今日の京都11月19日(月) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今日から5年目のスタートです。改めてよろしくお願いいたします。
昨日、京都の老松さんのご当主太田さんのお話を伺う機会がありました。
改めて、ほんまものの京都を味わうには、日本文化の理解が不可欠だと感じました。そして、その中心に茶道があると思います。それも踏まえて、また、ご一緒に京都を味わっていければとおもいます。

今日は全国的に雨模様だとか。この雨で、気温も下がるのでしょうか?

さて、今日は、
 「勇忌,かにかくに忌」です。
歌人・劇作家・小説家の吉井勇の1960(昭和35)年の忌日です。

「かにかくに祇園は恋し 寝るときも枕のしたを水のながるる」の歌から「かにかくに忌」とも呼ばれています。 

この歳時記をお読みいただいている方は、あらっ?と思われるかもしれません。
この吉井勇の「かくかくに忌」は11月8日に祇園白川のかくかくに忌の碑の前で、 、祇園甲部の芸舞妓が歌碑に白菊を手向けて勇をしのぶ「かにかくに祭」が行われますとお知らせしました。忌日ではなく、11月8日に行われるのは、この碑が 勇が古希を迎えた1955年11月8日(実際の誕生日からは一月遅れ)に
建てられたからです。




さて、この吉井勇についても、料亭大友の女将とのことも触れました。 
私自身、吉井勇についてよく知らなかったのですが、
吉井勇があの「ゴンドラの唄」の作詞をしていたことに驚きました。

「ゴンドラの唄」をご存知でしょうか?

ゴンドラの唄
 https://youtu.be/_qwZjtz7Udg 

♪ いのち短し 恋せよおとめ
赤き唇あせぬ間に
熱き血潮の冷えぬ間に
明日の月日はないものを
いのち短し 恋せよおとめ
いざ手を取りて彼(か)の船に
いざ萌ゆる頬をきみが頬に
ここにはだれも来ぬものを
いのち短し 恋せよ少女
波に漂(ただよ)う 舟の様(よ)に
君が柔手(やわて)を 我が肩に
ここには人目も 無いものを
いのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを」

このゴンドラの唄はのちに黒澤明監督の「生きる」という映画の主題歌にもなっています。

京都での吉井勇の歌碑は知恩院の南門前にもあります。 室戸台風被災師弟愛の銅像の下に吉井勇の詩が銅版に刻まれたものです。
「かく大き愛のすがたをいまだ見ず,この群像に涙しながる 」
この詩の背景は、昭和9年9月21日室戸台風は激烈を極め京都府下に於て西院(当時淳和校)初め11校の校舎が倒れ、一瞬にして先生や児童など174人の生命を奪った。
この時、親鳥が雛をかばうように挺身7人の教え子を守って倒壊した校舎の下に殉じた西院校1年担任の松浦寿恵子先生の純愛の精神と勇敢な行動、責任感に世人は深く感動し、この崇高な師弟愛の姿を永遠に記念し、併せて被災師弟慰霊のため等身大の青銅像を建立したが、祖国の非常時(太平洋戦争)に姿を消してしまった。その後、教育を愁う全国の有志の協力によって昭和45年に再建された。のが室戸台風被災師弟愛の銅像です。
それを見た吉井勇が詠んだ詩が書かれたものであるということです。 

歌碑ではありませんが、吉井勇が詠んだ京都の歌です。
 
「京の夜や遊びのはての寂しさをかたるがごとき宗達の幅」

「京に来ぬ 山紫水明処といへるその家の名をなつかしみつつ」 

吉井勇
 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E4%BA%95%E5%8B%87 

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急に気温が下がると風邪を引きやすいです。暖かくしてお過ごしください。
さあ、新しい1週間です。
今日もいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

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【今日の京都11月19日(月)】(No.1462)
※掲載の情報について、社寺・施設側の都合や天候等の理由により、
日程や内容等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認くたさい。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
 http://www.shokoku-ji.jp/k_live.html 

近畿地方の現在の雨の状況です。
 http://www.river.go.jp/x/krd0107010.php?lon=135.6836159946397&lat=34.95309468371873&opa=0.4&zoom=8&leg=0&ext=0 

