今日の京都10月6日(日) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
連日、10月とは思えない気温ですね。この時期の暑さは堪えます。どうぞ、10月ということにとらわれず、暑さ対策をなさってください。

さて、今日は、高台寺と石清水八幡宮、そして、宇治でお茶の行事が行われます。
石清水八幡宮では裏千家の献茶祭が行われます。

お茶の流派は、たくさんありますが、
よく知られた流派としては、三千家があげられます。

私の茶道に対する知識は、広く浅くということで、もろもろのことは、深い造詣は持ち合わせておりません。
ご専門の知識やご経験をお持ちの方は、どんどんコメントをお書きそえくだされば嬉しいです。お茶の世界も若いときにほんの少しかじっただけです。まだまだ学ばなければです。

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【三千家とは】

三千家というのは「表千家」(おもてせんけ)、「裏千家」(うらせんけ)、「武者小路千家」(むしゃのこうじせんけ)と呼ばれます。この三千家は千利休の孫である千宗旦(せんのそうたん)の子どもたちが作ったものなのです。


表千家長屋門


裏千家兜門

武者小路千家


千宗旦には4人の息子がいましたが、長男は勘当され、次男が一翁宗守(いちおうそうしゅ)といって「武者小路千家」(むしゃのこうじせんけ)を、三男が江岑宗左(こうしんそうさ)といって「表千家」(おもてせんけ)を、四男が仙叟宗室(せんそうそうしつ)といって「裏千家」(うらせんけ)を作ったのです。


*表千家は現在15代千宗左です。

そこからそれぞれ、家元制度になっていって組織として大きくなっていったのです。

◎三千家の違い

⚫正座の仕方にも男女で違いがあります。裏千家では、男性はこぶし2つ分両膝をあけ、女性はこぶし1つ分あけて座ります。
表千家は、男性は安定する広さに両膝をあけ、女性はこぶし1つ入るくらいに膝を明けて座ります。
武者小路千家では、男性はこぶし1つ分、女性は膝を開かずに正座します。

⚫お辞儀の仕方では、裏千家ではおなかが膝につくほどの丁寧なお辞儀をする真(しん)、前に身体をかがめるほどのお辞儀をする行(ぎょう)、軽くお辞儀をする草(そう)と呼ばれる3種類のお辞儀の仕方があってそれぞれ使い分けます。
表千家は、八の字に両手をついて横からみて30度くらいの角度までお辞儀をします。男性は両手を20cm位、女性の場合は両手を7~8cm位をあけます。
武者小路千家では、男女とも左手が前になるように両手を膝の前で軽く合わせてから、軽く指先を畳につけて背筋を伸ばしてお辞儀をします。

⚫ 裏千家は薄茶をよく泡立てる。表千家、武者小路千家では泡をあまり立てない。
⚫菓子器は裏千家が蓋なしのいわゆる鉢、表千家と武者小路千家は蓋付きのすなわち喰籠(ジキロ)を使う。
⚫近年の話ですが道具の箱の紐色が裏は深い緑、表が黄、武者小路が茶と紺です。
⚫女性の袱紗(ふくさ)は表千家と武者小路千家は朱無地だが裏千家は赤または朱無地のどちらか、男性は紫無地が主流です。

⚫茶筅(ちゃせん) とは、茶碗に抹茶と湯を入れ、それを撹拌するために用いる竹製の具です。10センチほどの竹筒の先半分以上を細かく裂いて糸で編んだもので、その形は流儀や用途によってさまざまですが、表千家では煤竹、裏千家はじめほとんどの流派では白竹(淡竹)、武者小路千家では紫竹(黒竹)が使われます。穂先の形状も流儀によりそれぞれ異なりますが、武者小路千家の茶筅は穂先が真直ぐになっており、外穂の先端を内に曲げる形状のものは、裏千家流で先端を曲げたことが始まりらしく、利休以降に出現したとおもわれ、官休庵流(武者小路千家)は利休形に最も近い形をしています。 




写真説明
左上裏千家 右上表千家、武者小路千家
左下 武者小路千家 真ん中表千家
右下裏千家

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茶道は、日本文化の集大成とも言われます。いろいろな決まり事があって、取っつき難い感はありますが、その決まり事も楽しく感じられます。
また、自分なりのお茶を楽しむのも一興かと思います。美味しい和菓子をいただくのに、一服のお茶を立てる。それも、よしかと。
秋の夜長の楽しみですね。

今日もいい1日でありますように!
お仕事の方、お疲れさまです。
行ってらっしゃい! 

