今日の京都11月26日(日) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
11月最後の週末となりました。
街はクリスマスのムードで溢れています。昨日は、今年初めて、山下達郎の「クリスマスイブ」がFMから流れてきて、聴きました。この曲は一瞬でクリスマス近しと思わせてくれる魔法の曲ですね。


さて、今日は1086年、白河天皇が8歳の堀河天皇に譲位をした日です。以後43年間上皇として院政を行いました。この白河天皇、いろいろとすごい人だったようです。

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【 白河天皇(しらかわてんのう)(1053―1129)】

平安後期の天皇(在位1072~86)。名は貞仁(さだひと)。天喜(てんき)元年6月20日生まれ。後三条(ごさんじょう)天皇の第1皇子。母は藤原能信(よしのぶ)の娘茂子(藤原公成(きんなり)の養女となる)。父から譲位され即位、第1皇子の夭逝(ようせつ)後、第2皇子善仁(たるひと)親王8歳のときに位を譲り(堀河(ほりかわ)天皇)、院政を行った。親政、院政期を通じて、1075年(承保2)、99年(康和1)、1107年(嘉承2)、27年(大治2)などに荘園(しょうえん)整理令を発し、父の政治路線を引き継いだ。また、叙位、任官について独裁的な発言力をもち、受領(ずりょう)を優遇した。院の武力として北面(ほくめん)の武士を創設し、新興の源・平氏をこれにあてた。仏教への傾倒も著しく、1096年(永長1)出家して法皇となり、「国王の氏寺(うじでら)」とうたわれた法勝寺(ほっしょうじ)などを建立した。堀河天皇の死後、5歳の宗仁(むねひと)親王を即位させ(鳥羽(とば)天皇)、さらに譲位させ、鳥羽の皇子顕仁(あきひと)親王を皇位につけた(崇徳(すとく)天皇)。3代の天皇の在位期間を通じて「治天の君(ちてんのきみ)」の地位にあり、親政時代を含めると半世紀を超えて権力を握っていた。
とくにその後半は絶対的な専制政治を行ったことによって「天下三不如意(てんかさんふにょい)」の話が生まれた。藤原宗忠(むねただ)は彼が死んだとき、「法皇の威光は四海に満ち、天下これに帰服した」とその日記『中右記(ちゅうゆうき)』に評した。大治(だいじ)4年7月7日死去。墓は京都市伏見(ふしみ)区竹田浄菩提院(じょうぼだいいん)町の成菩提院陵。
『安田元久著『日本の歴史7 院政と平氏』(1974・小学館)』 

○白河天皇が作ったお寺




法勝寺の地は藤原氏の別荘地(白河別業)だったが、藤原師実が白河天皇に献上しました。天皇はこの地に寺院を造ることを決め、1075年(承保2年)に造営を始め、以後長期にわたって多数の建物を造った。1077年(承暦元年)に毘廬舎那仏を本尊とする金堂の落慶供養が執り行われた。1083年(永保3年)に高さ約80メートルとされる八角九重塔と愛染堂が完成した。高い九重の塔は京に東から出入りする人から良く見えたといいます。 
この法勝寺の八角九重塔の復元されたものは、 現在は京都市平安京創生館で、見ることがてきます。

⚫六勝寺とは
六勝寺(ろくしょうじ、りくしょうじ)とは、平安時代後期から室町時代にかけて、洛外白河街区に位置した、法号に「勝」の字をもつ六山の御願寺です。
法勝寺、尊勝寺、最勝寺、円勝寺、
成勝寺、延勝寺 が六勝寺と言われています。
白河天皇に続く院政の中枢部として大いに栄えたが、後世の維持管理は停滞し、応仁の乱以降はほぼ廃絶しました。現在においては石碑や町名などに面影を残しています。

○白河法皇と待賢門院
白河法皇の孫である鳥羽天皇の中宮、藤原璋子(待賢門院)と白河法皇は不倫関係にあり、二人の間には顕仁親王(あきひとしんのう・のちの崇徳天皇)が生まれています。これって、すごい話!




系図参照

系図出典
http://www.junk-word.com/taiga-drama/kiyomori/001654.html 

○白河法皇の言葉

「 天下三不如意」と言われる言葉があります。
『平家物語』の巻一には、白河法皇が「賀茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」と嘆いたという逸話があります。
「賀茂河の水」とは、古来氾濫を繰り返す暴れ川として知られていた賀茂川がもたらす水害のことです。
「双六の賽(さい)」とは、文字通り双六の二つのサイコロが出す「賽の目」のことです。
「山法師」とは、勝手な理由にかこつけては日吉山王社の神輿を担いで都に雪崩れ込み強訴を繰り返した比叡山延暦寺の僧衆(僧兵)のことです。

法皇がこの三つだけはどうしても思うようにならないと愚痴をこぼすぐらいだということで、やがてこれが「天下三不如意」として広く一般にも知られるようになりました。今日ではこれを、白河法皇の権力はこの三つ以外のものであれば何でも思い通りになると豪語するほど絶大なものだった、という逆説的な意味に取ることが多いです。

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今日もいい1日でありますように!
お仕事の方、お疲れさまです。
行ってらっしゃい!

