やはり皐月賞からのステップで臨むのがダービー出走の王道といえるのではないでしょうか。ダービーは皐月賞の上がり3ハロンを最速だった馬から狙う、という方法もありました。今年でいうと、エコロヴァルツとレガレイラの33秒9が最速の上がりということになります。しかし、エコロヴァルツは17頭立てのしんがりから追い込んだもので勝馬から0.7秒遅い4馬身1/4差の7着、レガレイラも後方から追い込んで勝馬から0.5秒遅い2馬身3/4差の6着では、いくら直線の長い東京競馬場とはいえ届くかどうか。ましてや皐月賞よりも400m長くなるので牝馬のレガレイラにはきつくなるように思われます。
 とはいえ、鞍上のルメール騎手は魅力です。北村宏司騎手からの乗り替わりになりますが、オークスでチェルヴィニアを勝利に導いていますが、そのときもムルザバエフ騎手からの乗り替わりでしたし、前々走のホープフルSをルメール騎手で勝利していますので、乗り替わりは、問題ないように思います。不安点とすれば、先にも記述しましたように、距離が2400mに延長されるので、牡馬とのスタミナの点が最大の問題点でしょう。さらに外枠にでもなれば距離ロスも影響されてきます。名手ルメール騎手がいかにロスなく乗れるか、最後の切れ味を発揮できるかがポイントだと思います。

 ジャスティンミラノは、3戦3勝、うち東京競馬場で2勝しているように、現3歳世代ではまちがいなくトップ級でありダービーの有力候補といえると思います。皐月賞で記録した1分57秒1というレコードでの勝利は、古馬とも十分に競える逸材だといえるでしょう。コース実績もある、スピードもある、順風満帆でダービーに臨むのでは、頂点にもっとも近い馬といっても過言ではないでしょう。あえて不安点といえば、皐月賞でのレコード勝ちが逆に疲労を残してしまい、2400mでは息切れてしまわないか。また、皐月賞での皐月賞での上がり3ハロン34秒7は、ゴール前で止まってしまい、コスモキュランダの猛追を受けたもののかろうじて首差しのいだものでした。あと400mの距離延長は吉になるようには思われません。距離と切れ味に不安点を思います。

 シックスペンスは、中山競馬場で3走して3連勝でダービーに出走してきます。鞍上はリーディングトップの川田将雅騎手ですので、騎手力が魅力です。しかし、不安点は、前走はルメール騎手が乗っていたが、ルメール騎手は今回レガレイラを選択している、レース距離が前走のスプリングSが最長の1800mまでしか経験していないこと、また走破タイムもそれほど良いタイムとはいえないこと、左回りおよび東京競馬場が初めてのコースになること、などが不安材料となります。

 今回の登録馬で、前走にモレイラ騎手が3頭に騎乗していました。皐月賞2着のコスモキュランダ、NHKマイル4着のゴンバデガーブース、そしてプリンシプルS1着のダノンエアズロック。コスモキュランダはデムーロ騎手が騎乗予定になっていますので、どちらの馬に騎乗するのか、短期免許期間中の実績ですが、3着までの複勝率が53.9%と、1位の川田将雅騎手63.2%、2位のルメール騎手58.4%に次ぐ高い複勝率になっています。名手モレイラ騎手はどの馬に騎乗するのか注目点です。

  
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