【今日の京都令和元年10月6日(日)】(No.1783)
※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
 http://www.shokoku-ji.jp/k_live.html 

近畿地方の現在の雨の状況です。
 http://www.river.go.jp/x/krd0107010.php?lon=135.6836159946397&lat=34.95309468371873&opa=0.4&zoom=8&leg=0&ext=0 

【今日(京)の難読地名】
中京区
①占出山町  
②上巴町  
③雁金町  
④小結棚町  
⑤砂金町  

一昨日の解答です。

①松明町  たいまつちょう
②常葉町  ときわちょう
③長刀鉾町  なぎなたちょう
④東錺屋町  ひがしかざりやちょう
⑤饅頭町  まんじゅうまち

○北政所茶会/高台寺



高台寺では北政所を偲び、月命日の6日にちなんで毎年10月6日に茶会を開いています。吉野太夫ゆかりの「遺芳庵」と関係の深い島原の太夫さんの、太夫道中とお点前が披露され、五つの茶席(表・裏・煎茶・太夫席・陣中席)と点心席を1日かけて楽しむことができます。
 ※事前にお茶券をお求めください。
日程10月6日
時間午前8時から午後3時
料金11.000円
アクセス
市バス東山安井下車
ホームページ
http://www.kodaiji.com/mobile/index.html 

○ 裏千家献茶祭/石清水八幡宮



日程10月6日
時間10時

裏千家主催により例年茶業の発展と一門の隆盛を祈願し八幡大神様の御神前にて斎行されます。
その歴史は古く、昭和44年10月22日に戦後初となる斎行以来、毎年執り行われてきました。
裏千家関係者の皆様が見守るなか、宗匠のお点前により金銀の抹茶碗で濃茶・薄茶が点てられ御神前に献上されます。
また境内各所には裏千家関係者の皆様により本席・副席・野点席などのお茶席が設けられ、和服姿の門人たちで賑わう境内は優雅なお茶の香りに包まれ男山の紅葉樹よりも一足早く秋の訪れを感じさせます。

ホームページ
http://www.iwashimizu.or.jp/top.php 

○宇治茶まつり



栄西禅師、明恵上人、千利休をはじめとする茶業功労者の功績を讃えるとともに、茶業の発展を祈る行事です。興聖寺にて10時から「茶祭式典」があるほか、表千家茶席(本席は興聖寺、副席は京都府茶業会館)や府立宇治公園橘島の「お茶のみコンクール」、宇治上神社での抹茶協賛席、点心席の宇治茶無料接待などが催されます。
日程10月6日  
時間9:00~15:00、名水汲み上げの儀/9:00~ ※茶席、点心席、お茶のみコンクールは14:00受付終了
開催場所
京都府宇治市 興聖寺、京都府茶業会館、宇治上神社、府立宇治公園橘島 ほか
料金茶券1枚/当日券3500円、前売券3000円
アクセス
京阪「宇治駅」から徒歩15分、またはJR奈良線「宇治駅」から徒歩25分
ホームページ
http://www.ujicha.or.jp/宇治茶まつり(2019-ujicha-festival)/

○京都タワー階段のぼり 2019秋(〜10/6)

○霊宝館秋季名宝展(〜11/23)/仁和寺

 ○ 秋の特別拝観(~12/15)/相国寺

○ 秋季特別展(~11/25)/東寺宝物館

 ○ 秋の特別公開(~12/10)/聖護院門跡

○「花の天井」秋の特別拝観(〜12/1)/平岡八幡宮

○ 秋の特別拝観(~12/15)/相国寺

○東寺宝物館秋期特別展(〜11/25)/東寺

○ずいき祭(~10/5)/北野天満宮

○霊宝館秋季名宝展(~11/24)/仁和寺

○秋期特別公開(〜11/30)/清涼寺霊宝館

○秋の特別公開 「東山文化の原点 国宝東求堂」(〜12/1)/銀閣寺

○秋の特別拝観(〜12/10)/瑠璃光院

○秋季名宝展「皇室と大覚寺」(〜12/2)/大覚寺

○御香宮神幸祭(〜10/13)/御香宮神社

○秋の特別公開(〜12/8)/弘源寺

○秋の特別公開(〜12/8)/宝厳院

○秋季特別公開(〜12/8)/大徳寺塔頭 黄梅院

○特別公開(〜12/15)/大徳寺興臨院

○茶の湯-禅と数寄(〜2020年3/29)/相国寺承天閣美術館

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