 【今日の京都11月26日(日)】No.1105

 ※掲載の情報について、社寺・施設側の都合や天候等の理由により、
日程や内容等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認くたさい。

大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。

 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣

 http://www.shokoku-ji.jp/k_live.html 

近畿地方の現在の雨の状況です。

 http://www.river.go.jp/x/krd0107010.php?lon=135.6836159946397&lat=34.95309468371873&opa=0.4&zoom=8&leg=0&ext=0 

 ○御茶壺奉献祭・口切式/北野天満宮




天正15年(1587)、北野で行われた「北野大茶湯」は太閤・豊臣秀吉公による盛大な茶会で、秀吉公自ら点茶し北野天満宮に奉献したと伝わります。その縁により、北野天満宮では毎年12月1日に「献茶祭」を斎行。11月の「御茶壺奉献祭・口切式」では、その際に使われるお茶が由緒ある茶壺に入れられ、京都各地の茶師より奉献されます。当日は御茶壺行列が本殿到着後、御茶壺奉献祭、口切式が順次執り行われます。
日程 11月26日
時間11:00~12:00
(御茶壺行列出発は10:45~)
場所
北野天満宮 
アクセス
市バス北野天満宮

 
 ○ もみじ祭(〜11/28)/三千院・比叡山延暦寺

○ 夜間拝観(〜12/6)/永観堂禅林寺 

 ○ 秋の特別拝観 ~観音様の足の裏を拝する会~(~11/26)/三室戸寺
 
○嵯峨菊展初日(〜11/30)/大覚寺

○秋の紅葉ライトアップ(~12/3)
/知恩院 

○秋の特別拝観(〜12/10)
/高台寺・圓徳院

秋の特別公開(〜12/15)※期間中、拝観休止日あり/相国寺


○夜間拝観(〜11/30)/曼殊院門跡

○秋の人形展初日(〜11/30)/宝鏡寺

○もみじ祭(〜11/30)/赤山禅院

○  夜の特別拝観(~11/26)/妙覚寺
 
 ○ 御土居ともみじ苑公開(~12/3)
/北野天満宮
 
 ○ 宝物殿特別公開(~12/3)
/北野天満宮

 ○境内ライトアップと夜間特別公開
(~12/10)/東寺 

 ○  もみじ祭(~11/28)/三千院 

 ○秋の夜間拝観 /青蓮院・将軍塚青龍殿
(~12/3)

 ○ 秋の特別拝観(〜12/11)
/高台寺・圓徳院 

○  秋季特別展(遊行上人とその秘宝展)
/長楽寺(~11/30 )

○吉祥天女像開扉(〜11/30)/浄瑠璃寺

○ 秋の特別拝観/相国寺(~12/15)

○ 開館120周年記念 特別展覧会 国宝
(~11/26)/京都国立博物館
 混雑状況がわかります。
 京都国立博物館 (@kyohaku_gallery) https://twitter.com/kyohaku_gallery?s=09 

 ○ 秋の特別拝観(~12/15)/相国寺
 
○ 秋の特別公開(~11/30)/(東山文化の原点 国宝東求堂)銀閣寺 

 ○ 貴船もみじ灯篭(~11/26) 

○ 大徳寺興臨院 秋の特別公開と紅葉
 ~10月1日、7日~12月17日  ※拝観休止日/9月21日~23日 

 ○ 秋の特別公開(~12/10)/聖護院門跡

 ○ 花の天井 秋の特別拝観/平岡八幡宮
(~12/3)

 ○ 臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 禅林美術展 (~12/3)/相国寺承天閣美術館 

 
○ 大政奉還150周年記念 アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~/二条城 
 (~12/11)

○ 「天球院方丈障壁画」秋の特別公開 (~11/26)

 ○ 旧三井家下鴨別邸 特別公開
(~12/5) 

 ○秋の特別公開(~12/3)
/金戒光明寺

○夜間特別拝観(〜12/3)
/大覚寺

○夜間拝観(〜12/3)/清水寺

○秋のお食事付き特別拝観(〜12/3)/退蔵院 

○ 紅葉まつり(~12/3)
/梅小路公園