でもその傷にしがみついて
悲劇のヒロインになるのは嫌ですよね。
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もう10年以上前のことだけど
まだまだ急に胸が苦しくなって
どうしようもなくなるときがあります。
じつは
そんなときに自分で作った『古都』に
慰められてる時があったりするのです。
詞を書いてメロディーをつけて
音楽にしてしまうことで、
私は私らしく保たれているような気がする。
自分にとって歌は
頼りになる存在なんだなと
「古都」を作って想いました。
別に名言残そうとか
思ってませんからねっ笑
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辛い過去がない人って
一人もいないと思うんです。
みんな生きてりゃ、苦しくて悲しくて
死にたくなることだってあるだろうし
追いつめられて
逃げ場を失うことだってあるだろうし
大事な人が亡くなって
これからどう生きていけば良いのか
わからなくなってしまう時だってあるし
急に孤独だって感じるし
泣けてくるし
叫びたくなるし
もうどうしようもなく
人間ってめちゃめちゃな生き物だと思う。
てか、どうしようもない生き物だと思う。
だからこそ、どうしようもない時に
笑顔を向けてくれる人がいると
全力で救われるんですよね。
笑顔で解決できないこともあったけど
大抵は笑ってりゃ解決する。
どうしようもない人間だからこそ
そんなことを想います。
『古都』はおばあちゃんになっても
歌いつづけていたい。
いつか父親に会ったときに
歌ってやりたい。
そんな曲です。
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締めくくりがよくわからんちんでしたが…
以上!!!
オリジナル曲『古都』の
解説でーした
ながーいながーいブログ
ここまでたどり着いた方はスゴいよ!!!笑
おつかれさまでした
今日は、おーやすみ
澤井 都