今日の京都6月7日(火) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日、気象庁は関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より1日早い梅雨入りです。今年は、これまで沖縄・奄美地方で梅雨入りしていますが、関東甲信地方が九州南部よりも梅雨入りが早かったのは、17年ぶりです。
天気予報で解説されていたのですが、梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があるそうです。この梅雨入りも担当の気象予報士が何人かで協議して決めるそうです。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあるそうです。


【降り方による雨の名前】



◎強い雨
⚫︎篠突く雨(しのつくあめ)激しく降る雨のこと。まるで細い竹、篠で突くような雨。
⚫︎飛雨(ひう)風まじりの
激しい雨。

◎弱い雨
⚫︎小雨(こさめ)軽い降雨。数時間降り続いても降水量が 1mm未満の雨。
⚫︎涙雨(なみだあめ)涙のようにほんの少しだけ降る雨のこと。日本語の美しい表現のひとつです。
⚫︎天気雨(てんきあめ)晴れているのに降る雨。
⚫︎天泣(てんきゅう)空に雲がないのに細かい雨がふってくること。まるで天が泣いているとした感性の繊細さが素敵です。天気雨の別称。
⚫︎狐の嫁入り(きつねのよめいり)お日さまが照っているのに降る雨のこと。天気雨と同じ意味。
⚫︎微雨(びう)急に降り出し、すぐに止む雨。濡れてもすぐ乾く程度の弱い雨のこと。

◎いきなりの雨
⚫︎鬼雨(きう)鬼の仕業かと思うような並外れた雨。近年登場した言葉「ゲリラ豪雨」の和名。
⚫︎驟雨(しゅうう)急にどっと降り出して、しばらくすると止んでしまう雨。にわか雨、村雨とも。
⚫︎俄雨(にわかあめ)天気予報では「にわか雨」と表記されることが多いですが、漢字ではこのように書きます。
⚫︎通り雨(とおりあめ)さっと降ってすぐに止んでしまう雨。さまざまな呼び名がある雨の降り方です。
⚫︎村雨(むらさめ)降り方が激しくなったり、弱くなったりする通り雨。戦艦や、南総里見八犬伝の中に登場する架空の日本刀の名前にも使われました。

◎降り続く雨
⚫︎宿雨(しゅくう)前夜から降っている雨。連日降り続く長雨のことを意味することもあります。
⚫︎陰雨(いんう)しとしとと降りつづく陰気な雨。淫雨と表記されることもあります。
⚫︎地雨(じあめ)一定の強さで長く降り続く雨。
⚫︎霖雨(りんう)幾日も降り続く雨のこと。

◎雨の降る場所限定の名前
⚫︎私雨(わたくしあめ)下は晴れているのに、山の上の狭い範囲だけに降る雨のこと。昔から、箱根、鈴鹿、比叡、丹波などが有名どころ。
⚫︎外持雨(ほまちあめ)局地的な範囲に降る雨。外持とは帆待ちとも書き、船頭が内密の収入を得ることで、一部だけ潤うことにも通じます。

◎恵みの雨
⚫︎翠雨(すいう)青葉に降り注ぐ雨。情景も、漢字もきれいな雨の名前です。
⚫︎甘雨(かんう)しとしとと降って、草木を潤す雨のこと。農作業を始める時期にちょうどよく降り、作物を育ててくれる雨。
⚫︎慈雨(じう)恵みの雨。作物、草木に生気をもたらす雨。干ばつが続き、待ちに待った雨がふること。
⚫︎喜雨(きう)ゲリラ豪雨の和名「鬼雨」と同じく、こちらも「きう」と読みます。日照りの続いた後に降る恵みの雨のこと。意味は反対です。

◎不思議な雨
⚫︎虎が雨(とらがあめ)陰暦5月28日に降る雨。曽我十郎の忌日とされ、恋人の遊女、虎御前の涙が雨となって降ると言われています。曽我の雨、虎が涙とよばれることも。
⚫︎怪雨(かいう)異物を含んだり、色がついた雨のこと。世界中で、魚やカエル、木の実が降るような現象が観測されています。
⚫︎血雨(けつう)土壌由来の成分を含み、赤い色の付いた雨のこと。
⚫︎黒雨(こくう)工業地帯の煤煙や化学物質が含まれて、黒く色づいた雨。



雨の中の祇園祭巡行


さしずめ、今日の雨は「涙雨」でしょうか?

