今日の京都10月7日【月) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今日から二十四節気と七十二候が移ります。今日は立冬です。
暦の上では、冬なんですけど、今年は、気温が高くて、ぴんとこないですね。

【立冬】 (りっとう)
この日から立春の前日までが暦の上では冬となります。木枯らしが吹き、冬の訪れを感じる頃。太陽の光が弱まって日も短くなり、木立ちの冬枯れが目立つようになります。木枯らしが吹くのは、冬型の気圧配置になった証拠です。 

【山茶始開】(つばきはじめてひらく)
山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花です。 




さて、昨日から、ズワイガニも解禁となり、いよいよ冬へ向かって行くことになります。

出典Wikipedia

2021年のカニ解禁日は11月6日です。
なぜ11月6日なのかというと一番有力な説は、「立冬(りっとう)」だから。
立冬とは、二十四節気の中の一つで、「冬の始まり」を意味します。つまり、「冬の始まり」=「カニ」を連想しやすくするために11月6日に設定したのでは、と言われています。
ちなみに、カニの保護のため毎年、11月6日から3月20日あたりまでカニの漁ができる期間となっています。
【メスガニの漁期】11月6日~翌年1月10日【オスガニの漁期】11月6日~翌年3月20日

【地域別のズワイガニの呼び方】
●山形・庄内産→ オス「よしガニ」、メス「クボガニ」
●新潟産→ オス「ズワイガニ」、メス「メガニ」
●石川産→ オス「加能ガニ」、メス「香箱ガニ」
●福井産→ オス・メス「越前ガニ」
●京都・丹後町・間人産→ 「間人ガニ・たいざガニ」
●兵庫・津居山産→ 「津居山ガニ・ついやまがに」
●兵庫・柴山産→ 「柴山ガニ(しばやまガニ)」
●京都~島根の広範囲→ オス「松葉ガニ」、メス「セコガニ」
●京都・兵庫付近→ メス「親ガニ」「コッペガニ」

ズワイガニの水揚げがと、ニュースで報じられると冬近しいと思えるから不思議です。




さて、今日は、貴船神社で火焚祭があります。

【火焚祭とは】
火焚祭と書いて、「ひたきさい」と読みます。11月になると、京都の寺社で行われます。



火焚祭は、今年一年間の収穫に感謝する神事です。奉納された護摩木(火焚串)を 、火床に入れて焚き上げます。
燃え上がる炎は、大迫力な神事です。
特に伏見稲荷大社の火焚祭は、規模が大きい事で有名です。 
火焚祭とは呼ばず、新嘗祭や冬祭と呼ばれるところもあります。
神社によって、神楽や湯立神楽を舞ったりします。
参拝者に、お供えのミカン・饅頭などが配られるところもあります。

火焚祭が行われると、冬が近づいたなあと感じられます。
町の和菓子屋さんやお餅屋さんでは、この時期になると、「お火焚き饅頭」が登場します。小さくて丸いふかし饅頭に、炎が3つ連なった大きな火炎宝珠の焼印が押されています。ほどよく塩味がきいた餡が中に入った素朴な味わいのおまんじゅうです。



 【これから行われる主な火焚祭】

○ 火焚祭/伏見稲荷大社




11月8日13時〜

神田で穫れた新穀の稲藁を焚きあげ、今年の豊作と日々の神恩に感謝する祭りです。続いて神苑祭場にて、全国から奉納された火焚串10数万本を焚き上げる全国有数ののスケ-ルを誇る火焚神事が行われます。夕刻6時からは、神前の本殿前の庭上にて庭燎が赤々と燃えるなか、荘重古雅な「御神楽」が奏されます。

時間:本殿の儀:13時~、火焚神事:14時~、御神楽(人長舞):18時~
料金:拝観自由
アクセス:JR「稲荷」駅、京阪「伏見稲荷」駅

○ 花山稲荷神社・火焚祭
11月14日 14時30分~ 
11月第2日曜 

三条小鍛冶宗近が、当地の埴土で「ふいご」を築き、花山大神に助けられて名剣「小狐丸」を鍛えたという故事に因みます。
お火焚きの火が緩む頃投げ込まれるみかんは、風邪薬として持ち帰ります
アクセス:京阪バス「花山稲荷」

