今年で何度目となるだろうか。また中標津空港に降り立った。
自分が物事にはまった時のパワーは計り知れないものがある。人並みに働き、人並み以上に宴席が多い多忙な東京での生活。土日はその疲れからゆっくりと休みたくなるのだが、それでも尚、道東に向かってしまう。奥さんは私の異常な道東に対する執念に諦めを通り越して畏敬を抱いている(笑)。羽田→中標津は、慣れたら東京から大阪に向かうより近い感覚になってくる。

全日空は安定の30分遅延。でも好きなエアラインだから良しとしよう!これから出会えるかもしれないイトウのことを考えたら気にならない。

さて、今回はかつての部下であったN君を連れてのチャレンジ釣行。中標津や別海町と出会ったのは、このNのお陰でもある。
釣行前日の金曜日の夜は美味と美酒を約束してくれる楽亭つかささんへ

道東にしては少しお値段が高めではあるが味は半端なく良い。お刺身は当たり前に素晴らしいし、ホタテのつかさシューマイは東京では味わえない代物。しかし今回は凄い逸品を見つけた。若鶏の半身揚げだ!
翌日は朝八時に師匠がマルエーに迎えに来てくれた。前日まで少しばかり雨が降ったとのことで
濁りが少ないB川に。

N君も湿原の泥濘に足を取られて楽しそうだ(笑)
下流に向かって下って行く。前回ほどは活性が高くないようで、師匠と僕にポツリポツリとアメマスが出る状態が1時間。
安心してください。スプーンに加えて、ラパラも絶好調。

スプーンに追ってはくるのだが鼻先を使うみたいな感じではフックアップしない。仕方がないので、いつものアレ。ラパラの登場でフックアップに持ち込む。と言うか、師匠のようにスプーンを変幻自在に操れないのだ(笑)
しかし、良くみると流木やシェードの中に60~70センチぐらいの大きいのが沢山いる!しかしながら、いつもよりナーバスなコンディションのようで我々の影や足音で向こうから先に蜘蛛の子を散らすように逃げてしまう。
5キロ位歩いたろうか、「この先で本流にぶつかるよ。 コンディション変わるかも!」と師匠。
本流到着!確かにビッグサイズのアメマスが走り回っている。高まる鼓動が先行するがなぜか獲ることができない。
師匠の計らいでNと僕は師匠を上流に残して下流に大幅に下ることにした。1キロぐらいの差をつけただろうか。そこそこのアメマスがポツリポツリと獲れるのみ。

しかし道東のアメマスは間近で見ると美しい。
ずっと眺めていたくなる。

Nは試行錯誤するもキャストがままならずボウズが続いている。頑張れ!!スタートが遅かったのもあるだろうか時計は二時を過ぎている。
???、???
師匠が居ない。上流で別れて、ざっくり1時間以上は経っている。まもなく日が傾く時合に入る。先行するNを熊避け笛で呼び戻し、来た道を急いで戻る。百戦錬磨の師匠が熊にヤラレル可能性は低い。しかもこの寒さだとこのあたりのヒグマは知床の山奥に向かっているはずだ。まさか転んで負傷などしていたら大変なことだ!と様々な妄想が頭をよぎる。30分ぐらい戻っただろうか、そこにはいつもの師匠がニコニコ顔で竿を振っている。
「どうしたんすか?」
「いやぁやべえよ 見てよこれ ここで5本もイトウ釣れたよ しかもビックサイズのアメマスも!」
師匠が生きていて安堵する。そして20分後。
ワタクシのラパラジョイントヘッドにも
60センチ弱のイトウがバイト!小ぶりだけれど明らかにトルクが違う。

一日目は無事終了した