今日の京都12月22日(金) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今シーズン一番の寒気が流れ込んでいます。昨日は日本海側の地域を中心に雪が降り、山沿いの地域では積雪が急増しました。
また、大阪では初雪を観測しました。平年より5日早く、昨年より2日早い観測です。奈良と神戸でも初雪を観測しました。京都では、初霜、初氷は観測されていますが、まだ初雪は観測されていません。



さて、今日は冬至です。
一年で一番夜が長い日です。

今日から二十四節気と七十二候が移ります。

⚫二十四節気
【冬至】 (とうじ)
太陽が最も低い位置にあり、1年で最も夜が長く、昼が短い日です。太陽の力が一番弱まる日ですが、翌日からは再び強まるということから、運が向いてくるとされています。また、冬至かぼちゃ、冬至がゆ、柚子湯などで、厄払いや無病息災を願う風習があります。 

⚫七十二候
・乃東生(なつかれくさしょうず)
夏枯草が芽をだす頃。夏至の「乃東枯」に対応し、うつぼ草を表しています。

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【冬至の決め方】

太陽黄経が270度になる瞬間のときを、冬至と言います。

二十四節気は占星術の考え方をもとにしていて、地球を中心にその周りを太陽が移動するという天動説の時代の考え方をもとにしています。地球の周りを太陽が移動して、太陽黄経270度を超えた日、つまり毎年12月22日前後が冬至の日となっています。この太陽黄経270度を超えた日ということで、毎年一定の時期ではありません。そのため、3年前は12月21日となりました。

【冬至とは】
冬至は、二十四節季のひとつで、太陽が冬至点を通過する時刻をいい、この時刻を含む日が冬至の日です。
冬至は1年間で太陽の位置が最も低くなる日であり、1年間で日中が最も短くなり、冬至を境に太陽が生まれ変わり、陽気が増え始めるとされています。
天文や二十四節気の平気法では冬至を1年の起点としている。子の時刻は23:00-0:59となっており、二十四節気を24時間上に例えると、子月にある冬至は0:00の位置となり、次の年への移行を意味することになります。物理上は、1年間の干支は冬至で切り替わることになります。



太陽の動き
出典Wikipedia

【一陽来復】
冬至のことを一陽来復(いちようらいふく)とも言います。よく間違えるのが一陽来福と書いてしまうことです。東京の放生寺の御札は一陽来福と書かれていますが。本来は一陽来復と書きます。

「一陽来復」は中国の「易経」に出てくる言葉です。中国の昔の暦では10月はすべて陰の気で覆われ、11月になると陽の気が復活し、冬至を境に長くなっていくとされています。つまり、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるというわけです。そのため、新年が来るという意味の他に、悪いことが続いた後に幸運に向かうという意味も込められているのです。良くないことが続いている人も、冬至が来たら「さあ、これからは良いことがどんどんやって来る」と気持ちを切り替えましょう。そういうきっかけを与えてくれる日でもあるのです。

嵯峨、車折神社では、
「一陽来復」というお札を授与してくださります。

○車折神社



「一陽来復」は本年度は
12月22日(冬至)~2月4日(立春)まで授与されます。





お札は自宅や部屋の入口の中側の目線より高い所にテープ等で、このまま貼るか、もしくは黄色の「説明書き」と緑色の「くし」を外して貼ります。
陰気が去り開運し陽気を迎え、起死回生伸びゝと楽しい生活が出来るとされています。
種銭(パワーコイン)入りの白いお守りは財布や金庫などに入れます。
「一粒万倍」のご利益があり、絶えずお金に不自由しないとされています。 

http://www.kurumazakijinja.or.jp/ichiyouraihuku2.html 

東京では放生寺や穴八幡宮が有名です。



東京穴八幡神社の一陽来復のお札
今日が、夜が一番長い日。
明日から日は、長くなっていきます。1日1日と春に向かっていきますね。


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今夜は柚子湯に入り、かぼちゃを食べ、「ん」が二つつくものをいただきましょう。

どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和5年12月22日(金)】(No.3322)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143


○南瓜大師供養/不思議不動院



正式には「真言宗・大北山大宝寺不思議不動院」といいます。初代貫主の酒井圓心師が不動明王の夢を見て、「難渋苦労している人々を救うように」とのお告げを得て開きました。金閣寺の西一帯から原谷、蓮華谷へと続く広大なお狐山の山域一帯を霊地とする真言宗根本道場です。
境内には本堂を中心に、かぼちゃ大師堂、お狐大明神、子授け地蔵など多くの祠堂が建ち、“不思議之谷の不思議さん”と呼び親しまれています。



南瓜大師供養

12月冬至の日、不思議不動院では、かぼちゃ大師と呼ばれる大師像に3ヶ月供え、祈祷を施したかぼちゃが参拝者に配られます。約200kg程のかぼちゃを柔らかく焚き上げ甘く煮つけます。それを一口大に切り、2・3個お椀に入れていただきます。中風除けやボケ封じに御利益があるといわれています。(かぼちゃのお接待は確認がとれていません。お出かけの方、お確かめの上お出かけください。


日程12月22日
時間10時~

○かぼちゃ供養/寂光院



冬至に かぼちゃ(南瓜) を食べると「運」がつくとされ
無病息災の御利益もあると言われています
客殿にて無料で供していただけます。



日程12月22日(金)23日(土)24日(日)の3日間
なくなり次第終了
料金 無料
拝観料 大人600円・高校生600円・中学生350円・小学生100円
アクセス
京都バス「大原」下車徒歩15分
ホームページ
https://www.jakkoin.jp/

○八幡御神矢・神符・守礼遷霊祭
/石清水八幡宮



石清水八幡宮では毎年冬至の日に、翌年の新春元旦より授与するおふだやお守りなど授与品の遷霊祭を斎行しています。この遷霊祭にて八幡大神様の御神威の蒙った八幡御神矢や厄除、交通安全などのおふだ・お守りは新春元旦午前0時の開門と同時に参拝者に授与されます。
また、同日祭典終了後には、男山に樹生する高さ7~8mの孟宗竹を用いて御本殿前に「ジャンボ御神矢」を設置し、正月風景の風物詩である姿が高々と飾られます。 
アクセス
京阪電車石清水八幡宮駅ケーブルカー

○ 梵燈のあかりに親しむ会(〜12/22)/妙心寺東林院

○ 京の年中行事 當る辰歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎(〜12/24)/南座

○ 大福梅の授与(〜12/25ごろ)/北野天満宮


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