○折上稲荷神社
11月14日
11月第2日曜
「働く女性の守り神」とされる稲荷の聖地にて火焚き串に願いをしたため、その成就と火の霊力により全ての不幸を焼き尽くす神事です。
キツネ巫女による湯立て神楽や火焚き神事、またその火で焼かれた病気封じの焼きいもの授与、稲荷うどんの接待があります。
アクセス
地下鉄東西線/椥辻駅から徒歩15分、京阪バス/折上神社前下車3分

○ 新日吉神社・火焚祭
毎年11月14日 14時~
金物の神と知られる古社では、平安中期刀匠三条小鍛冶六郎宗近がこの地に「ふいご」を築き、祭神の神力を受けた3人の童の助けで名剣「小狐丸」(こぎつねまる)を鍛えたとの故事にちなみ火焚串を美しい「ふいご」の形に積み上げ、火の勢いが衰えた頃ミカンを投げ入ます。
焚かれたミカンは中風封じや風邪薬の効能があるとか。
アクセス:市バス206、208「東山七条」

○ 御香宮神社 ・火焚祭
毎年11月15日 16時~
アクセス:京阪電車 伏見桃山駅・近鉄京都線 桃山御陵前・JR奈良線…桃山駅

○ ゑびす神社・火焚祭
毎年11月16日 14時~
本殿での神事の後、えびすさんの石像前でお火焚きが行われます。「片木」を焚き上げ、家内安全、無病息災、商売繁盛を祈願します。参拝者も「片木」を火床に入れます。
神殿前にて湯立神楽が奉納されます。火床に入れた焼きみかんがいただけます。風邪予防になるそうです。アクセス:京阪電車 祇園四条駅・市バス四条京阪前

○上御霊神社・火焚祭
毎年11月18日13時30分〜

毎年11月に行われる火焚祭では、まず拝殿にて神事が執り行われ、五穀豊穣を感謝して海の幸・山の幸を捧げその年の収穫を報告します。その後祝詞の奏上に続き、拝殿前にて御火焚きが行われ、家内安全・厄除などの願い事が書かれた護摩木が祈祷の後に焚き上げられます。
アクセス
京都市営地下鉄烏丸線 鞍馬口駅下車3分
  

○ 城南宮・火焚祭
毎年11月20日14時~
大祓の詞が唱和される中、数千本もの火焚串が天高く焚き上げられます。
巫女による浦安の舞が奉納されます。
アクセス:市バス18「城南宮道」・中書島駅から市バス19「城南宮」

○ 広隆寺・聖徳太子御火焚祭
毎年11月22日今年は中止となりました。
9時〜16時
護摩供養13時から
聖徳太子の命日、本堂に安置されている本尊の秘仏聖徳太子像と宝物館の秘仏薬師如来像が開扉されます。
アクセス:京都バス71、72、73「太秦広隆寺前」京福「太秦広隆寺」駅

○ 車折神社・火焚祭

毎年11月23日 13時~

車折神社の「火焚祭」では、かまどの神様である奥津彦、奥津姫を迎えて行われる「かまど祓」が行われます。かまど型に火焚串(護摩木)の組みあげるのが特徴です。4カ所から火を入れ、燃える炎に、豊かな実りに感謝し、厄除けなどを祈念します。
周囲に稲穂などのお供えをして、神楽の奉納を行います。
「かまど祓い」終了後は、参拝者に新米のお粥が無料で振舞われます。(数量限定)
アクセス:京都バス72、73「車折神社前」
または嵐電車折神社前

○ 新熊野神社・火焚祭
11月23日 11時~ 
宮中の新嘗祭(収穫に感謝する祭り)に始まる神事です。
新米を炊くことから竈の神の祭り、火の神の祭りへと転化していきました。
アクセス:208系統今熊野バス停

○ 建勲神社・火焚祭
毎年11月23日 11時~ 
ここは織田信長が祭神です。11時より祭典が執り行われます。
アクセス:市バス「建勲神社前」

○ 平岡八幡宮・火焚祭
毎年11月23日 14時~ 
おまんじゅうの他、御神酒が配られます。
アクセス:市バス8「平岡八幡前」

 この他にも、たくさんの寺社で行われます。

貴船神社のお火焚祭の動画です。
https://youtu.be/_fqmJgMIR4Y

*今年はコロナウイルスのため、行事の縮小やお接待や授与品も中止や変更もあると思いますので、お確かめの上、お出かけください。
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冬に向かう1日、火焚祭に行かれてはいかがでしょうか?

どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和4年11月7日(月)】(No.2913)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○御火焚祭/貴船神社

燃え盛る炎からの貴船大神御出現の故事を再現し、今に伝えるという重要な意義を持つ祭儀が御火焚祭です。斎場には全国の崇敬者より奉納された約1万本もの護摩木によって御火焚竈を積み上げ、御神火でお焚きあげをします。
貴船大神御誕生の伝説にゆかりの深い、最も重要で神秘的な神事です。
鞍馬・貴船は「貴船もみじ祭」といわれるほど紅葉も一級品です。
日程11月7日
時間11:00~12:00
料金
無料(護摩木1本300円、当日11時まで奉納できる)
アクセス
京都バス「貴船」下車、徒歩5分
ホームページ
http://kibune.jp/jinja/

○ 国宝里帰り特別公開(〜3/26)/大徳寺聚光院

○ 花の天井 秋の特別拝観(〜12/11)/平岡八幡宮

○秋の特別拝観(〜12/11)/相国寺

○ 霊宝館秋季名宝展「〜12/4)/仁和寺

○ 秋の特別公開(〜12/4)/聖護院

○ 秋の特別拝観(〜12/12)/瑠璃光院 

○ 秋期特別公開(〜11/30)/清凉寺 霊宝館 

○ 秋季特別公開(〜12/11)/大徳寺塔頭 黄梅院

○秋の特別公開(〜12/15)/大徳寺興臨院

○秋の特別拝観(〜12/11)/宝厳院 

○ 秋の特別公開(〜12/11)/弘源寺 

○ 菊花展(〜11/23)/泉涌寺

○ 秋の特別公開(〜12/4)/白龍園(事前予約制)

○ 霊宝館秋期特別展(〜12/4)/醍醐寺

○庭園の特別公開(〜10/30までの土日)/真如院 

○ 秋季名宝展「皇室と大覚寺」/大覚寺(〜12/5)
○ 秋季特別公開(〜11/30)/長楽寺

○ 秋の特別拝観・ライトアップ(〜12/11)/高台寺

○ 秋の特別展・ライトアップ(〜12/11)/圓徳院

○ 比叡山もみじ祭り(〜11/23)

○ 御土居ともみじ苑公開(〜12/4)/北野天満宮

○ 大師堂特別公開(〜11/7)/神護寺

○ 秋の特別公開(〜11/5)/大将軍八神社方徳殿 

○ 祇園をどり(〜11/10)/祇園東

○ 嵯峨菊展(〜11/30)/大覚寺

○ 宝物展(〜11/30)/大原来迎院

○ 秋の特別拝観(〜11/30)/妙心寺塔頭大法院 

○ 宝物展(〜11/30)/大原来迎院

○  秋の看楓特別拝観(〜12/4)/東福寺

○ 観経曼陀羅特別公開(〜12/8)/真如堂

○ 秋の特別寺宝展(11月3日~6日・19日~20日・23日)/六道珍皇寺 

○ 秋の一般公開と文化財の特別公開(11月3・5・6日)/安楽寺

○ 秋の人形展(11月3日(木祝)〜27日(日)の金・土・日・祝日)/宝鏡寺 

○ 『旧本尊「六万体地蔵菩薩」秋の特別公開』(11月3日(木),5日(土),6日(日),12日(土),13日(日), 19日(土),20日(日),23日(水),26日(土),27日(日))/寂光院

○ 貴船もみじ灯籠(〜11/27)/貴船口~貴船臨時バス停~貴船神社奥宮

○ライトアップ(〜12/4)/永観堂

○秋の寺宝展(〜12/4)/永観堂

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