○宗旦忌/裏千家





宗旦忌とは、千家三代・千宗旦の忌日です。宗旦は万治元年(1658年)12月19日に81歳で没しました。裏千家では命日を1ヶ月繰り上げて、毎年11月19日に追善の茶会をおこなっています。

宗旦は利休の孫で、三千家の祖。父少庵の死後、千家の行く末を深憂。それぞれの息子たちを表千家、裏千家、武者小路千家という3つの家に分け、千家茶道の道筋をつけました。
利休が豊臣秀吉という権力者に近づきすぎたゆえに自刃した結果から、自身は生涯だれにも仕官せず、侘び一筋の茶の湯の境地を深めてゆくことになります。。
その一方で、息子たちの有付(就職)には大名家の仕官を望んだといいます。斡旋を依頼した宗旦の書状が、後世に残されています。そこから読み取れるのは、息子や家の未来を案じるひとりの人間の姿。千家において、宗旦の存在は今もなお巨人のごとく大きいといえます。
宗旦忌は、ちょうど秋の盛りで参加しやすい日にちということもあり、裏千家では参列者が600名を越える一大イベントです。




○交通安全大祭/石清水八幡宮

日程 11月19日
時間  10時

石清水八幡宮では毎年11月19日に御祭神の一柱である比咩大神の交通安全の御神徳に依り交通安全大祭を斎行しています。この祭典では、お申込み頂いた方々のご氏名・車両番号などを神職が読み上げる特別祈願を斎行し、皆様には交通安全の御守・ステッカーをお受けいただきます。
また、祭典終了後には、八幡警察署による交通安全教室の開催、11月中は八幡市内各小学校の児童から寄せられた交通安全の絵画を境内に展示をそれぞれ行い、近年益々多発する交通事故への安全意識の啓発活動の一環として取り組んでいます。

アクセス
京阪電車「八幡市駅」~男山ケーブル約3分「男山山上駅」~徒歩5分 
 
○秋の特別拝観(〜11/30)/高台寺・圓徳院

○ 秋の特別拝観(~12/15)/相国寺

○花の天井 秋の特別拝観(〜12/2)/平岡八幡宮

○ 秋季特別展(~11/25)/東寺宝物館

○秋の特別公開 「東山文化の原点 国宝東求堂」(〜12/2)

○霊宝館秋季名宝展(〜11/23)/仁和寺

 ○ 秋の特別拝観(~12/15)/相国寺

○ 秋季特別展(~11/25)/東寺宝物館

 ○ 秋の特別公開(~12/10)/聖護院門跡

○秋季特別公開(〜12/9)/大徳寺塔頭 総見院

○秋の特別公開(〜12/9)/弘源寺 
弘源寺の枯山水庭園「虎嘯の庭」

○秋の特別拝観(〜12/9)/宝厳院 

○秋季特別公開(〜12/9)/大徳寺塔頭 黄梅院

○特別公開(〜12/16)/大徳寺塔頭 興臨院

○吉祥天女像開扉(〜11/30)/浄瑠璃寺

○  秋季特別展(遊行上人とその秘宝展)(〜11/30)
/長楽寺

○比叡のもみじ 「紅楓会」
(〜11/25)

○境内ライトアップと夜間特別公開(〜12/9)/東寺

○嵯峨菊展(〜11/30)/大覚寺

○夜間拝観(11/30)/曼殊院門跡

○秋の人形展(〜11/30)/宝鏡寺

○夜の特別拝観(〜12/2)/青蓮院門跡

○もみじ祭(11/30)/赤山禅院

○夜間拝観(〜12/2)/知恩院

○夜間拝観(〜12/2)/永観堂禅林寺

○もみじ苑ライトアップ(〜12/2)/北野天満宮

○ 夜間拝観(〜12/2)/清水寺

○観楓会(〜12/2)/退蔵

○秋の特別拝観と夜間ライトアップ(〜11/25)/雲龍院

○第25回 泉涌寺~東福寺 窯元もみじまつり(大陶器市)(〜11/25)

○紅葉夜間ライトアップ「光と水」(〜11/25)/大原野神社

○成就院庭園 特別公開(〜12/2)/清水寺

○秋の特別拝観(〜12/2)/東福寺塔頭 勝林寺

○秋の特別公開(〜12/2)/霊鑑寺

○秋の特別公開(〜12/2)/安楽寺

○秋の特別公開(〜12/2)/浄住寺 

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