今日の京都12月26日(火) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。

変わり身が早いというのか、たった一夜でデパートやスーパーの店頭が、クリスマスからお正月一色になりました。

若松、お飾り、鏡餅を用意しました。我が家では28日に、飾る予定です。
それまでが大掃除。

改めて、お飾りの飾る日程をご紹介します。(写真を参照ください。)




お餅にもお雑煮用だけではなく、いろいろなお餅があります。

床の間に大きな鏡餅(おかがみさん)、神棚にはそれより小さい鏡餅、仏壇には御華束(おけそくさん)をお供えします。井戸・竈クド・走り・風呂・お手洗いなど水回りには星付(ほしつきさん)をお供えします。
供え方は、場所により木地折敷に半紙・裏白を敷いた上にのせたりします。
また、金沢では紅白の鏡餅やお雑煮用のお餅もあるとか。本当にところ変わればです。
みなさんのところのお餅はどのようなお餅でしょうか。





最近では、鏡餅も食べるのが大変ということで、パックに入った鏡餅を飾られている方も多いと思います。それが、今年、陶器で作られた鏡餅が売られているのを目にしました。
パックの餅よりも、何年も使うことができるという点から人気が出ているようです。中には、鉢を大小二つ重ねて鏡餅に見立てて、普段は食器として使うという商品もありました。
この鏡餅を飾る意味はなんでしょうか。



【鏡餅とは】
鏡餅は、新年の神様である「年神様」の依り代です。一連のお正月行事というのは、新年の神様である「年神様」を家にお迎えしておもてなしをして、お見送りするための行事です。ですから、お迎えした年神様の居場所が鏡餅ということになります。
○鏡餅の役割
鏡餅の役割は、年神様が、新しい年の幸福や恵みとともに、私たちに分けてくださった塊の象徴なのです。
昔は、年の初めに年神様から新年の魂を分けていただき、一年分の力を授かると考えられていました。分かりやすい例に「数え年」があります。毎年魂を分けていただくということは、その数を数えれば年齢になります。そこで、生まれた時が1歳で、その後は元旦がくるたびにみんな一斉に年をとる「数え年」だったわけです。
御年玉の由来もここから来ています。家にいらした年神様は鏡餅に依りつきます。すると、鏡餅には年神様の「御魂(みたま)」が宿ります。この鏡餅の餅玉が、年神様の御魂であり、その年の魂となる「年魂」です。そして、年魂をあらわす餅玉を、家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えました。

○鏡餅の由来
鏡餅という呼び名は、文字鏡に由来しています。昔の鏡は丸い形をしており、神器の一つでした。日光を反射し太陽のように光ることから、太陽の神様に見立てられていました。鏡には神様が宿るものとされており、伊勢神宮など多くの神社で鏡を御神体として祀っています。この神様が宿る丸い鏡に見立てて、神様に捧げるお餅を鏡餅と呼ぶようになり、お正月にお供えするようになったといわれています。
歴史的には、平安時代には鏡餅の原型のようなものが存在していたとされており、『源氏物語』にも鏡餅についての記述があるようです。その後江戸時代になり、一般庶民の間でも鏡餅をお供えする風習が広がっていきました。

○大小二つ重ねるのは
大小二つのお餅は月(陰)と日(陽)を表しているといわれています。「円満に年を重ねる」「幸福と福徳(財産)が重なって縁起が良い」といった意味があります。ちなみに、一部地域では三段重ねの鏡餅もあるそうです。

○鏡餅にみかんが乗っているのは
鏡餅の上に乗っているのは、みかんではなく「橙(だいだい)」です。橙の実は熟しても木から落ちず大きく育つため、「家が繁栄し代々続くように」という願いから橙を載せるそうです。
橙の代わりみかんなどの柑橘類が乗せられることも多いです。かんきつの「きつ」が「吉」に通じるため縁起が良いといわれています。

こんな言われのある鏡餅、年神様の依り代として、飾らせていただきたいと思います。

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京都の「おけそくさん」「ほしつきさん」というお餅をご存知でしょうか。

【おけそくさん】



「おけそくさん」は仏壇やお墓に供える小餅のことです。 
由来は
「華束(けそく)」に「御」が付いた語。「華束」とは、仏に供える餅や菓子の類、それらを供える膳の意味を持っているので、仏を敬って尊敬を表す接頭語の「御」が付いたのです。
小さなの白い丸餅です。
大きさと形が膝蓋骨に似ているので、それを「ひざのおけそく」と言うところもあるそうです。

【ほしつきさん】



ほしつきは鏡餅の小型のものです。大きさは約80グラムだそうです。
やや大ぶりの丸餅の上に、
親指の先ほどの餅をのせているものを
もちいます。
飾りかたは小型三宝の上に
ゆずりはを十字に重ね、
その上に載せます。
鏡餅の小型版といった感じです。
特に台所とお手洗いには必ずおきます。形がおっぱい(この言い方をしてもいいのでしょうか? )に似てるって騒いだものです。

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昨日投稿した北野天満宮の牛の像の数です。
調べてみると、北野天満宮のホームページでその数は紹介されていません。
昨日の終い天神で数えられた方はいらっしゃるでしょうか。

お詣りした折に、数えてみました。
⚫︎一の鳥居から楼門までに5頭
⚫︎楼門から三光門(さんこうもん)までが5頭
⚫︎本殿の周辺やその他に3頭
ということで、見つけることのできた牛の数は、合計13頭でした。この数には、手水舎の牛の像は含まれますが、拝殿の立ち牛は入っていません。
もし、数えられた方がいらっしゃいましたら、お教えください。



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12月31日と1月1日、たった1日の違い、昨日と今日でも、この間には、とてつもない深いものがあると
思います。

あれもこれもと焦りますが、こういうときこそ、落ち着いて過ごしていきたいものです。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和5年12月26日(火)】(No.3326)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143


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