雨は気持ちを鎮めてくれるような気がします。
雨の日も楽しく過ごしましょう!
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さて、今日は平安神宮の神苑が無料公開されます。
この神苑、訪れたことはおありですか?

平安神宮は明治28年(1895年)、平安遷都千百年祭が開催されるにあたり創建されました。
平安神宮の社殿一帯の風致保存のために庭園を築造することになり、神苑造営が企画されました。 
この神苑は社殿を取り囲むように四つの庭に分かれています。



総面積約33,000㎡(約10,000坪)の広大な池泉回遊式庭園で、明治の有名な造園家7代目小川治兵衛らの手になるものです。平安京千年の造園技法の粋を結集した庭園として、昭和50年12月に国の名勝に指定されています。
この庭園は、疏水の水を用い、流れで庭園が構成されています。
⚫︎東神苑
東神苑には栖鳳池という大きな池があり、まんなかに橋殿(泰平閣)が渡されています。
⚪︎泰平閣(橋殿) - 京都御所から移築された建物



⚪︎栖鳳池



⚪︎尚美館(貴賓館) - 京都御所から移築された建物
⚪︎栖鳳池庭園

* 中神苑
疎水の水はまず東神苑の栖鳳池に導かれ、中神苑の蒼龍池へ流れていきます。
蒼龍池には臥龍橋という飛石が配されています。 
⚪︎蒼龍池 - 1895年(明治28年)作庭
⚪︎臥龍橋 - 石柱は天正年間に豊臣秀吉が造営した三条大橋と五条大橋の橋脚の石材⚪︎蒼龍楼



* 西神苑
中神苑から出た水は本殿の裏手を細い流れとなって巡り、西神苑の白虎池へ滝組を経て落とされます。
⚪︎四阿(しあ、あずまやのこと)
⚪︎白虎池 - 6月には池畔に200種2000株の花菖蒲が咲く、茶席「澄心亭」
⚪︎平安神宮創建と同じ明治28年に、京都市内で運行された日本で初めて京都市電の車両が設置されています。




⚫︎南神苑 - 1895年(明治28年)作庭
⚪︎平安の苑 - 仙台市長が苗木寄贈した八重紅枝垂桜の名所

当初に設けられた本殿東西の蒼龍池(東池)と百虎池(西池)の二つが最も古いものです。
現在、西神苑で、青や白、紫の花びらを垂らした約200種、2000株が咲き競い、花菖蒲が見頃を迎えています。



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梅雨に入った関東甲信越は雨となりそうです。全国的に、やや気温が平年より低めになりそうです。
この時期、電車の冷房と遭遇して震えることもあります。何か羽織れるものをお持ちになることをお勧めします。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
お出かけの方、お気をつけてください!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和4年6月7日(火)】(No.2756)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
ページの下の方にライブ映像のところがあります。
 https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

近畿地方の現在の雨の状況です。
 https://www.river.go.jp/kawabou/mb?zm=10&clat=34.86256320369171&clon=135.7296854579934&fld=0


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コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○神苑無料公開/平安神宮
花しょうぶの見頃にあわせて、平安神宮神苑が一日だけ無料で公開されます。西神苑に咲く花しょうぶは、日本人が古くから愛でてきた品種ばかり200種が集められたもので、例年6月上旬になると、この2000株が一斉に開花します。神宮道の一際目を引く朱塗りの鳥居と広大な神苑が、日本古来の初夏の美しい風景を醸します。
日程6月7日(火)
時間8:30~16:30
料金無料
アクセス
地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩10分
市バス「岡崎公園美術館・平安神宮前」下車
ホームページ
http://www.heianjingu.or.jp/

○春の特別公開(〜6/19)/大徳寺塔頭 興臨院 

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院

○春の特別拝観(〜6/13)/瑠璃光院 


○ 特別公開(〜6/12)/大徳寺孤篷庵 

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

○ あじさいウイーク(〜6/30)/柳谷観音

○ 初夏の庭園特別公開(〜7/10)/建仁寺両足院

○あじさい苑開園(〜7/10)/三室戸寺

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