おはようございます。
祇園祭は宵々山を迎えます。
昨日から祇園祭の屏風祭が始まっています。
京都の町家の個人のお宅を開放して、お宅のしつらえや調度品などを公開してくださいます。
それぞれの屏風祭の詳細は、後の項目をご覧ください。
屏風祭を御覧になられたら、お分かりかと思いますが、それぞれのお宅の設えが夏のものとなっています。
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【設え(しつらえ)とは】
しつら・える しつらへる【設える】
ある目的のための設備をある場所に設ける。「広間に—・えられた祭壇」
部屋の内装や設備などを飾りつける。「王朝風に—・えられた客間」
しつら・える しつらへる【設える】 – GOO 辞書 より
わが国には四季があります。とりわけ京都は四辺山に囲まれた盆地なので、夏は蒸し暑いし、冬は底冷えがします。そこで京都に住む人は、いかにその夏、その冬を過ごすか、知恵をしぼらなければなりませんでした。
大体、昔から京都では、家は夏を基本に造るべしとの言い伝えがあります。うなぎの寝床といわれる京の町家ですが、家の造りは出来るだけ壁面を少なくして風通しを良くしてあります。又敷地内に緑の庭を作って、打ち水などすることによって少しでも涼しく過ごせるようにしました。その代わり京都の町家は、冬は滅法寒いです。しかし寒いときの過ごし方は、何といっても着込んでしまえば凌げるとの前提に立っていたようです。
衣替えの月とされる6月に、町家では衣服を替えるように建具の「衣替え」が行われます。風通しがよく目にも涼しくなるように、襖(ふすま)から
葭障子(よしずしょうじ)“簾(すだれ)”に替えられるほか、畳には“網代(あじろ)”が敷かれ、足の裏にもひんやりとした涼しさが伝わります。現在は、あまり目にしなくなった“すだれ”や“あじろ”、“よしず”ですが、西陣町家では京都の暑い夏を少しでも涼しく過ごそうとする先人の知恵が生かされています。
この夏姿は九月いっぱいまで続き、その月末に一斉に夏から冬姿に替えることになります。
こうした京町家の暮らしの中に「模様替え」は深く根付いてきた慣習といえると思います。先人の経験と知恵の結晶ともいえる建具、敷物などを季節々々にしつらえて、日々の生活を続けることを大切にしたいと思います。
このようなしつらえが京都の伝統として残っています。
写真出典
http://illstaff.exblog.jp/20024231/
○屏風祭りのマップです。
http://www.kyotodeasobo.com/gion/byoubu-matsuri/
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祇園祭の屏風祭、こういうところも見てみると楽しいです。
今日から四条通りを中心に歩行者天国が始まります。
今年も宵々山と宵山は多くの方がいらっしゃるでしょうね。歩行者天国の情報は写真をご覧下さい。
この歩行者天国を歩いていると、「埒」を見かけます。
「らちが明かない」という言葉の語源となったものです。
【意味】 「らちが明かない」とは、事態が進展しない。問題が解決しない。
【らちが明かないの語源・由来】
らちが明かないの「らち(埒)」は、囲いや仕切りのことで、主に馬場の周囲に設けた柵のことをさす。
本来は「物事の決まりがつく」「かたがつく」などの意味で、「埒が明く(らちがあく)」と使われていたが、現代では否定表現の「埒が明かない」と使われることが多い。
「埒」が進展の意味で使われるようになった由来は諸説あり、加茂の競べ馬(くらべうま)で、柵が外されるのを待ちわびた一般客が言った言葉からとする説。
春日大社の祭礼で、金春太夫(こんばるだゆう)が祝詞を読み終わるまで神輿の柵が開かず、一般人が中に入れなかったことからとする説がある。
出典語源辞典
写真は船鉾で見つけた埒の看板です。
今夜から宵々山で歩行者天国や出店があって、祭ムードを、いっそうもりあがりますね。
祇園祭に珍しく連日の雨の予報が出ています。
てるてる坊主を作って、お天気をお祈りしたいと思います。
祇園祭のひと月は
こちらをご覧ください。
【祇園祭のひと月】
https://ameblo.jp/miyakonokohori/entry-12751083361.html
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!
【今日の京都令和4年7月15日(金)】(No.2795)
※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。
大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html
鹿苑寺金閣
ページの下の方にライブ映像のところがあります。
https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/
近畿地方の現在の雨の状況です。
https://www.river.go.jp/kawabou/mb?zm=10&clat=34.86256320369171&clon=135.7296854579934&fld=0
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コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。
https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143
○斎竹(いみたけ)建て/高橋町
長刀鉾の稚児が山鉾巡行の時に注連縄を切りますが、その注連を張るために葉っぱのついた青竹を麩屋町の町角に建てるのがこの行事です。古来、斎竹建は高橋町の役目とされてきました。
時間:午前4時30分
場所:四条麩屋町
○生間流式庖丁/八坂神社
日本式庖丁道生間流に依る式庖丁が奉納されます。
主催:日本式庖丁道生間流
場所:八坂神社
時間午前10時
○伝統芸能奉納/八坂神社
祇園祭に各種の伝統芸能を奉納します。
今様歌舞楽・一絃琴・琵琶・狂言・地唄舞・箏曲・尺八・詩吟といった多彩な各種伝統芸能が奉納されます。
時間15時~
場所
八坂神社
○ 宵宮祭/八坂神社
街が宵々山で賑わっていた15日の夜。八坂神社では本殿で宮司以下神職打ち揃って奉仕します。まず、祝詞の奏上があり、そのあとスサノオノミコト、クシイナダヒメノミコト、ヤハシラノミコガミの御神霊を拝殿に並べられてある三基の神輿にお遷しします。「宵宮祭(遷霊祭)」と呼ばれています。
境内の灯を消し浄闇の内に舞殿に奉安の神輿に御神霊を遷し奉ります。
時間午後8時
場所:八坂神社
○宵々山
夕刻、山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、祇園囃子が流れると祭りは最高潮を迎え、繰り出した人達で通りがいっぱいになります。
各町内の子供達もおそろいの浴衣で粽(ちまき)・御札・お守りを授与するお手伝いをします。
○いけばな展
祇園祭が最高に盛り上がる3日間、八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの四条通りの有志のお店ではいけばなの名家名流が競い合うストリートギャラリーが開催しています。展示をされているお店の目印はアーケードの下にある看板の下「いけばな展バナー」です。ほっこりされたらちょっとお覗きください。
日程7月15日~17日
場所
四条通り・祇園石段下~四条烏丸の有志の各店舗
○ 祇園祭長刀鉾八坂神社参拝・提灯行列(〜7/16)
○ 盂蘭盆会施餓鬼法要(7/15)/三千院
○盂蘭盆会(7/15)/知恩院
○茶業繁栄祈願献茶祭(7/15)/平安神宮
○三門施餓鬼・解制(7/15)/天龍寺
○ 盂蘭盆会法要(〜7/15)
/醍醐寺
○孟蘭盆勝会(〜7/15)/萬福寺
○月次祭/(7/15)/上賀茂神社
○ 貴船の川床(〜9/30)
○ 鴨川納涼床(〜9/30)
○ 桔梗を愛でる特別拝観(〜7/18)/天得院
○ 風祭り(〜7/15)/千本ゑんま堂
○宇治川鵜飼(〜9/30)/宇治川
○嵐山鵜飼(〜9/23)/嵐山渡月橋
○ 観蓮会(〜7/31)/法金剛院
○「京都の夏の旅」(〜9/30)
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