私はあんまり
自分から連絡しないのです。
私自身がこんなんでも
かなりのコミュ障だから。
離婚に至った経緯は
すごく私を人間不信にして
人と深く付き合うことに自信がない。
さらにがんになり
ウロストミーになり
人と深く付き合えなくなった。
だから適度にしか付き合えない。
昔からの友人は
向こうから連絡をくれるなら
きちんと応えるのだけど
前の私ではないし
昔のようには付き合えなくなった。
ある意味ずるいのです。
相手からの連絡待ちの私。
来るもの拒まず。
去る者追わず。
今日、
昔からの友人が
春に亡くなったことを知りました。
彼は数年前に
肝不全で救急搬送され
なんとか一命を取り留めたものの
5年生存率は50%以下と言われて
何度も何度も緊急入院になり
肝性脳症になってからは
記憶障害を発症し、
少し連絡が疎遠になってました。
連絡をくれた話は
前にブログに書いたことがあります。
その後、記憶障害で連絡がなくなり
少し経ってから
お互い良くなってから会おう
そう言ってたのに。
再々発して
自分のことばかり忙しくて
相変わらず自分から連絡しなかった。
それでも彼からは
たまにくるメッセージで
もう、また入院っすよ…
また救急外来っすよ…
な話が多くて
うちらはマイ病院から
(彼は私とは病院が違いますが)
離れられないねとお互い笑ってた。
彼はLINEをしない代わりに
SNSでいろんな人とやりとりしてた。
私はそのSNSは滅多に使わないから
細かな彼の日常は知らなかった。
寒い頃に連絡があってから
しばらくまた連絡がなくなって。
彼は私と違ってがんじゃないし
私より若いから
社会復帰しつつあるのかな…
落ち着いたら連絡しようと思いつつ
また彼からそのうちに連絡くるよね
なんて思ってた。
先月末くらいから急に
彼のことが気になって気になって。
そして私は
彼のSNSを見ました。
最後にアップデートされた投稿は
彼らしい投稿でした。
その記事にいくつかコメントがあり
彼がその記事を書いた夜遅く
内臓の静脈瘤破裂で亡くなったと
書き込みがされていました。
やっぱり、という想いと
なんで彼がという想いと。
まだ若いのに。
私と違ってがんじゃないって
いつも言ってたじゃん。
だからまた復活するのだと
仕事も休職してたじゃん。
私には弟はいないけど
仲良かった時代には
ほんとに家族みたいに感じてた。
仕事中に打ち合わせと称して
毎日抜け出して2人でお茶してサボり
ゴールデンマウンテン会を作り
毎週仕事休みの前日は
夜中からスタートする飲み会を企画して
彼と私の幹事で取り仕切ってた。
仕事でも仕事外でも仲良しだった。
なんでこんなに気が合うの？ってくらい。
サラリーマン時代が楽しかったのは
彼がいつもいてくれたから。
結婚して
エイリアンが生まれ
離婚するくらいから疎遠になったけど
それでもたまの連絡はしてくれたのに。
いつも彼からそのうち連絡がくる。
がんじゃないからって
彼の病気を軽く考えてた。
私は最低だ。
彼の最後の投稿。
それからの過去投稿を追うと
いかに彼の闘病生活が大変で
年明けから過酷な生活をしていたのか
どんどん明らかになって
私は涙が止まらなくなった。
でもね、
やっぱり彼は私が
家族みたいだと感じた人だった。
辛い闘病生活でも
いつも美味しいものを追いかけて
それを投稿しているのを見て
まるで私みたいだと。
そして亡くなる日まで
やっぱりスイーツ載せてたなんて。
Hくん。
気づいてあげられなくてごめん。
最低な私を許してくれる？
次に会えるときは
お酒持っていくから
一緒に飲もう。