パンサラッサ(牡6=矢作)は試練の大外15番枠から日本馬史上2頭目のワールドカップ制覇を目指す。

 矢作師が「作戦は一つ。枠はどこでもいい」と宣言してから臨んだ抽選で引き当てたのは大外枠。会場はどよめきに包まれたが、「出遅れても逃げるだけ。馬はドバイが大好き」と師は動じる様子を見せなかった。吉田豊も「先生が言ったように、この馬のレースができるかどうかだけ」と同調。キックバックが強いメイダンのダートだけに「1角までの距離が短いとはいえ、かぶされずに運べる大外はいいのでは。リズム良くハナに行ければ。サウジCは最内枠でスタートが決まったので、片方の隣に馬がいないのもいいかも」とポジティブに捉えていた。作戦は一つ。大外枠だろうと、パンサラッサは何が何でも逃げる。
サウジカップを勝利し好きなドバイで名騎手吉田豊騎手は今回も徹底した逃げを打つことだろう。日本の夜からドバイに熱い声援を送ります!!